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ほの研ブログ - friさんのエントリ

2025年3月21日に、大阪京橋にある共創施設QUINTBRIDGEにて開催されたイベント「未来のリーダーたちが挑戦!中学生×プロが描くAI研究の未来図 〜対話型発表会&スペシャルトーク〜」に、当研究所代表理事・所長の大武美保子が、本務先の理化学研究所からの審査員として、参加してきました。

このイベントは、四天王寺中学校と一般社団法人AWESOMEが共同企画した次世代の女性リーダー育成プログラムの集大成です。
参加した中学校2年生、3年生の女子生徒たちは、理化学研究所革新知能統合研究センターの女性AI研究者へのインタビューを起点に、AIとの未来について探究。読売新聞の記者や女性起業家の指導を受けながら文章力・プレゼン力を磨き、成果をまとめました。
女性AI研究者の一人として、この企画に協力しました。

企画に協力した女性AI研究者4名

事前にzoomでインタビューを受けました。この内容に基づいて、対話型発表会で、生徒がプレゼンテーションとポスターセッションを行い、会場の参加者、そして審査員が審査をして、8つのチームに対して8つの異なる賞を授与しました。

これまでも、研究内容を次世代に伝える機会がありましたが、伝えたことがどのように伝わったかを確かめることができる機会は初めてです。プレゼンとポスターを通じて、どのように受け止められ、さらに、どのような新たな考えが生まれたかを知ることができるのはとても新鮮でした。

〜対話型発表会&スペシャルトーク〜会場にて女子生徒と交流

3分間のプレゼンは、インタビューをした研究者に対応するチーム毎に行われ、どのチームも、まるでアイドルグループのように、一人ずつ順番に発言し、中には、ミニコントのようなかけあいをするチームもありました。

3分間プレゼンテーション

私を取材した2つのチームの皆さんが、いずれも、私が提唱する脳が長持ちする会話を助ける「共想法」の話を聞き、実際に自分たちでやってみたと知って、思わぬ展開にびっくりしました。一つのチームは、それぞれのメンバーが家族と、もう一つのチームは、メンバー同士で試してみたそうです。

ポスターでは、試してみた結果の報告や感想、日常生活に共想法を取り込む仕組みについての提案などがあり、参加者と一緒に議論しました。

ポスター発表

一つのチームは、参加者による投票で決まるオーディエンスAwardを、もう一つのチームは、困難にもチャレンジし、理系で求められる論理的・批判的な視点から、推し進めることに挑戦できた点が評価され、AWESOME Awardを受賞しました。

オーディエンスAwardを受賞したColorsチーム


AWESOME Awardを受賞したAmbitiousチーム

40〜50代から認知症予防を始めるのが大切と日頃から発信する中、今回参加した生徒のお父様、お母様は40代が中心で、今日伝えたことを、是非家族に伝えてほしいと、インタビューの時に伝えました。その結果、実際に家族で共想法を試して頂けたことに感激しました。発表会当日も、保護者の方が多く参加され、会話による認知症予防について、幅広い世代に知って頂くことができました。

一緒に未来を創る次世代の仲間と交流できる、素晴らしい企画でした。この企画を考え実行された関係者の皆様に、心より感謝します。

取材頂いたColorsチーム、Ambitiousチームの皆さんと

なお、このイベントを主催した一般社団法人AWESOMEのnoteに、より詳細なイベントレポートがありますので、興味がある方は是非御覧ください。
イベントレポート:未来のリーダーたちが挑戦!中学生×プロが描くAI研究の未来図 〜対話型発表会&スペシャルトーク〜

