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ほの研ブログ - 最新エントリー

自生園那谷寺見学記

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 旅行記
執筆 : 
TadenumaY 2011-10-30 10:00
先般、大武先生が石川県へ学会の出張で行かれた際に、介護施設とその経営母体のお寺を訪問されました。 その見学記を書いて頂きましたので、ここに掲載致します。 ご覧ください。 ほの研・広報G

平成23年10月15日、第78回ヒューマンインタフェース学会研究会の翌日、JAISTの杉原先生の先導のもと、招待講演者のRachel Jones氏、Carys Banksをはじめ、研究会参加者有志で、社会福祉法人自生園と、高野山真言宗別格本山那谷寺を訪れました。自生園は、那谷寺が設立母体となっています。

自生園は、養護(盲)老人ホーム、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)を中心に、短期入所生活介護事業所、通所介護事業所、訪問入浴介護事業所、居宅介護支援事業所で構成されています。特別養護老人ホーム 施設長の今井要様に、施設全体をご案内いただきました。しっかりした理念のもと、すべてのところに意識と工夫が行き届いていることが分かり、深い感銘を受けました。

養護(盲)老人ホームは、目が見えない人が歩きやすいよう、廊下は中央が白両端が赤になっています。廊下には手すりがついていて、部屋の入り口には、住人が触って識別できるよう、目印となる人形などがついています。


養護(盲)老人ホーム見学の様子、右手前が今井施設長

どこを歩いていて全くにおいがしなかったのは、廊下から各部屋に向かって空気が流れるようになっていたり、汚れたものは空気に触れないようにして、においが部屋に拡散し、じゅうたんやカーテンに残らないよう、常に気をつけているからだそうです。よい施設かどうかの一つのバロメータは、においがするかどうかだと一般に言われています。

食事はお盆を時計に見立てた時の時計の針の位置に沿って、5の場所に味噌汁、6の場所に箸、7の場所にご飯、と場所を説明し、食材の産地などを詳しく説明するそうです。一月に一回は、職員も目隠しして食事を取り、目が見えない人にとっての食事を体験しているということでした。食堂の奥には仏壇があり、一月に一回、過去の利用者にお経を上げ、現在の利用者に講話をする会が開かれます。


食堂の奥の仏壇

目が見えない人は運動不足になりがちなので、季節の花が咲く庭があり、花の香りを頼りに、手すりに沿って散歩できます。目が見えるうちに88箇所巡りしておけばよかったとの利用者の声を反映し、88箇所を模した石仏をお参りできるようになっています。


88箇所巡りができる庭

那谷寺は、海底噴火の跡と伝えられる奇岩霊石、奇岩遊仙境で有名です。岩の急階段を登り、いくつかの鳥居をくぐってお稲荷さんをお参りしました。楓月橋を渡り、正面にある展望台と鎮守堂から、うっすらと色づく紅葉に囲まれた奇岩遊仙境を静かに楽しむことができました。中央には登ったばかりの階段が見えます。


お稲荷さんを目指し急な石段を登る



楓月橋を渡る



展望台から望む奇岩遊仙境

便利グッズ

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-10-23 10:10
8月のお盆になると、毎年檀家になっているお寺のお坊さんがお経をあげに来て下さいますが、今年は珍しい携帯用の木魚とリンを携えて来て下さいました。なるほど我が家の仏壇には「リン」 は有っても木魚は有りません。28〜9年前からそれで過ごして参りましたが、お坊さんとしては物足りなく感じていたのかも知れません。携帯用のそれで “ポクポク、チ〜ン”と鳴らしていると、子供がでんでん太鼓で遊んでいる様で、とても可笑しかったです。ちなみに木魚を置いている家はどの位有りますか?とお尋ねしたら、今はほとんど無いと言う事でした。家も仏壇もコンパクトになっている昨今、個人ではお経もあげないのに、場所を取る木魚は無用の長物と言えるのでしょうか?

    9月 社協共想法参加者 市民研究員 Y.S.さん


お坊さんの便利グッズ

*コメント: 同参加者 市民研究員 Y.T.さん
何でも携帯の時代ですね。私は、お墓で読経の際に見かけましたが、最初は
ビックリしたり、“熱心だなあ”と感じたりしました。 しかし、やはり青空の下でも“ポクポク、チ〜ン” が出来るのはありがたいものです。

猿の腰掛

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-10-23 10:00
増尾駅前の桜の古木に「猿の腰掛」を見つけ、思わずパチリ。 見るのは初めてである。 幹に半円で棚状に突出している。 年を経たものは、30〜40センチになるというから、本当に腰かけることができるのだろうか。 それにしても「猿の腰掛」とは、うまく名づけたものである。 霧深い山中で、巨木の幹に生えている姿は、確かに猿も腰かける?そんな感じで、何ともユーモラス。

    9月 社協共想法参加者 Y.T.さん記


増尾駅前の「猿の腰掛」

*コメント: 同参加者 市民研究員 Y.S.さん
古い木の根元に生え、生えた桜の木は弱っていました。煎じて飲むとガンの抑制効果があると言われていますが、余り飲む気になれません。大きいのは観賞用になるかも知れませんが、硬くてどの様に木から外すのでしょうか?

