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ほの研ブログ - TasakiTさんのエントリ

認知症予防無料講習会 実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TasakiT 2018-11-18 8:00
 2018年11月6日(火)13:30より、柏市介護予防センターほのぼのプラザますお まなび館において「よりよく生きるために、もっとよく識る」と題した認知症予防無料講習会を開催しました。これは、「認知機能」そのもの、また自身の認知機能について、より深く理解した上で、認知症予防に取り組むことがより効果的であろうと考え、企画したものです。
 周知期間は約1か月と短いものでしたが、近隣の関連団体や福祉関係者向けの積極的告知が奏功し、当日正午過ぎからの突然の荒天にもかかわらず、関係者含めて70歳代を中心とした多世代、計34名が参集しました。
 ただ「聴いて帰る」というのではなく、参加者それぞれが自身の立場で得た知見を共有し、高めていくという、「参加型」の講習会にしたいと、参加者には予め指定した席次の4グル―プに分けて着席していただき、動線やレイアウト等も工夫もしました。

 まず、大武所長からの主催者開会挨拶に続き、講師の榎本哲先生が所属する、株式会社のトータルブレインケアの河越社長からもご挨拶をいただき、早速講話に入りました。
 3部構成の第1部は、つむぐびとプロジェクト代表・トータルブレインケア認知機能見える化研究所顧問の榎本哲先生の、「認知機能の見える化で何がわかるの?」。資料「認知機能って知っていますか?」をもとに、まずは、計画力、記憶力、注意力、見当識、空間認識力という5つの認知機能が、日々の暮らしにどのように関係しているかという説明がありました。


榎本哲先生の「認知機能の見える化で、何がわかるの?」の講話スタート


 その後、各グループに1台ずつ設置したタブレット・パソコンを使用してゲーム感覚で認知機能の程度を知る「脳活バランサー・CogEvo」体験演習に入りました。他のメンバーも賑やかに応援?しながら、数名が挑戦し、「注意分割機能」「エピソード(体験)記憶」「計画力」の3機能のゲーム結果について、年齢に照らして高めの得点-(特級)のレベルが画面表示されると、歓声や笑い声が挙がり、グループ全体が盛り上がりました。


初めはおそるおそるだった認知機能チェック演習が、間もなくエスカレート?!


 演習終了後は、5つの認知機能を低下させないための、生活のなかでのトレーニング方法や工夫についての丁寧な説明で、講話が締め括られました。
 
 10分間の休憩を挟んでの第2部は、大武所長の「認知症予防の最前線と『共想法』」と題する講話でした。『共想法』が、前の時間に演習で体験した、「注意分割機能」「エピソード(体験)記憶」「計画力」の3機能を活用する行動をすることで、長年の機能の使い方の偏りが引き金となるタイプの認知症を予防することを目指していると述べました。『共想法』の各プロセスにおける「話す」「見る」「聴く」「考える」の具体的行動が第1部の演習でもチェックに挑戦した3機能のうち、具体的にどれを鍛えるのに結びついているのかを定義づけて説明しました。

 引き続いて第3部は、参加者全員の自己紹介から始まりました。その後、グループごとに、講習や演習を受けての感想、日頃の認知症予防への意識などについて、話し合いました。グループ全体で演習を楽しく体験したこともあったからでしょうか、なごやかな雰囲気での意見交換となり、最後に各グループの代表がまとめを発表しました。認知機能を見ることができた演習の楽しさや、体験者からの共想法参加の充実感等を評価する声が多く挙がったのが印象的でした。


講評を聴く参加者


 最後にアンケートの記入のお願いと共想法やクリスマス講演会へ参加へのご案内をして、定刻の16時15分に終了致しました。

 事後のアンケートでは、「認知機能」「認知症予防の取り組み方」についてよく理解していただいた模様で、講習会全体に対しても、堅苦しくなく、新しい情報や知見が得られ、さらに『共想法』への理解が深まったとする嬉しいお声を多くいただきました。また、いつも接している高齢者の方々とは違う、とても活動的で若々しい方々との出会いで元気をもらえたという感想もあり、安堵いたしました。

 最後になりましたが、この講習会の企画立案のために、数カ月も前から重ねて打ち合わせにご協力を賜りました講師の榎本先生とその関係者の皆様に、心より感謝を申し上げるとともに、ご参加の皆様にも心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 市民研究員 鈴木 晃