NPO法人ほのぼの研究所 代表理事・所長
大武美保子

新年のご挨拶2024

カテゴリ : 
ほの研日誌 » お知らせ
執筆 : 
fri 2024-1-7 8:00

房総夫婦岩

あけましておめでとうございます

旧年は、NPO法人ほのぼの研究所を設立して15年を迎える節目となる年でした。共に活動している皆様、活動を支えて下さっている皆様に、心より感謝申し上げます。

6月には、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」、通称「認知症基本法」が可決されました。本年より施行されます。この法律は、認知症の人が自身の尊厳を持ち、希望を抱いて生活を送れるようにするための法律ですが、認知症の予防に関わる取り組みの推進についても触れられています。共生と予防を柱とする認知症施策推進大綱と比べると、予防の要素が少なくなっています。予防にはさらなる研究が必要であることも一因であり、改めて、研究を加速し、社会に普及したいと意を新たにしました。一方、新型コロナウイルス感染症について、まさに共生と予防の段階となりました。5月8日以降、5類感染症に移行したことをふまえ、感染対策を施した上で、段階的に対面活動を再開する一年となりました。以下、2023年の主な取り組みについてご紹介します。

8月と12月に、2020年度よりオンライン開催、それ以前は現地開催してきた年2回開催する講演会を、現地とオンラインのハイブリッドで開催しました。約4年ぶりの現地開催、かつ、初めてのオンラインとの同時開催で、運営にはこれまでにない困難がありましたが、オンラインのみで交流してきた方に初めて対面できたり、旧知の方と約4年ぶりに再会したりと、特に現地では、対面での交流を喜び合いました。

月一回定期開催している共想法継続コースは、引き続き、スマートフォンおよびタブレットを用いた遠隔共想法形式で開催しました。遠隔共想法とは、スマートフォンおよびタブレットの画面に映し出される参加者が撮影した写真を見ながら、時間を決めて、参加者が順に話し、聞き、質問し合うものです。参加の輪は、関東近郊を中心に、九州まで広がりました。

11月には、千葉県流山本町界隈を散策して、共想法を行う街歩き共想法を実施しました。ほのぼの研究所主催による街歩き共想法は6年ぶり、またコロナ禍を機に共想法をタブレットやスマホで行う遠隔共想法に移行していたため、対面で共想法を行うのは約4年ぶりのことでした。江戸の情緒漂う旧市街を散策した後、緑あふれる庭園に囲まれた会場で、司会ロボットを用いた共想法を行いました。初めて共想法を体験された方が、共想法継続コースに参加頂ける運びとなりました。

この他、認知症予防と共想法の普及に関する新たな取り組みとして、40〜50代女性を対象とする認知症予防体験会を、理化学研究所主催で開催しました。骨密度、体組成、糖化度、脳疲労とストレスの4種類の身体測定と共に、司会ロボットを用いた共想法を体験頂き、早期介入への手ごたえを感じました。これは、ほのぼの研究所における活動の中で、認知症予防に有効な身体づくりを、40〜50代から始めることの必要性を実感したことに着想を得ています。

新年は、共想法体験会を開催するところから始めます。共想法は、話を聞いただけでは参加のイメージが湧きにくいため、興味を持って頂いた方には、参加している様子を横で見学頂いたり、機材を開催者が準備した上で体験参加頂いたりします。オンライン中心の活動の中で、出会いが限られてきた課題を解決すべく、新たな仲間を見つけるための活動、仕組みづくりに取り組んで参りたいと思います。

本年もご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。


2024年元旦
NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長
理化学研究所 チームリーダー 大武 美保子

  2023年12月5日(火)14時30分より、ほのぼの研究所クリスマス講演会を開催いたしました。   本年8月のNPO法人設立15周年記念講演会に続き、会場とオンラインでのハイブリッド形式での開催で、柏市のフレイル予防ポイント事業としても承認されました。 今講演会は、「暮らしに取り入れる認知症予防」と題して、国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センターセンター長 島田裕之先生を招待講演講師としてお迎えし、「招待講演」「基調講演」「両講師の対談」「交流会」の4部形式としました。動画をクリックすると再生が始まります。大きい画面でご覧になりたい方は、その後右下に表示されるYouTubeという文字をクリックすると、YouTubeのページが開きます。YouTubeのページからは、全画面表示が可能です。

