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ほの研ブログ - 最新エントリー

柏の葉街歩き共想法 B班実施報告

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2014-11-30 8:00
 ほのぼの研究所では、話題探しのコツを楽しみながら学ぶことを目的として、街歩きと共想法を組み合わせた新しい企画に取り組んでいます。第四回は、千葉県柏市の北部地区にあります、柏の葉スマートシティを舞台に開催しました。
 街歩きしたグループ毎に報告します。前回のA班からの報告に続き、今回は、「柏の葉街歩き共想法B班」からの実施報告です。企画全体の報告については、柏の葉街歩き共想法 実施報告をご覧下さい。

 B班は、柏の葉スマートシティの街歩き「ゲートスクエア」のコースを選びました。
最初、スマートシティミュージアムに入り、「環境への取り組み」「健康への取り組み」「新産業への取り組み」をガイドの方に案内、紹介していただきました。街づくりの全体の模型を見ながら、現在造成中の街が、どんなふうに発展していくのか、このエリアがどの様になるのか等、B班のメンバーは、どの取り組みにも関心を寄せ、メモを取ったり、カメラに収めたりの見学に大わらわでした。
 次に、人と地球に優しい省エネ活動、日本の新しい活力を生み出す新産業の水耕栽培、交通の取り組みでスマートサイクルとマルチ交通シェアリング、街全体のエネルギー管理をしてCO2にも配慮するシステム作りのコーナーでもたくさんの発見がありました。
 最も感動した巨大な地球儀、今世界中で暴れている風水害、温暖化による気象現象のいろんな場面を、自分の手で触りながら知る事が出来る最新システム、3.11東北大震災の地震波の伝播等々、目を見張るものばかりでした。時間が許されるなら、南極の氷が温暖化により日々溶けていく姿を、過去から比べて見てみたいものです。


巨大な地球儀

ミュージアムを出て、いよいよ街の探検です。全員にイヤホンが渡されて、ガイドによる説明付での街歩きです。体験型貸農場のオークビレッジ柏の葉の前を抜け、ゲートスクエアへ。ここでは、太陽光発電や、モビリティポートの説明を受け、電気の活用が十分行われていることがわかりました。


カーシェア用の電気自動車

次いで、KOIL(Kashiwanoha Open Innovation Labの略)の見学です。最先端の技術、機器を備えたデジタル工房では今話題の「3Dプリンター」や、水耕栽培による野菜を使ったレストラン等、話題と実りの多い発見に出会えました。

市民研究員 根岸勝壽

柏の葉街歩き共想法 A班実施報告

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
fri 2014-11-23 8:00
ほのぼの研究所では、話題探しのコツを楽しみながら学ぶことを目的として、街歩きと共想法を組み合わせた新しい企画に取り組んでいます。第四回は、千葉県柏市の北部地区にあります、柏の葉スマートシティを舞台に開催しました。
 街歩きしたグループ毎に報告します。今回は、「柏の葉街歩き共想法A班」からの実施報告です。企画全体の報告については、柏の葉街歩き共想法 実施報告をご覧下さい。

 心配された台風の影響もなく好天に恵まれ、スマートシティツアーに参加するA班は全部で7名です。
 A班のコースは「ゲートスクエアコース」を選びました。
ツアーの内容は
(1) オープニング(街づくりのコンセプトを映像で紹介)
(2) 柏の葉スマートセンター(地域エネルギー運用・監視・制御拠点)
(3) KOIL(新産業を生み出すイノベーションオフィス)
(4) 街のすこやかステーション(疾病予防型の健康サービス専門店街)
(5) エネルギー棟(創・省・畜エネルギーの供給・制御設備を集約させた施設)
(6) オープンスペース(モビリティポート・プラザなど)
です。
 つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅9時30分集合、本日街歩きを共にするB班と柏の葉アーバンデザインセンターで受付を済ませ、柏の葉スマートシティミュージアムに向かいました。
 建物の中に入ると、街づくりの全体図の模型を見ながら、現在造成中であるが、街ができたエリアを先導的に観てもらい、街ができて行くイメージを持ってもらいたいとの説明がありました。ドームシアターでは、館内を回りスマートシティに暮らすという、未来のライフスタイルを映像や展示で示されるなど、分かりやすい施設でした。
 スマートシティミュージアムを出て、ここからは街歩きです。今回の「テーマ」は「私の発見」です。全員トランシーバーによる説明で、ガイドとの距離が離れてもとても聞きやすく、初めての体験でした。まず、オークビレッジ柏の葉(体験型貸農園)の前を通り、ゲートスクエア(スマートシティの中心となる機能を集約)、モビリティポート(電動自転車・電動バイク・電気自動車)、最後にKOIL柏の葉オープンイノベーションラボ(最先端の機器を備えたデジタル工房や自然な交流を生み出すカフェを併設)、と歩き、受付に戻りアンケート用紙に記入し、街歩きを終了しました。