ちりめん細工

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今日の共想法 » 好きなものごと
執筆 : 
TasakiT 2018-11-4 8:00
 細かい手仕事をしていると、肩が凝ってストレスになるのではないかといわれますが、母の着物を活用できないかと始めたちりめん細工を作るのが好きです。市民会館の観月会の室礼(しつらい)として作った、十五夜に合わせて着物を着せたように柄物生地を用いたうさぎに、桔梗の花も添えてみました。うさぎの目は難しそうに思われますが、手作りすることもありますが、今回は市販のものを使いました。
 時間があまりなくて、思うように作ることはできませんが、ラジオを聴きながら、針を動かしている時が一番幸せです。

継続コース参加者Y.M.さん



ちりめん細工のうさぎと桔梗

コメント 市民研究員T.T.さん
 ラジオを聴きながら素敵な時間を過ごしていらっしゃいますね。私も母がチクチクいろんなものに刺しゅうをしてくれたのを思い出しました。好きなことができる至福の時間を持てるのはとても幸せ。その上こんなにかわいい表情のウサギ!優しい桔梗に癒されました。

紙袋のクリスマスツリー

カテゴリ : 
今日の共想法 » 街歩き
執筆 : 
TasakiT 2018-2-11 8:00
 いよいよクリスマスも近くなった繁華街は、様々なツリーが溢れていました。中でも老舗百貨店で出会ったこのクリスマスツリーは、大小の紙袋で飾りつけられていて、一段と目を惹きました。婦人服売り場に飾ってあったものですが、ディスプレーデザイナーの小粋なセンスを感じました。伝統的なツリーも雰囲気があってすてきですが、工夫次第では自分だけのオリジナルな飾り方ができるのだなと思いました。

日本橋街歩き共想法参加者 E.N.さん

 

紙袋のクリスマスツリー
 
コメント:市民研究員 T.T.さん
 紙袋・・。いろんなものでツリーを作ってきましたが、紙袋を素材にすることを考えたことがなかったです。が、とても素敵です。ボリュームもありいいです!写真を撮ろうと目を輝かせて街を歩くと発見だらけですね。頭も目にもいい栄養だなぁと感じました。

陶枕

カテゴリ : 
今日の共想法 » 暑さ対策
執筆 : 
TasakiT 2017-9-10 8:00
 この陶器製の枕は、大分前に人から貰ったもので、模様から推察するに、多分中国製ではないかと思われます。
 専ら昼寝用に使っています。食事を済ませて畳の上で30分ほど仮眠します。昼寝はあまり長くない方が良いといわれていますので。慣れると時間が来ると自然に目が覚めます。畳の上で大の字になって寝るのはなかなか快適で、陶器の性質上冷たく感じますので、窓を開けて風を入れれば、暑さ対策満点です。

市民研究員 H.Y.さん



冷感が心地よい陶枕

コメント:市民研究員T.T.さん
 初めて見ました!寝てみたい・・固そう?でも使ってみたいです。陶器だから冷たいんだぁ。。。と、いつも知らないことを知ることができる共想法は楽しい時間です。現物をお持ちだなんて本当にビックリです。しかも今もお使いなんて、さらに驚きが倍増、感動しました!

音で涼しさを

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今日の共想法 » 暑さ対策
執筆 : 
TasakiT 2017-9-3 8:00
 梅雨空が続いた頃、しまってあったガラス製の風鈴を居間の前の軒に吊るしました。ガラスの面には、朝顔の花と葉が描かれています。風鈴の背景に庭のアジサイの花が写りました。時折風に吹かれて風鈴がリーンとなります。気持ちのよい音色を聴くと涼しさを感じます。
 ところで、後日談になりますが、今年の夏は梅雨明け前から猛暑が続きました。そうなると、か細い風鈴の音ではさすがに涼を感じることができず、締め切ってクーラーのお世話になり、この風鈴の役目はしばらくお休みでした。

市民研究員T.Y.さん



音で、そして見た目にも涼しさを演出してくれる風鈴

コメント:市民研究員T.T.さん
 なんとも見ているだけでまさに夏を感じ、風を感じ、音も想像してしまいますね。本当に暑すぎた今年の夏には、この風鈴さんはお役が足りなかった?いえいえ、見ているだけで涼しくなりましたよ。やっぱり風鈴がほしくなりました。 