招待講演
【暮らしに取り入れる認知症予防】頑張らない認知症予防:コグニライフのススメ 島田 裕之

基調講演
【暮らしに取り入れる認知症予防】最近のことを話そう 大武 美保子

両講師の対談
【暮らしに取り入れる認知症予防】対談−島田 裕之×大武 美保子 「年末年始こそ、認知症予防」

  2023年8月16日(水)13時30分より、ほのぼの研究所NPO法人設立15周年記念講演会を開催いたしました。   2019年より4年ぶりの現地開催、および、2020年より実施してきたオンライン開催を両立する、ハイブリッド開催に初挑戦しました。 今講演会は、「いつから始める?フレイル・認知症予防」と題して、東京大学未来ビジョン研究センター教授の飯島勝矢先生を招待講演講師としてお迎えし、「招待講演」「基調講演」「両講師の対談」「交流会」の4部形式としました。動画をクリックすると再生が始まります。大きい画面でご覧になりたい方は、その後右下に表示されるYouTubeという文字をクリックすると、YouTubeのページが開きます。YouTubeのページからは、全画面表示が可能です。

招待講演
【いつから始める?フレイル・認知症予防】「フレイル予防」はまさに地域づくり〜地域住民の力を信じる〜 飯島 勝矢

基調講演
【いつから始める?フレイル・認知症予防】フレイルチェックにヒントを得た認知症予防体験会のデザイン 大武 美保子

両講師の対談
【いつから始める?フレイル・認知症予防】対談−飯島 勝矢×大武 美保子 「いつから始める?フレイル・認知症予防」

  2022年12月20日(火)13時30分より、ほのぼの研究所クリスマス講演会を開催いたしました。新型コロナウィルス感染拡大がいまだに収束に至らないため、一昨年度の設立記念講演会から開始したオンラインでの講演会は、今講演会で6回目となりました。 今講演会は、「超高齢社会におけるサクセスフルエイジング」と題して、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室教授の三村將先生を招待講演講師としてお迎えし、「招待講演」「基調講演」「両講師の対談」「交流会」の4部形式としました。動画をクリックすると再生が始まります。大きい画面でご覧になりたい方は、その後右下に表示されるYouTubeという文字をクリックすると、YouTubeのページが開きます。YouTubeのページからは、全画面表示が可能です。

招待講演
【超高齢社会におけるサクセスフルエイジング】超【幸齢】社会をどう生きるか 三村 將

基調講演
【超高齢社会におけるサクセスフルエイジング】高齢者を見守り、声掛けをするロボットの開発 大武 美保子

両講師の対談
【超高齢社会におけるサクセスフルエイジング】対談−三村 將×大武 美保子 「認知症の発症を遅らせ、なっても困らないためにできること」

2022年7月19日(火)13時30分より、ほのぼの研究所設立記念講演会「人とのつながりで、脳を育む」を、コロナ禍以来一昨年度から継続して継続して採用しているオンライン形式にて開催しました。      招待講演「生涯健康脳」、基調講演「共想法形式の会話が認知機能と脳に与える影響」、対談「人とのつながりで、脳を育む」、そして今回初めての企画オンライン交流会を加えての4部形式としました。動画をクリックすると再生が始まります。大きい画面でご覧になりたい方は、その後右下に表示されるYouTubeという文字をクリックすると、YouTubeのページが開きます。YouTubeのページからは、全画面表示が可能です。

招待講演
【人とのつながりで脳を育む】生涯健康脳 瀧 靖之

基調講演
【人とのつながりで脳を育む】共想法形式の会話が認知機能と脳に与える影響 大武 美保子

両講師の対談
【人とのつながりで脳を育む】対談−瀧 靖之×大武 美保子

2021年12月14日(火)13時30分より、ほのぼの研究所クリスマスオンライン講演会を開催いたしました。玉石混交の情報に惑わされることなく、いかにして認知症を防ぐか、役に立つ情報を共有することを目的として、テーマを「科学的に認知症予防を考える」としました。「招待講演」「基調講演」「両講師の対談」の三部形式とし、それぞれの動画を、Youtube上で配信しますのでご案内します。その時点で考えうる最善を尽くして認知症を予防したい方、必見です。

動画をクリックすると再生が始まります。大きい画面でご覧になりたい方は、その後右下に表示されるYouTubeという文字をクリックすると、YouTubeのページが開きます。YouTubeのページからは、全画面表示が可能です。