オークビレッジ柏の葉の前で説明を聞く参加者



KOIL柏の葉オープンイノベーションラボ


 街歩きで感じたことは、高齢者にとって最先端未来都市づくりはどのように映るのか?若者層向きの街づくりを直感した方もいたのではないか?ということです。一方、計画造成中なのでこれから先、街づくりがどのような形で進んで行くか、興味・関心事にも捨てがたく思いました。

市民研究員 野口宗昭

柏の葉街歩き共想法 実施報告

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2014-11-16 8:00
2014年9月9日(火)千葉県柏市の北部地区にあります、柏の葉スマートシティを舞台に、第四回街歩き共想法を実施しました。
  これまでの開催地は、第一回が谷根千で知られる東京都台東区の谷中、第二回が筑波山の北側に位置するひな祭りで有名な茨城県桜川市真壁町、第三回が高齢者向けのリフォームが進んでいる千葉県千葉市の海浜ニュータウンです。
  街歩き共想法は、街歩きに出かける機会をつくり、街歩きをして発見した話題を写真と共に持ち寄って共想法形式で会話するものです。話題探しと新しく話す相手を見つけることができます。今回は、環境と健康に配慮した街づくりを目ざす新しい街、柏の葉スマートシティにおいて、街歩き共想法の実施にいたりました。
  この日は、台風一過の秋晴れに恵まれ、午前9時30分につくばエクスプレス(通称TX)柏の葉キャンパス駅に集合し、参加者で集合写真を撮ったのち、3班に分かれて散策が開始されました。


参加者集合写真

9:30〜12:00
  参加者21名が3つのグループに分かれ、スマートシテイツアーA班7名、スマートシテイツアーB班7名、スマートシテイミュージアムツアーC班7名と、「私の発見」をテーマに2時間30分の見学ツアーとなりました。この街歩きの様子は、各班の報告にゆだねますのでご期待ください。

12:00〜14:00
  見学ツアーを終えると、大型店を歩き回って求めた昼食や、手持ちのお弁当など、それぞれに携え、街歩き共想法の会場となる千葉大学柏の葉キャンパスへ移動しました。会話を楽しみながらテーマに沿った写真の選定にも気を使います。実施担当者は、写真の取り込み等、共想法開始に備えるのに大わらわです。

14:00〜16:00
  当日午前中、街歩きする中で得られた「私の発見」をテーマに、共想法を開催しました。話題提供1分と質疑応答2分の持ち時間で、3組に分けての実施でした。
  話題は、柏の葉スマートシテイの最先端の技術革新に集まり、ミュージアムのジオラマ、触れる地球儀、植物工場や葉物栽培ディスプレイ、併せて自然環境や子どもの様子、駅周辺の近代的な建造物と広範囲にわたりました。


共想法実施風景

寄せられた主な感想

  • 話す時間は思ったより短く、1分で言いたいことをまとめるのに頭を使う。
  • 初めて参加してみてドキドキしましたが、皆さんの話に引き込まれ、いつの間にか一緒になって楽しめました。
  • 初参加の方もおられましたが、とてもスムーズで会話が盛り上がりました。
  • 新しい技術や斬新な発想、たくさんの新しい発見がありました。
  • 入手した耳より情報を帰り道などで、早速自分の目で確かめ共有できるのは、街歩きで共想法を行えることならではないでしょうか。

尚、午前中の街歩きの様子は、班ごとに3週にわたりまして、皆様にお届けいたします。

2014米国人工知能学会シンポジウム

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2014-11-9 8:00
2014年3月24日から26日まで、米国・スタンフォード大学で開催された国際会議AAAI Spring Symposia (米国人工知能学会春のシンポジウム)にて、ほのぼの研究所代表理事・所長の大武美保子が招待講演を行いましたので、報告します。

会議は、American Association of Artificial Intelligence (AAAI)(米国人工知能学会)が主催するものです。8つのシンポジウムが並列で開催され、そのうちの一つに参加しました。テーマは、Big Data Becomes Personal: Knowledge into Meaning (ビッグデータは個人的に利用できるようになる:知識から意味へ)です。人工知能の研究者を中心に、多様なバックグラウンドを持つ研究者が集い、23件の発表と5件のポスター発表があり、活発な議論が行われました。開催地は、米国カリフォルニア州にあるスタンフォード大学で、紅白の八重桜が咲き誇っていました。