歩行車

カテゴリ : 
今日の共想法 » 今年の抱負
執筆 : 
TasakiT 2017-4-30 8:00
 足腰に少し不自由が生じたため、要支援の認定を受け、レンタルの歩行車を使うようになりました。なかなか優れものです。
 昨年暮に入院したときの医師のアドバイスもあり、長年親しんだ車の運転を思い切って断念、運転経歴証明書の交付を受けました。買い物、通院、金銭管理やお役所申請、また趣味等のために自由に移動できないのはまことに不便ですが、なるべく人さまのお世話にならないよう、健康生活を心がけることが大切だと思います。毎日20〜30分これを使って歩行練習を兼ねて近場は歩き、遠距離はタクシーや公共交通機関を利用することにしました。

継続コース参加者 Y.H.さん




今後アシストしてくれる、愛用の歩行車

コメント:市民研究員T.T.さん
 車を手放す決断には大変な勇気が要ったことと思われます。今まで便利に当たり前のように足となってくれたYさんの車にも、大変ご苦労様でしたと、一言お礼を言いたいです。これからも、歩行車を使えば、お元気にご自分の行きたい狭い道でも歩いて進めますね。あちこちでお会いしましょう。楽しみです。

穏やかに

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今日の共想法 » 今年の抱負
執筆 : 
TasakiT 2017-4-9 8:00
 昨年の敬老の日に、私たち夫婦宛てお祝いにいただいた二つ折りのカードです。開くと帆船が浮き上がってきます。細部まで非常に精巧に、美しく作られていて、大変感心しました。同時に、大海原に漕ぎ出したい思いにも駆られました。
 この船の航行のように、今年もゆったりと穏やかに、日々を過ごせるように心がけたいと思います。

継続コース参加者 Y.H.さん



大海原での航行をイメージさせた帆船のカード

コメント:市民研究員T.T.さん
 これは、カードなのですね。とても素敵な帆船です。折りたたまるとはなんて細かいつくりなのでしょう。手に取ってじっくり見せていただきたいものです。いつも穏やかなYさん、きっとステキな日々を過ごされていらっしゃることでしょう。私も心がけたいと思います。

柏の葉公園街歩き共想法

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TasakiT 2016-12-11 8:00
 今年最後の小春日和になった2016年11月22日(火)、柏の葉公園にて、街歩き共想法を実施しました。これは街歩き共想法の実施人材養成も兼ねたもので、街歩き共想法実践コース、継続コースの参加者、一般企業の方、市民研究員、千葉大学大学院生、20〜90歳代まで、合わせて19名が参集しました。
 千葉県立柏の葉公園は、1999年に開園しました。芝生広場、多種類の樹木林、花壇などで、四季折々の自然を楽しめるほか、日本庭園、総合競技場や、コミュニティ体育館、野球場、庭球場などのスポーツ施設も備えた、45haの、多世代が楽しめる広大な憩いの場所です。

街歩き前の大武先生の挨拶と講話

 柏の葉公園街歩き共想法は、公園センター事務所2階の会議室で、大武先生の、動画資料を用いた共想法、街歩き共想法による認知症予防の仕組みの解説と、その実践についての講話から始まりました。その後、早速、脚力と体調に応じた「健脚」「お散歩」「ゆっくり」の3つのコースに分かれて、街歩きです。案じられた夜来の雨も上がり、紅葉真っ盛りの木々の葉色は、なお一層鮮やかで、心が躍りました。
 今回の街歩きのテーマは、「新しい発見」です。訪れたことのある参加者も多い、馴染みのあるこの公園からも、さらに意識して新しい発見をすることは、脳を活性化することにつながり、意義があるのです。

いざ、散策スタート

 落ち着いた雰囲気の秋咲きのバラ園、紅葉と鯉の泳ぐ池のコントラストが絶妙の日本庭園めぐりを起点に、ゆっくりコースは、紅葉をじっくりと愛で、お散歩コースは、落ち葉を踏みしめながら、ロックガーデン、冒険のトリデ、桜の広場をめぐって公園を縦断、健脚コースは、野球場や総合競技場や東京大学柏の葉キャンパスが臨める郷土の森まで、元気に脚をのばしました。初めて会った方々とも話が弾み、街歩き終了後のティータイムにも、情報交換やおしゃべりがさらに続きました。

