
「共想法」は、テーマを決めて写真などの素材と共に話題を持ち寄り、話し手と聞き手が交互に交代しながら、会話する手法です。テーマは、好きなものごと、健康、食べ物、笑い、失敗談など、多岐に亘ります。認知症予防に有効とされる認知活動(体験記憶、注意分割、計画)を支援することを通じ、認知症予防回復につなげることを目指します。

認知症は、筋力トレーニングのように繰り返し同じことをすれば防げるというわけではなく、体験記憶、注意分割力、計画力といった総合的な認知機能を活用し高めることが、予防回復に効果があることが知られています。
このような中、認知症予防回復を目的として、大武美保子・東京大学人工物工学研究センター准教授が開発した新手法が「共想法」です。会話は、認知症予防回復に効果的な認知機能を総合的に活用することから、画像を用いての会話が活発になるよう支援するシステムを開発し、これを用いて認知症の予防回復に役立てる「ふれあい共想法」プログラムを考案しました。
記憶効果の測定は、合計五回の実施で持ち寄られた画像をパソコン上にランダムに提示し、“誰が持ってきた”“どのテーマの画像か”を当てる課題をクイズのように行いました。正解率はきわめて高く、参加そのものが体験的記憶となった可能性が示唆されました。また、会話活性度の測定から、写真を用いたほうがコメント頻度が高く、会話が活発になっていることも分かりました。公募による初対面同士者でも会話が盛り上がり、会話支援手法としての有効性が明らかになりました。

- 「ふれあい共想法」では、共想法参加者と市民研究員(ボランティア)を募集しています。参加ご希望の方は、下記事項をご記入の上、メール或いはFAXにて事務局にご連絡頂ければ、説明会などのご案内を致します。
申し込み方法:
(1)氏名、(2)住所もしくは所属、(3)連絡先電話番号、(4)メールアドレス(ございましたら)を明記の上、FAXまたはEメールにて事務局宛にお送り下さい。
宛先:ほのぼの研究所 事務局
Eメール : fri_office'at'fonobono.org('at'を@に書き替えて送信下さい)
FAX: 04-7136-4248