スタンフォード大学の八重桜

発表は、ゲノムデータの解析、脳波データ、睡眠の分析、認知ケアやサポートシステム、個人データの利用基盤や適切な流通システム、携帯端末を用いた健康情報管理など、多岐に渡りました。その中で、当研究所代表理事の招待講演は、May Interactive Group Conversation Improve Our Cognitive Health?(双方向のグループ会話は認知的健康を向上させるか?)と題して行われました。認知症予防・回復を目的として、共想法と名付けた会話支援手法を提唱していることと、ほのぼの研究所でのフィールドワークを紹介しました。日常の双方向の会話や、日々の出来事を写真に撮って覚え、それを題材に最近あった出来事を写真から思い出すことが、加齢に伴って衰えやすい認知機能を訓練することにつながるという知見を報告しました。長寿で知られる、平均年齢92歳のぎんさんの娘さん姉妹の会話に見られる特徴的なパターン、たとえば、相槌が多いこと、話者交代が隙間なく行われることについても、触れました。活発で楽しい会話の動画は、言語を超えてたくさんの笑いを誘いました。


大武美保子代表理事の招待講演

会場のスタンフォード大学は、シリコンバレーの中心地に位置するため、自由な雰囲気と発想にあふれていました。シンポジウム終了後、シンポジウムで知り合った参加者と共に、スタンフォード大学のCenter for Design Research (CDR) (デザイン研究センター)と、隣接するInstitute of Design (d.school) (デザインスクール)を訪ねました。デザイン研究センター設立時からの所長である、Larry Leifer(ラリー・ライファー)教授から3時間にわたって、身振り手振りを交えた迫力ある説明を受け、所狭しと試作品が並ぶ工作室をくまなく見学しました。ライファー教授が運営するプロジェクト演習、ME310では、企業がスポンサーとなり、社員と教員とで相談して課題を設定します。学生のグループ発表に社員が参加して意見をフィードバックし、試作を繰り返しながらアイディアを形にするものづくりをするのが特徴です。隣接するデザインスクールでは、より概念、コンセプトを生み出すことに力を入れていて、シリコンバレーにオフィスのあるアップルなどのデザイナーを輩出しています。


ライファー教授による身振り手振りを交えた迫力ある説明
(本人の許可を得て掲載)

既存のものの改良ではない、新しい発想のものごとを生み出すこと、それを社会変革までつなげるイノベーションを起こすことが、人類が経験したことがない超高齢化に直面する現代に求められています。このため、スタンフォード大学で実施されているデザイン教育研究を参考に、世界各地の大学で、独自のプロジェクト演習やワークショップが開催されています。報告者は、d.schoolを参考に千葉大学で実施されたイノベーション対話型ワークショップ「超少子高齢社会における多世代共生社会の構築」に参加し、タブレットを用いた話題発見・多世代交流支援システムを開発しました。ほのぼの研究所の関係者による利用評価が進んでいます。共想法を基点として、希望の持てる近未来社会に向けてイノベーションを引き起こしていこうと、決意を新たにする訪問となりました。

代表理事・所長 大武美保子

北海道の北にあるロシアのカムチャッカ半島で見たキバナアツモリソウです。
利尻島にある白いアツモリソウより小さめで地味な花ですが、ウァチカジェツ山麓のダケカンバの林の中に群生していて感激しました。行けども行けどもという感じの群生でした。ガイドさんの話によると花は増えていると言っていましたが、10年後もこの状態が保たれるといいなと思いました。6輪駆動車での移動の観光でした。
       継続コース参加者:T.O.さん


キバナアツモリソウ

コメント:市民研究員 H.Tさん
 ダケカンバの林の中に群生していたキバナアツモリソウ、その時の感動が伝わってきました。一時期、絶滅種といわれたキバナアツモリソウの可憐な花に10年後もこのままで・・・も。それにしても6輪駆動でカムチャッカ半島を移動!すばらしい旅でしたね。
6月の夕方4時頃、増尾緑地公園に行きました。緑豊かな公園で、小学生6、7人が遊具で遊んでいました。近頃は塾や習い事で、外で遊んでいる子供の姿を見る機会が少ないので、少し驚きました。楽しそうに遊んでいる姿に、思わずカメラを向けました。自分が老いたせいか、将来を担う子供たちが、健やかに成長し、学び、色々な分野で活躍してくれたら、との願いをこめて写した次第です。                 

