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ほの研ブログ - NagahisaHさんのエントリ

 2017年12月12日(火)13:30よりさわやかちば県民プラザ大研修室にて開催したほのぼの研究所クリスマス講演会終了後、階下のレストラン赤坂クーポールにて交流会を開催しました。クリスマスデコレーション、赤いテーブルクロスで華やかな雰囲気の中、サンドイッチ、ケーキ、飲み物等が並べられた会場に、サンタ帽やトナカイのカチューシャ等、クリスマスグッズを身に着けた皆さんが揃いました。司会役の鈴木晃市民研究員と永田映子研究員の簡単な自己紹介の後、大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長がご参集への御礼を述べ、開会挨拶をいたしました。


交流会会場

 ご来賓挨拶は、柏の葉ウオーキングクラブ会長(KWC)の柳田秀雄様にお願いいたしました。柳田様は、「10年前から続けている生活習慣病の予防のためのウオーキングの啓蒙・普及活動を、今後は健康寿命延伸のため、[一に運動、二に食事、三に社会間の交流]を目標にした啓蒙・普及活動へと進めていきたい」と力説されました。KWC会員の方々には、講演会や共想法の継続コースにご参加いただいておりますし、数年前にほのぼの研究所有志がKWC例会に参加してウオーキングの指導を受けたり、さらに2016年に引き続き、2017年 11月に共催で「柏の葉公園街歩き共想法」を実施したりと、継続的にご協力をいただいております。今後も連携を深めていけたらと思います。


柏の葉ウオーキングクラブ会長 柳田秀雄様の御来賓挨拶

 その後、(株)学研ココファンスタッフ学研アカデミー事業室副室長の吉田弥生様の、笑顔溢れる、意気軒昂なご発声で乾杯!ご参加の皆様には、5つのテーブルに分かれていただき、それぞれに研究員が加わって、しばらく歓談をしました。


株式会社学研ココファンスタッフ 吉田弥生様の乾杯ご発声前のご挨拶

 今年の交流会は、全員参加で、楽しんでいただくという新趣向を取り入れました。まずは、田崎誉代研究員の歌詞指導と指揮で『 赤鼻のトナカイ』を一同で合唱、会場がひとつになったところで、企業や研究者の方々に、自己紹介を兼ねて、「自己の取り組み内容・今年の楽しかったこと、良かったこと」を披露していただきました。


クリスマスソング『赤鼻のトナカイ』を一同で熱唱?!

 次にビンゴゲームが始まりました。ビンゴゲームマシンから出てくる数字を読み上げる声に、耳を澄ませてワクワクドキドキしながら、必死に自分のビンゴカードをチェック。しばらくすると、次第に「リーチ!」「ビンゴ!」、そして「あと1ケなのに〜」などの声が増えていきました。一等賞品は招待講演でご登壇いただいた檜山敦先生の近著『超高齢社会2.0 クラウド時代の働き方革命』でした。包装されていて中身が何かがわからない、サプライズ満載の賞品の山がなくなったところで、ビンゴ一番乗りの方と同じ賞品がもらえるというラッキーなラストチャンスじゃんけんゲームも企画されていました。檜山先生の著書には、直接先生からサインをしていただけるという嬉しいおまけもついていたので、さらに喜んでいただけました。ご参加の皆様にも、しばし童心に帰って、楽しんでいただけたように思います。
 
 一段落したところで、ほのぼの研究所監事 柏市市議会議員上橋泉様より、超高齢社会の中、介護保険制度の改正に伴い介護予防のニーズが高まっている今こそ、ほのぼの研究所への積極的な協力や働きかけを望まれる旨のご挨拶をいただきました。


ほのぼの研究所監事 上橋泉氏のエールを込めたご挨拶
 
 中締めの音頭は、理化学研究所研革新知能統合研究センター認知行動支援技術チーム技術経営顧問、山梨大学客員教授 小暮純生様にお願いし、ご参加の皆様、ほのぼの研究所のなお一層の発展と安寧を祈りつつ、一同で元気に一本締めをいたしました。すっかり夜のとばりが下りた中、名残を惜しみながら、閉会となりました。


理化学研究所技術経営顧問 小暮純生先生の中締めの音頭

 ご参加いただきました皆様に厚く御礼を申し上げるとともに、次回もお目にかかることを楽しみにしております。

市民研究員 田口良江

 2017年12月12日(火)13:30より柏市柏の葉のさわやかちば県民プラザ大研修室にて、「60代からのスマートライフ〜近未来のくらしと認知症予防〜」をテーマにクリスマス講演会(後援:一般社団法人セカンドライフファクトリー)を開催いたしました。スマートフォン利用等、高齢者にもスマートライフが浸透し始め、関心も高まりつつあることもあり、ほのぼの研究所の賛助会員や地域の皆様、マスコミ、企業関係者等、当日の申し込み者を含めて、大勢の方々で会場が埋まりました。