多世代で紅葉を愛でながら



ウォーキングクラブメンバーのリードのもと、積極的に歩いて

 散策を楽しみ、それぞれに新しい発見があったことは、コースごとに行われた共想法の話題提供で、大いに読み取ることができました。ゆっくりコースからは、メタセコイアの大木や、紅葉越しの青い秋空等が挙げられました。お散歩コースでは、壊れかけの苔むした趣のあるベンチと枯葉が程よく乗っているベンチの対比など、視点の違いも感じられ、興味深いものでした。健脚コースでは、散策距離が長いこともあり、ハンカチの木やユリノキ、木に絡んだ紅葉した蔦の側にみつけたカマキリ等の自然に加えて、園内外の施設を見渡すことのできる風景等と、話題は多岐にわたりました。

タブレットで撮影した写真の中から共想法で使う話題を選ぶ


「新しい発見」がたくさん提供された共想法

 お天気に恵まれたこともあり、楽しかった約4時間のスケジュールは瞬く間に終了。公園を後にする頃には、秋の日はつるべ落とし、夜のとばりが下り始めていました。
最後になりましたが、今回の街歩き共想法の実施にあたり、ご協力いただきました柏の葉ウォーキングクラブ、一般財団法人千葉県まちづくり公社の方々に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員  根岸 勝壽

 「食べるにぼし」とア−モンドの料理です。にぼしをレンジでカリッとするまで加熱します。それに、フライパンで空炒りして、少しつぶしたア−モンドを混ぜて、砂糖醤油を絡めれば、でき上がりです。にぼしに塩味があるため、醤油は控えめにします。
 おせち料理の田作りは少々高いですが、「食べるにぼし」はそれほどではありません。テ−ブルに置いておくと、食事以外のときにもついつまんでしまいます。孫たちも大好きで、よく食べてくれます。

継続コース参加者 C.O.さん



田作り風にぼし

コメント:市民研究員 T.T.さん
 ナッツもにぼしも大好きです。簡単にできそう。すぐに材料を調達して作ります!小さい子も大人もついつい手が出て・・大量に材料が必要になりそう。噛むことも大事!あっちにもこっちにも効きそうで、おまけにおいしいなんて、いいことを教えていただきました。

2016年ほのぼの研究所設立記念講演会

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TasakiT 2016-7-17 8:00
 2016年6月28日(火)13:30より、柏市柏の葉のさわやかちば県民プラザ3階中研修室において、ほのぼの研究所設立記念講演会を開催致しました。さわやかちば県民プラザの利用は、2008年秋の「ふれあい共想法実施者養成講座」、2009年の設立2周年記念講演会以来久方ぶりでしたので、懐かしく、感慨深いものでした。

 講演会のテーマは「フレイルと認知症の予防」、団塊の世代が後期高齢者になるという2025年問題も喫緊の課題となっている中、タイムリーで興味深いテーマであったこともあり、ご案内早々から申込みが殺到しました。果たして、あいにくのはっきりしないお天気にもかかわらず、20〜90歳台の幅広い年代の100名近くの方々にご参集いただきました。また、会場周辺エリアの、しかもほのぼの研究所の講演会に初めてご参加の方々が多かったことも、嬉しいことでした。


さわやかちば県民プラザ



満席の講演会会場

 大武美保子 ほのぼの研究所代表理事・所長、千葉大学准教授の開会の挨拶のあと、まずご来賓の挨拶として、柏市福祉活動推進課課長で、ほのぼの研究所の活動拠点:柏市介護予防センター ほのぼのプラザますおの所長でもいらっしゃる佐藤盪塒佑、柏市の認知症予防、フレイル予防の具体的施策や、アカデミアとの連携をさらに密にした今後の事業展開について述べられました。


ご来賓 ほのぼのプラザますお佐藤盪埆蠶垢琉Щ

次いで、千葉大学・産業連携研究推進ステーション・特任准教授の片桐大輔先生がこれまでの「病気になったら治療」という考え方から「病気にならない”未病”」という考え方が重要、「それには楽しく参加して継続できることが大事」と述べられ、そしてその具体的な方策である、「フレイル予防と共想法による認知症予防」が柏市を起点にして広がり、全国的な健康寿命の延伸へつながることへの大きな期待が述べられ、設立記念を祝して下さいました。
 