継続コース参加者:Y.H.さん




緑地公園で遊ぶ小学生

コメント:市民研究員 Y.S.さん
 ちょっと前迄は、我が家の前の道は、子供の遊ぶ笑い声、泣き声で溢れていました。いつの間にか、ほとんど見かけなくなり、寂しくなりました。住宅地の傍には、公園が数か所有りますが、日中は、セミが大音響で鳴いているだけと思っていました。写真のように、子供たちが大勢で遊んでいる公園もあるのですね。その姿に救われる思いです。
何年か前から始まった、宮代の手作りのイルミネーション。子どもや孫が何度か参加しています。これは、シンデレラ姫が舞踏会に出かける時の魔法でできた、かぼちゃの馬車です。
皆で工夫して、ちょっと大変だったようですが、楽しんで作っていました。宮代のイルミネーションは、色鮮やかではないけれど、とても暖かい雰囲気のイルミネーションです。子どもや孫たちが大きくなっても、良い思い出になるものではないかと思います。

きらりびと第3チーム Y.S.さん



宮代のイルミネーション

コメント:市民研究員 M.N.さん
イルミネーションは大型で色鮮やかでとても華やかですが、宮代町の手づくりイルミネーションは白色燈一色で色合いが柔らかく、小さな規模ですが暖かみがあります。お子様達の良い思い出になること請け合いです。楽しみながら作っている姿が目に浮かぶようです。

留め具

カテゴリ : 
今日の共想法 » 私の工夫
執筆 : 
NoguchiM 2014-10-12 8:00
これは、キッチンの戸棚についている、地震、災害の時に扉がひらいて中身が飛び出さないための留め具です。キッチンだけでなく、両扉のところに付けました。素材は、金の洗濯ハンガーを、このような扉に合わせた形に曲げてビニールテープを巻いたものです。簡単にできていますが、とてもすぐれものです。なにせ扉が開きません。

きらりびと第2チーム N.O.さん



留め具

コメント:市民研究員 M.N.さん
なるほど、金の洗濯ハンガーを使い留め具にしたとは、簡単にでき、アイディアもいいですね。ビニールテープもいろいろな色があり、巻き方を工夫すれば楽しい留め具になり、作ってみたい気持ちになりました。

コスモスのハチ

カテゴリ : 
今日の共想法 » 季節を感じるもの
執筆 : 
ShimizuK 2014-10-5 8:00
コスモス畑を見つけて、近寄ってみると、マルハナバチが一生懸命蜜を吸っていました。カメラを近づけてもまったく気にしないので、どんどん近づいてみると、おなかが黒とベージュの縞模様で、毛がふさふさしていて、まるでぬいぐるみのようです。透き通った羽が、つやつやと光っています。しばらくおしべとめしべのところをぐるぐる動き回ると、空高く飛んで行きました。昼下がりの一瞬の出来事でした。

市民研究員 M.O.さん



コスモスのハチ

コメント:市民研究員 K.S.さん
この写真に出会ったとき、ハッとさせられました。コスモス・ハチ・カメラマンの息遣いも伝わってきそうだからかしら。とても生き生きしている表情が大写しで嬉しい!大好きな自然の姿、私では見逃してしまう豊かな表情を楽しませていただきました。そういえば、ぬいぐるみのようなアブのお腹を掴んで、痛い思いをしたこともあったなー!

カルガモの散歩

カテゴリ : 
今日の共想法 » 季節を感じるもの
執筆 : 
TasakiT 2014-9-28 8:00
小石川後楽園の花ショウブが見頃とのニュースを聞き、急に出かけることにしました。
小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家の頼房公の屋敷として作られたもので、二代藩主光圀の代に完成した庭園です。一番奥に西湖の堤(中国浙江省の西湖の堤)に見立てたものがあります。この場所はいつもカルガモの遊び場のようで、丁度カルガモの散歩中に出会いました。親子が一列に歩き出した後でしたが、可愛い情景を何とかシャッターで捉えることができ、ラッキーでした。カルガモの子供は小さくても歩くのが早く、動くものを写すのに苦労いたしました。普通カルガモは親が先でヒヨコは親の後を一列になって歩くものと思っていましたが、子供が成長すると親が、後で見守るようですね。

継続コース参加者 M.A.さん



特別史跡 小石川後楽園

コメント:市民研究員 Y.S.さん
 元気に成長したカルガモの行列は何とも愛らしく、見る人の気持ちを癒してくれますね。カルガモのお母さんも、この場所を子育てに選んだのは、賢い選択だと思います。庭園は広いので運動するのにはもってこいの場所、天敵にもあわずにすくすく成長することを願っています。