講演会会場

 冒頭の大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長の開会の挨拶では、講演会の趣旨と、スマートシニアを代表するお二方をお招きしての多彩なプログラムの説明がありました。
 続いてご来賓のNPO法人パートナーシップながれやま代表山口文代様より、ご自身の男女参画啓発活動を通じて、ほのぼの研究所の活動を大いに応援していただいている旨の嬉しい励ましのお言葉をただきました。


NPO法人パートナーシップながれやま代表 山口文代様の御来賓挨拶

 また、招待講演講師 檜山敦先生の近著『超高齢社会2.0 クラウド時代の働き方革命 』でも紹介され、パネリストとしてもご登壇いただくスマートシニアの代表として、共に80歳を超えられた、若宮正子様と牧壮様から、自己紹介を兼ねたご挨拶をいただきました。若宮様は定年後独習でパソコンを会得され、82歳にしてアイフォンアプリを開発なさるなど、シニア世代へのデジタル機器普及活動にご尽力。メロウ倶楽部、NPO法人ブロードバンドスクール協会の要職につかれ、国内外で多忙な毎日を送っていらっしゃいます。 


御来賓・パネリストの若宮正子様

 牧様は定年後、海外でご活躍、帰国後は超高齢社会を情報技術でサポートするのが使命と、牧アイティ研究所を創設なさるほか、故日野原重明氏創設のスマートシニアアソシエーション(新老人の会)、社団法人アイオーシニアズジャパン代表などの要職で活躍されています。


御来賓・パネリストの牧 壮様

 アクティブシニアのご活躍の様子を伺って、会場がウォームアップされたところで、東京大学先端科学技術研究センター講師・理化学研究所革新知能統合研究センター身体知伝達技術チームチームリーダー檜山敦先生の、招待講演が始まりました。テーマは「100年人生を乗り切る情報学」。近著で述べられたように、人口構成が逆ピラミッド型になった超少子高齢社会においては、現役世代のサポート、そして高齢者自身の心身の健康のためには、高齢者の就労機会の開拓も重要課題で、アクティブな高齢者とICTを融合することにより、より活性化した社会の創造は可能であるという明るい未来像を、柏市の事例やデータをもとに熱く語られました。 


檜山敦先生の招待講演

 休憩を挟んでの基調講演では、大武美保子代表理事・所長(理化学研究所革新知能統合研究センター認知行動支援技術チームチームリーダー)が「タブレット・ロボットを用いて認知症予防」をテーマに、自身の祖母との会話経験をきっかけに考案した共想法を丁寧に解説し、タブレットやロボットを用いるなど進化をし続けているプロセスや今後の展望を述べました。 


大武美保子代表理事・所長の基調講演

 そして早速、若宮様、牧様、檜山先生に、永田映子市民研究員が加わって、「最近あった面白いこと」をテーマに、多世代での共想法を体験していただきました。司会は話題提供や質疑応答の時間コントロールに長けているロボットのぼのちゃんが担当。ぼのちゃんの軽妙かつ容赦ない司会進行に、さすがの人生のベテランもタジタジとされたり、参加者から喝采を受けたりと、会場が一体となった楽しいひとときが繰り広げられました。


パネリスト、講師の共想法体験



会場の参加者も笑いに巻き込んで盛り上がった共想法

 最後のプログラムは、「人生100年時代の生き方の可能性」をテーマのパネルディスカッション。大武所長の司会で、若宮様、牧様、檜山先生、90代の長谷川市民研究員、もうすぐ80代の田口市民研究員の5人が、自身の生き方を変えたきっかけや現在の活動、そしてモットーを熱く語り合いました。常に前向きでスマートな生き方の好事例を参加者全員が共有して、無事閉会となりました。


「人生100年時代の生き方の可能性」についてのパネルディスカッション

  事後のアンケートで「様々なフィールドで活躍する方々の活動が刺激になった」「新しい知識を得ることができた」「参考になり、今後の活動に役立てたい」」「共想法を理解できた」「ロボットの司会が面白かった」等嬉しい評価をいただいたことは、大変ありがたいことでした。
 最後に、この講演会開催にあたりご尽力いただいた、さわやかちば県民プラザの関係者、後援していただいた一般社団法人セカンドライフファクトリーの皆様、そして寒さの折、お運びいただいたご来賓、並びに参加者の皆様に、改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員 松村光輝