ご来賓 千葉大学片桐大輔先生の挨拶

 いよいよ、東京大学 高齢社会総合研究機構准教授の飯島勝矢先生による招待講演「市民の手による『フレイル予防』活動〜3つの原点から〜」が始まりました。飯島先生は東京大学医学部加齢医学講座やスタンフォード大学研究員を経て現職に就かれるとともに、一億総活躍国民会議の有識者民間議員もなさっている、老年医学、循環器内科学、総合老年学のスペシャリストでいらっしゃいます。
 「フレイル」(Fraility)という用語は、予防意識を高めるために、2014年に日本老年医学会が提唱した、高齢になって多面的な能力や筋力が衰え、要介護になる手前、かつ介入次第で元の状態へ戻りうる状態を表すもので、まだまだ耳慣れないものでした。けれども、どれもが納得させられてしまう事例を挙げてのエネルギッシュな解説に、会場の方々は引き込まれ、しっかりインプットされた様子でした。さらに、フレイルを予防し、健康長寿を保つためには、より早期からの「栄養(食・口腔機能)、身体活動(運動、社会活動など)、社会参加(就労・余暇活動・ボランティア)」の3つが必要で、その中でも社会参加が最重要であることも語られました。まさに、すぐにでも予防のために意識改革をしなければという思いに駆られたことでした。

 最後に、地域住民のフレイル予防のために、市民サポーターが中心となって予防活動を実践し、その効果が如実に表れているという柏市民の活動(柏スタディー)が全国に拡散し、それが「総合知としてのまちづくり」につながっていると、締めくくられました。


招待講演 東京大学飯島勝矢先生

 休憩をはさんでの大武先生の基調講演は「歩いて、話して、認知症予防-街歩き共想法のすすめ」についてでした。テーマを決めて写真と話題を持ち寄り、話し手と聞き手が交互に交代しながら、会話する共想法の開発・研究経緯、体験記憶・注意分割力・計画力といった総合的な認知機能を活用し高めることが認知症予防につながること、知識を得るだけでなく、実践し、継続することの大切さについて述べられました。


基調講演 大武美保子所長・代表理事

 その後、ほのぼの研究所の活動主体である市民研究員と、柏市認知症予防コミュニケーション体験講座参加者による「好きな食べ物」をテーマにした「ふれあい共想法」の実演を見ていただきました。大勢のギャラリーの前での実演は、百戦錬磨の研究員たちも最初は少々上がり気味でしたが、徐々に興に乗ってきました。会場に笑いが広がるなど、参加者に楽しんでご理解いただけたようでした。


市民研究員らの「ふれあい共想法」実演

 次に、加齢に伴い途切れがちな最近の話題づくりと、体験記憶の機能を高めるために新しく考案された、「街歩き」と「共想法」を組み合わせた新手法:「街歩き共想法」実演が続きました。「柏の葉エリアのおすすめの場所」のテーマで、飯島先生の柏スタディーにも関わりの深い柏の葉ウォーキングクラブの有志6人に、事前に街歩きをして撮影していただいた写真をもとにお願いしました。さすが、日頃から活動的にフレイル予防に努めていらっしゃる方々だけに、初めてとは思えないほどスムーズに話題提供、質疑応答が進み、驚かされました。また、柏の葉の隠れたおすすめスポット、柏の葉ウォーキングクラブの活発な活動情報を伺うことができました。


柏の葉ウォーキングクラブのメンバーによる「街歩き共想法」実演

 会場が温かい雰囲気に包まれた中、大武先生がほのぼの研究所のこれまでと、これからの展望を熱く語り、講演会は閉会となりました。
  事後のアンケートでは9割以上から好評価を頂き、「役立つ情報を得られた」というお声が大変多かったのは嬉しいことでした。

 最後になりましたが、このたびの開催に際しましては、講演会場に隣接する、県立柏の葉公園を拠点に広く活動なさっている、柏の葉ウォーキングクラブの方々に、共想法の実演はもとより、企画準備、参加者募集等々、多大なご協力をいただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員 松村 光輝