招待講演
【科学的に認知症予防を考える】科学的に正しい認知症予防の普及・啓発に向けて 浦上 克哉


基調講演
【科学的に認知症予防を考える】認知症予防手法を研究する方法 大武 美保子


両講師の対談
【科学的に認知症予防を考える】対談−浦上克哉×大武美保子


 2021年7月20日(火)13時30分より、ほのぼの研究所設立記念講演会「アルツハイマー病と認知症予防研究の最前線」を、昨年度からニューノーマルとして継続して採用しているオンライン形式にて開催しました。講演会のテーマは、認知症の主な原因疾患であるアルツハイマー病の仕組みについて学び、認知症予防に役立てることを意図して設定しました。招待講演「前臨床性アルツハイマー病と先制医療の最前線」、基調講演「言語活動を通じて認知機能の低下を防ぐ」、対談「アルツハイマー病と認知症予防研究の最前線」の三部形式としました。それぞれの動画を、Youtube上で配信しますのでご案内します。アルツハイマー病を予防したい方、アルツハイマー病になっても認知症を予防したい方、必見です。

 動画をクリックすると再生が始まります。大きい画面でご覧になりたい方は、その後右下に表示されるYouTubeという文字をクリックすると、YouTubeのページが開きます。YouTubeのページからは、全画面表示が可能です。


招待講演
【アルツハイマー病と認知症予防研究の最前線】前臨床性アルツハイマー病と先制医療への展望―西道 隆臣


基調講演
【アルツハイマー病と認知症予防研究の最前線】言語活動を通じて認知機能の低下を防ぐ―大武美保子


両講師の対談
【アルツハイマー病と認知症予防研究の最前線】対談ー西道隆臣×大武美保子


漆塗りのカップ

カテゴリ : 
今日の共想法 » 歳を重ねて気づいたこと
執筆 : 
fri 2021-5-9 8:00
 歳を重ねて、こんなにも物が見えにくくなったり、聞こえにくくなったりするとは、思いもよらなかったことです。今の我が家の必需品は、老眼鏡、拡大鏡です。特に 手放せないのは老眼鏡で、写真の黒と朱色の手付きの漆塗りのカップは、某デパートで値札のゼロを見落として購入してしまった、しまったです!老眼鏡をかけていれば買わなかったでしょう。値札ではなく心眼で購入したことにしておきましょう。老眼鏡が三つあるのは台所用、居間用、パソコン用、ケースに入っているのは携帯用です。

お江戸共想法参加者E.I.さん



漆塗りのカップと老眼鏡

コメント:市民研究員M.О.さん
長引く在宅勤務で、近眼や老眼が進む人が続出する中、他人ごととは思えない、身につまされるお話しです。やせ我慢せず、眼鏡やルーペを活用すると共に、目を大切に毎日を過ごそうと意を新たにしました。老眼鏡とルーペまでは普通の取り合わせですが、そこに漆塗りのカップが登場する話の展開が印象に残りました。
2020年12月22日(火)13時30分より、ほのぼの研究所クリスマスオンライン講演会を開催いたしました。 コロナ禍による外出自粛で、高齢者の認知症発症リスクが高まる中、いかにして認知症を防ぐか、役に立つ情報を共有することを目的として、テーマを「コロナ禍での認知症予防」としました。「招待講演」「基調講演」「両講師の対談」の三部形式とし、それぞれの動画を、Youtube上で配信しますのでご案内します。自分が認知症になりたくない人、親が認知症にならないようにしたい人、必見です。
動画をクリックすると再生が始まります。大きい画面でご覧になりたい方は、その後右下に表示されるYouTubeという文字をクリックすると、YouTubeのページが開きます。YouTubeのページからは、全画面表示が可能です。

招待講演
【コロナ禍での認知症予防】認知症予防の基礎−コロナ禍における実践―西野 憲史

基調講演
【コロナ禍での認知症予防】オンライン認知症予防活動―大武 美保子

両講師の対談
【コロナ禍での認知症予防】対談−西野 憲史×大武美保子