共想法実施者研修実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2017-12-10 8:00
 2017年11月16日〜17日の両日、共想法実施者研修を実施しました。学研ココファンスタッフ、学研アカデミー事業室副室長の吉田弥生様が、「共想法ガイドブック」や、「共想法実施マニュアル」作成を手掛けて下さった経緯から、西五反田の学研本社ビル会議室が会場となりました。


ガラス貼り超高層の学研本社ビル

 この研修は、共想法を理解すること、そして共想法の研修の基本を確立することが大きな目的でした。普及のためにも、また今後優先していく効果検証を行っていく上でも、共想法の参加者に、真に効果的な結果を得られるよう参加してもらうためには、実施者がその仕組みや手法を正しく理解した上で、実施することが不可欠であるからです。
 大武先生、理化学研究所、京都大学医学部付属病院、筑波大学、千葉大学、星槎名古屋中学校、産業技術総合研究所等の研究・教育・医療機関の関係者、ほのぼの研究所の市民研究員、そして運営スタッフと、様々な立場の20〜70代の、延べ42名が以下の内容の研修を受講しました。
 11月16日(木)10:00〜18:00
  *講話:共想法とは何か?>大武先生
   「高齢者の認知機能低下と認知症の予防を目的とする会話支援技術の開発」
 *参加者による共想法実演「好きなものごと」司会:ロボット
 *グループワーク「初めての人に共想法を楽しんでもらうには」
  *講話:記憶機能訓練―記憶方略に着目した認知トレーニングの紹介―」
                   >京都大学医学部付属病院 大塚貞男先生
  (懇親会)
  11月17日(金)10:00〜17:00
  *共想法の実施方法について(実施マニュアル)>学研ココファンスタッフ吉田様
  *今後の取り組みとほのぼの研究所の活動について>大武先生
  *共想法司会体験 テーマ「10分歩いてみつけたもの」司会:市民研究員
  *グループワーク「共想法の司会者に必要なことは」
          「共想法に楽しく参加してもらうためには」
  *講評・今後について


参加者の記念撮影(2日目)

  1日目は10:00から、学研ココファンスタッフの吉田弥生様のスケジュール説明、自己紹介、開会挨拶を経て、早速、「高齢者の認知機能低下と認知症の予防を目的とする会話支援技術の開発」と題した、大武先生の講話から始まりました。動画や新版の「共想法ガイドブック」を用いて、高齢になると低下しやすい機能と認知症予防と会話支援手法である「共想法」の関係性、ほのぼの研究所の活動について、丁寧に説明が行われました。さらに、共想法や先生の研究の進化のプロセス、そして、2017年4月に移籍した、理化学研究所革新知能統合研究センター認知行動支援技術チームにおける、モノ・手法・データに関する研究活動の3項目が、共想法開発第三ステップ以降の大きな目標であることが、熱く語られました。


認知症予防と共想法に関する大武先生の講話

  参加者と共想法との関わりは、当然のことながらまちまちでしたが、初めての方々には、共想法やほのぼの研究所へのご興味、ご理解を大いに深めていただけたようでした。また、創成期から係ってきたメンバーを含めたほのぼの研究所の市民研究員には、進化のプロセスを振り返りながら、「共想法」の真価を再認識するとともに、改めて体系的に学び直す好機となりました。

  開始早々中身の濃い研修のインターバルのランチタイムは、13階の社員食堂を利用させていただきました。ガラス張りの大きな窓が全壁360度に広がる開放的な空間から、東京タワーや遠い山々を見渡しながら、英気を養うことができました。

  午後は、早速、午前中の講話を踏まえて、「好きなものごと」をテーマの共想法実演に、全員が参加しました。司会は、時間管理に長け、控えめな参加者には発話を促す機能も持ち合わせたロボットのぼのちゃんが担当、コレクション等の趣味、仕事、何よりの好物、ペットなど、多彩な話題がうんちくも込めて提供され、会場は笑いに包まれ、一体感が醸し出され、話し手の想いを共有することができました。


ロボット:ぼのちゃんの司会による共想法実演

  次いで、各自の話題の200字要旨の記入と、実演後の自由会話を兼ねたティーブレイクを経て、これまでの講義や共想法体験をベースに、「初めての人に伝える共想法のよさ」をテーマとするグループワークを行いました。あるべき要素の抽出に加えて、初めて体験した方ならではの、示唆に富んだ新しいアイデアや意見も述べられました。

  座学、実演、グループワークと、バラエティに富んだメニューの研修1日目の最後は、京都大学医学部付属病院精神神経科の大塚貞男先生の、「記憶機能訓練―記憶方略に着目した認知トレーニングの紹介」と題した話題提供でした。精神神経科での臨床研究に基づいたトレーニング方法の知見は、専門性の高い研究や検証のためだけでなく、日常生活にも活用できそうなノウハウやヒントとなるもので、興味深く、身近に感じることができました。


