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ほの研ブログ - 最新エントリー

ロボット研究員・ほのちゃん登場

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2012-1-8 10:10
昨年の12月13日に行われましたクリスマス講演会に、ロボット研究員が登場しました。
「名前は“ほの”といいます。みなさんは“ほのちゃん”って呼んでね。」目玉のくりっとした小さいロボットが、サンタクロースの装いで壇上の中央に座り、会場の皆さんに自己紹介をしました。

“ほのちゃん”の初仕事は、ゲストの瀬名秀明先生と大武美保子先生の対談の司会です。瀬名先生が話し始めると、先生の顔を見て大きくうなずきます。瀬名先生は、にこやかに“ほのちゃん”相手に話を進めます。大武先生が話し始めると先生の方を向いてうなずき、会場を見渡して体をゆすり両手を振って、「いいお話でしょう。」とパントマイムです。大武先生に向かって(お話は)「手短にお願いします。」に会場は大爆笑です。“ほのちゃん”だからこそ言えるセリフです。
ロボットを操作している3人の市民研究員は全くの黒子で、今日の主役は、ロボット研究員の“ほのちゃん”です。司会は大成功でした。
                    市民研究員 田口良江さん記


司会者をする“ほのちゃん”



ほのちゃんの裏方・市民研究員の田口さん、佐藤さん、長谷川さん



すましている“ほのちゃん”

解説:
ほのちゃんの機体は、京都のATR 知能ロボティクス研究所で開発され、柏のほのぼの研究所にやってきました。コミュニケーションロボットの研究開発用のプラットフォームRPC-S1(アールピーシー・エスワン)として、ヴイストン株式会社で販売されています。新学術領域研究「人ロボット共生学」における東京大学、ATR、ほのぼの研究所の共同研究の成果です。

介護に役立つ共想法、出版

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2012-1-1 10:10
共想法に関する世界初の書籍が出版されました。介護専門職のための総合情報誌「おはよう21」での連載をもとに、連載で書ききれなかったことを加えてまとめられたものです。
本書の特徴は、各地で開催された共想法において、実際に用いられた写真と話題が、全部で30件以上掲載されていることです。共想法を通じて繰り広げられるほのぼのとした会話の雰囲気を豊富な具体例から楽しむことができます。基礎的な考え方と共に、準備や実施手順と活用事例が述べられています。共想法の入門に最適の一冊です。

(もくじ)
<第1部 コミュニケーションを面白くするコツ>
第1章 日常会話のむずかしさ
第2章 聞くことと話すことのバランスをとる
第3章 聞く力をつける
第4章 話す力をつける
第5章 交流する場をつくる
<第2部 「むずかしい」を「面白い」に変える共想法>
第6章 共想法とは何か
第7章 共想法を準備し実施する
第8章 共想法を活用する

大武美保子.介護に役立つ共想法−認知症の予防と回復のための新しいコミュニケーション,中央法規出版,2012.

介護に役立つ共想法Facebookページに、関連情報があります。
また、オンライン書店Amazonから購入できます。


書籍「介護に役立つ共想法」の表紙

新年のご挨拶2012

カテゴリ : 
ほの研日誌 » お知らせ
執筆 : 
TadenumaY 2012-1-1 10:00
あけましておめでとうございます。旧年は、国内外で歴史的な災害、事件が起こった一年でした。大自然に対する人間の存在の小ささと、人のつながりの大切さを再認識する契機となりました。写真を用いた会話で、日常の中でのささやかな発見と、人と人との相互交流を促し、認知機能の維持向上を目指す共想法は、時代の要請に応えることが益々求められるようになったと言えるでしょう。

共想法の基本は人づくりであることから、ほのぼの研究所では、2011年度、人材育成を実施研究の中心に据え、研修コース、継続コース、入門コースを順次開始しました。出前講座、介護施設における共想法も、引き続き行っています。長崎県の病院、埼玉県のNPO、茨城県の介護施設と、全国各地における共想法の実施研究が本格的に始まりました。これらの実施研究を支援し、ネットワークする新たな仕組みづくりを行っています。一連の活動を通じて得られた知見をまとめた共想法に関する世界初の書籍「介護に役立つ共想法−認知症の予防と回復のための新しいコミュニケーション」が出版されました。発行日は本日、2012年1月1日です。これまで共想法にご参加、ご支援、ご指導頂いてきたすべての方々に感謝申し上げます。