社協出前共想法

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今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-10-16 10:30
去る9月末の夕刻、柏市社会福祉協議会の会議室にて、職員の方々と、ほの研メンバーが加わり、見学の方々の参加も頂き「ふれあい共想法」を体験して頂くことができました。写真選びも話題性に富み、終始笑いに満ち、大変盛り上がった共想法のトライアルとなりました。 今後は、同協議会のご助力により共想法の普及が望めれば幸いです。
当日ご参加して頂いた方々の話題、3点を掲載致します。
 ほのぼの研究所 広報G


社協 出前共想法 実施の様子

マジック

カテゴリ : 
今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-10-16 10:20
普段お願いばかりしているボランティアさんへのせめてもの恩返しとして、15年前に始めたマジック!だんだん本気になってきて、写真のように人が浮いてしまうマジックも!今は活動を休止していますが、退職の頃を見計らって、復活という気分になっています・・・?
       社協共想法参加者 Y.Y.さん記


封印したマジック

*コメント: 同参加者 F.T.さん
意外な一面。仕事の時よりいきいきしてるぅ〜?
今度披露してもらいましょう。

グリーンカーテン

カテゴリ : 
今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-10-16 10:10
職場の節電対策で植えた「ひょうたん」。真夏のグリーンカーテンの役目を終え、小粒の実がなりました。ひそかな楽しみは、このひょうたんで小物を作ること♪色々調べたところ、意外と面倒くさい?でも、せっかく実ったので、唐辛子入れにでもどうかしら・・・と想いは募っています。
      社協共想法 参加者 M.T.さん記


ひそかな楽しみ

*コメント: 同参加者 Y.Y.さん
想いは募っているようですが・・・いつ小物はできるのぉ〜(笑)。唐辛子入れ楽しみにしてま〜す。

食の楽しみ

カテゴリ : 
今日の共想法 » 一分共想法
執筆 : 
TadenumaY 2011-10-16 10:00
"わたしの一日の最後は「食」。なにも食にこだわりがあるわけではなく、とにかくお腹を空かせて、家に帰って、夕食を口一杯に頬張るのが楽しみであり、一日の締めくくりなのです。高級なものじゃなくていい。ただただ素朴な料理で満足が得られます。ポイントは、ギリギリまで我慢してお腹を空かせること。体には良くないかもしれないけれど・・・食のありがたみとプチ幸せ気分が最高です。"
     社協共想法 参加者 F.T.さん記


一日の締めくくり

*コメント: 同参加者 M.T.さん
「食べるもの」というより「食べ方」にこだわってるのが新鮮。お腹が空いてると何でも美味しく、ありがたく食べれちゃうかもしれませんね。


 

既成概念を覆す技術と思考

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-10-9 10:00
excite教育のコンテンツ、知識とスキルを知るインタビュー「既成概念を覆す技術と思考」と題する動画に、大武先生が出演され、9月27日に公開されました。

ふれあい共想法の基礎となる考え方や会話を行っている時の脳の働きの他、柔軟な素材でできたゲルロボットのこと、アニメのドラえもんとのびたくんについて、人間とは何か、人災と天災について、危機に対して柔軟になるための方法、自分の考えの由来を疑うことの大切さなど、話題は多岐に亘っています。是非、ご覧下さい。

ほのぼの研究所 広報G

先般、横浜市で行われました『認知症ケア学会大会』に、参加された、現在研修コースに参加されている永田映子さんに、聴講記を書いて頂きましたので、写真とともに掲載致します。ご覧下さい。

2011年9月24日〜25日、横浜市みなとみらい地区パシフィコ横浜で開催された第12回認知症ケア学会大会に参加しましたので、ご報告いたします。2万人近い会員数の認知症ケア学会が開催する大会は会場の規模も大きく、昨年の神戸大会同様大勢の方が参加されていました。


認知症ケア学会が開かれた会場の夕景

今年度は回想法の野村豊子先生が座長をつとめられたシンポジウム「コミュニケーションとアクティビティーの可能性」に、大武先生がシンポジストとして参加されました。題名は「写真と会話で“想い”を“共”有する共想法」でした。回想法的な共想法、あるいは共想法形式の回想法が可能と伺い、これからの広がりが楽しみになりました。


大武先生の講演(回想法と共想法)

他には園芸療法の安川緑先生、アートセラピーの長坂剛夫先生、古地図語りの会の福島廣子先生と本間萌先生がさまざまな活動を報告されました。その底には活動を見守る先生方の暖かいまなざしが流れているように感じられました。またケアをする側が反対に慰めと喜びを手にしていると伺い、人と人との関わりの奥深さを教えていただきました。


シンポジウムのパネリスト

夕方ステンドグラスの映える会場を後にし、近くのレストランで食事をしていましたら隣の席では「共想法って初めて聞いたわ」と早速話題になっていました。
                         永田映子さん記
追記:
永田さんは、「高齢者が写真で表現することについての意義の考察ー震災のさなかに制作されたアルバム画像において語られたものー」について、ポスター発表されました。


ポスターの前で説明する永田さん(後ろ向き)

大武美保子先生記
新幹線新青森下車し、五能線に乗り換え「ストーブ列車」に乗りました。外は深い雪ですが、電車の中は、石炭のダルマストーブが真っ赤に燃えて、とても暖かく、車内ではスルメとお酒を売っていて、順番でスルメを焼き皆さんで分けて頂きました。 車内は満員で、外の寒さを忘れ楽しむ方たちでとても賑やかでした。 前から美しい日本海の景色を撮りたいと思っていて、鈍行を選んでの一人旅、とても寒かったのですが、夢が叶った旅でした。

    7月 Bコース継続共想法 参加者 M.A.さん記


ストーブ列車に乗って

*コメント:Y.T.さん
秋田・能代から青森・五所川原へ走るので「五能線」と言うのだそうですが、私も乗ったことがあります。車窓からの日本海へ沈む夕日が素晴らしかったのを記憶しています。 冬には、これがストーブ列車に変身とか。スルメを焼き、熱燗が飲め、外は銀世界、ロマンがありますねえ。いつもM.A.さんの写真とお話に感動しています。