本年は、ほのぼの研究所設立5周年に向けて、一連の活動を支える組織基盤を充実して参ります。特に、これまで実践してきた、「高齢者が、老後の時間を趣味など自分のためだけに使うのでなく、周囲を楽しませながら共に認知症予防活動を行うことを通じてしなやかに社会貢献する、新しいライフスタイル」の情報発信と、この考え方に基づいて活動をする人の輪を広げます。これまで出会い、また今年も新たに出会うであろう多彩で魅力的な方々と共に、本年も活動していくことを、心より楽しみにしています。

2012年元旦
NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長
東京大学准教授 大武美保子



安芸の宮島 弥山山頂の鹿
私が住んでいる吉川市の南口にある金のナマズ像です。夜の方が黄金色がはっきり映るかと思い撮ってみました。人間国法の室瀬和美制作、京都の金閣寺や鎧、兜と同じ古くからの伝統的な技で塗られています。その昔は農業、稲作が盛んで用水路や小川が多く、ナマズが沢山捕れたそうですが現在は養殖がほとんどです。天ぷら、たたきが名物です。

  継続コース参加者 N.S.さん記<クリスマス展覧会にて展示>



黄金色のナマズのモニュメント

*コメント:市民研究員 Y.T.さん
ナマズが地中にいて地震を起こすとの俗説がありますが、金色のナマズは縁起が良いのでしょう。吉川市のみならず、我々の生活をも守ってくれそうです。わざわざ夜に出かけて、撮影して頂き、まさに共想法の鑑です。

ある日の昼食

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
TadenumaY 2011-12-18 10:30
女房が5月6日春日部中央総合病院で心臓弁膜症の手術をし、16日に退院して1週間後の昼食に退院後初めて作ってくれた昼食です。私は男5人の三男坊で、現在まで自分で料理を作ることは皆無で、外食をするか、お弁当を買って来るかのどちらかで済ませていました。この料理を食べながら、之からも、この人を大切にしなければと心に誓った次第です。
    きらり共想法 参加者 N.O.さん記


ある日の昼食

*コメント:市民研究員 Y.T.さん
ホロリとさせられました。 と同時に、今の若い人たちのように夫も食事が作れるようにならねばと、高齢になった今、考えさせられました。

自家用健康酢

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
TadenumaY 2011-12-11 10:00
6年前脳疾患で倒れ健康体を自負していた猪突猛進的な生活を改め、先ず食生活に取り組み栄養管理は当然の事、調味料の工夫をとあれこれ試し今一番納得のいく健康酢を自己流に作り満足している。5L瓶を毎年梅の時期に5本作る。1年で4本は使うが残りは繰り越し。料理の隠し味、ドレッシングに葡萄種オイルと混合、酢の物は蜂蜜とゴマを混合、オンザロックで飲用する。
    入門コース参加者 N.I.さん 記


自家用健康酢

*コメント:市民研究員 Y.T.さん
共想法も、テーマが「健康・食べ物」になると、話す方も聞く方も、健康維持法の公開に、俄然、真剣みを帯びてきます。 この黒酢と蜂蜜のコラボは、美味しそうな感じがしました。 
平成23年11月17日(米国東海岸時間)、2011年度国際回想法とライフレヴュー学会の開会式を、許可を得て、各地の共想法実施研究拠点に同時中継することができましたので報告します(大武美保子 報告)。

国際回想法とライフレヴュー学会は、2年に一回開催され、今年で9回目となります。2011年は、11月17日夕方から18日にかけて、米国東海岸マサチューセッツ州ボストンにて開催されました。この国際会議の特色は、研究者(researcher)と実践者(practitioner)が一同に介し、相互に意見交換する点にあります。私は、2009年に初参加し、今回2回目の参加となりました。

開会式は、The Heart of Grievingという喪失経験からの立ち直りを支援するサービスを運営しているソーシャルワーカーのJennifer Wortham氏による基調講演から始まりました。サービスは、個人相談、ワークショップ、グループワークやセミナーで構成されます。特に、The Art of Grievingワークショップでは、過去の人生を批判的に検討するライフレヴューの他、コラージュや絵画、仮面を作るといった創造活動を行います。


Jennifer Wortham氏による基調講演

この間、共想法実施研究拠点とグループビデオ通話により中継しました。具体的には、千葉県柏市のほのぼの研究所、長崎県時津町の長崎北病院、埼玉県宮代町のNPO法人きらりびとみやしろ、茨城県真壁町の介護老人保健施設マカベシルバートピアの4拠点と接続しました。


グループビデオ通話により基調講演を聞く

基調講演の後の休憩時間には、会議の運営に当たったDonna Sisloさんと挨拶を交わし、その様子を撮影しました。


千葉県柏市から見た、ボストンのDonnaさんと大武、他拠点メンバー

日本とボストンとで、14時間の時差があり、ボストンで17日夕方18時からの基調講演は、日本で18日朝8時です。懇親会が始まる現地20時30分(朝10時30分)頃まで、病院や介護施設、NPOのメンバーは業務の合間を縫っての参加となりました。参加メンバーの感想の一部をご紹介します。

−電波の状態で、繋がったり消えたりでしたが、地球の裏側からでもこの様な鮮明な映像が見られる事に驚きでした。ボストン、長崎、埼玉、茨城、千葉…パソコンも頑張りました。柏に居ながらボストンの国際学会の様子が見られるなんて、まったく驚きです。パソコンをやっていて良かった〜♪とつくづく思う一日でした。(ほのぼの研究所市民研究員 佐藤由紀子さん)。

−ネットを介して海外との通信をしたのは、初めての経験でした。とても新鮮でした。勤務中だったため、参加できたり出来なかったりでしたが、みなさん全員と顔を合わせることができよかったです。久しぶりに世界の風を感じ、身が引き締まる思いでした(長崎北病院臨床心理士 土井悠希江さん、作業療法士 小僕了劼気鵝法

新鮮な鯛

カテゴリ : 
今日の共想法 » 笑い・失敗談
執筆 : 
TadenumaY 2011-11-27 10:30
先日、近所の人から「これを刺身にして」と、新鮮な鯛をいただきました。
魚を捌くことは苦手で途中で断念。結局、無様な姿になった鯛の切り身を塩焼きにしました。そのとき、ふと九十四歳で他界した母のことを思い出しました。刺身だってお手の物で、家事は何でもこなしていました。九十歳になるまで呆けずに元気でした。 もっと母からいろいろと教わっていたら良かったなと残念ですが、老いても溌剌としていた母の姿は、私の人生のモデルです。
     入門コース 参加者 I.M.さん記


刺身に下ろしたい鯛

*コメント:同参加者 Y.T.さん記
素晴らしく新鮮な鯛ですね。 刺身にして、日本酒を飲みたいところです。しかし、出刃包丁で三枚に下ろすのは大変な作業です。私の母も魚を三枚に下ろすのは、いとも簡単にしていましたが・・・。 しかし、ここは、怪我でもしたら大変です。やはり、焼き魚にして美味しく頂くのが正解です。

吊るし雛

カテゴリ : 
今日の共想法 » ふるさと・旅行・近場の名所
執筆 : 
TadenumaY 2011-11-20 10:30
これは、我孫子市にある「旧村川別荘」で毎年2月中旬から3月にかけて行われる「雛の祭り」というイベントの写真です。七段飾りのひな人形と数多くの吊るし雛、置き雛が飾られ、多くの来荘者を迎えています。

私はこの旧村川別荘の市民ガイドの一人として毎月数回ここに通っていますが、この時期は別荘が華やかに生き返った気がします。残念ながら現在、別荘は閉館しています。長い間風雨にさらされ傷みがひどくなり、来年2月まで修復工事に入りました。修復が済み、再び開館しましたら、是非見学にいらしてください.市民ガイドが皆さんをお迎えします。
      
11月 「いきいきひと声会」への出前講座での
         一分共想法参加者 市民研究員 S.K.さん記


吊るし雛と置き雛

*コメント:出前講座 参加者 Y.T.さん
我孫子は文化遺産の多くある歴史の町としていつも感心しております。保存も大変でしょうが、市民ガイドの活躍の場があってうらやましい限りです。この写真も、色鮮やかで心の温かくなるショットでした。

ここはどこ?

カテゴリ : 
今日の共想法 » 笑い・失敗談
執筆 : 
TadenumaY 2011-11-13 18:00
仕事帰りでの出来事を報告させていただきます。
筑波山の北にある職場を出てから30分後、お見舞いのため自宅近くにあるつくば市内の病院に立ち寄りました。ほっとして帰路につき5分ほど運転し自宅に到着、と思ったのですが、目の前に広がるのは雑草の空き地。
そこは3年ほど前に住んでいた家が、その後更地になっていたのでした。天然(ぼけ)なのでという言い訳が通用するのかしないのか、御判断にお任せいたします。

        研修コース参加者 E.N.さん記


ここはどこ?!

*コメント:M.O.さん
間違えて昔住んでいた家に帰ってしまったのは、昼間、熱心に仕事をされたためと思います。雑草の生えた空き地を前に、はっと我に返る様子が目に浮かびます。