京都大学医学部付属病院精神神経科の大塚先生による話題提供

 タイトなスケジュール終了後は、懇親会会場の13階に移動。ランチタイムとは一変した都会の夜景を目にすると、緊張がほぐれてくるのを実感しました。新しい出会いと知見の獲得、情報の共有、そしてスキルアップの場をもつことができることへ喜びと感謝を述べる、大武先生の乾杯の音頭を皮切りに、歓談の輪が広がり、研修の快い疲れが癒されていきました。

  2日目は、気分一新、高層24階の会議室にて開催されました。「共想法実施マニュアル」に基づいた、吉田様の解説や質疑応答の後、大武先生より今後の共想法、ほのぼの研究所の方向性や展望が述べられ、それに関して、多方向から活発な熱い議論が展開しました。
  午後からは、共想法実施者としてのスキルアップのために、共想法の司会研修を行いました。まずはベテラン市民研究員が、次いで新人研究員が司会者となって、「10分歩いてみつけたもの」というテーマで、共想法を実施しました。新人とは思えない巧みな司会ぶりには感服し、今後の活躍に期待したことでした。
  
  グループワークは、「共想法の司会者に必要だと思うこと」「共想法に楽しんで効果的に参加してもらうために、必要なこと」をテーマとして、個人ワークを経て、喧々諤討論した結果を模造紙にまとめて発表する形式でした。しばらくこうしたワークスタイルとご無沙汰だった市民研究員にとって、若い方々にお知恵を拝借しながらの作業は、刺激的で楽しいものでした。


まずはテーマについてグループ討議


討議結果をまとめて紙面に表現・発表

  最後に大武先生から講評と、総括として研修を通して新たな気づきや課題があったこと、またそれらに対する展望が述べられ、濃密な研修は滞りなく終了しました。

  後になってしまいましたが、この実り多い研修が遂行できましたのは、常に参加者の士気の維持につとめながら、配慮の行き届いた総合司会をして下さった吉田様をはじめとする、運営スタッフの方々のご尽力のおかげだと感謝しております。ここに改めて御礼申し上げます。

市民研究員 長久秀子

加湿器

カテゴリ : 
今日の共想法 » 冬支度
執筆 : 
NagahisaH 2017-12-3 8:00
  今年の冬はインフルエンザのワクチンが不足しているためでしょうか、施設には早めに加湿器が設置されました。去年までは小さな加湿器でしたが、今回のものはその大きさにびっくり仰天、洗濯機ほどでしたから。
  これだけ大きいと、今年の冬は私のお肌もしっとりするかもしれません。自分でも手洗いやうがいをしっかりとやろうと思いました。

マカべ共想法参加者 M.H.さん


新しく設置された大きな加湿器

コメント 市民研究員 E.N.さん
この加湿器の大きさには、本当にびっくりしました。私も自宅に小さいものを1つ持っているのですが、まだ使ったことがありません。今年は是非活用して、インフルエンザにかからないようにしたいと思います。

認知症予防無料講習会実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2017-10-22 8:00
  2017年9月26日(火)午後3:00〜6:00、パレット柏において、認知症予防無料講習会を開催しました。この講座は、認知症予防と、認知症予防会話支援手法『共想法』を学ぶだけでなく、実際にその実施方法についても理解を深めていただき、共想法に参加していただくことに加えて、さらに実施者としても活躍していただける方々を広く募る目的で、実施しました。また、事務局を2017年4月に柏市の文化・交流複合施設であるパレット柏に移してから、当施設において初めて開講した、記念すべき講座でもありました。
 市内、近隣エリアで公募した結果、柏市、流山市、東京都から、30代から80代までの幅広い年代の14名が参加されました。

開講挨拶をする大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長 

  開会の挨拶の後、大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長(理化学研究所革新知能統合研究センター認知行動支援技術チームリーダー)が、新版の老化防止と認知症予防に役立つ『共想法ガイドブック』をもとに、認知症の予防の仕組みと、脳を鍛えていつまでも若々しく保つのに役立つ「共想法」の仕組みと、その認知症予防との関係を、具体的にわかりやすく説明し、その実施方法についても紹介しました。講義の中休みには、ご参加の皆様に、参加動機を添えて自己紹介もしていただきました。

講義に熱心に耳を傾けるご参加の皆様

  その後、市民研究員が「好きなものごと」をテーマにした共想法の実演を披露した後、早速ご参加の方々に、2グループに分かれて、事前に提出をお願いしてあった、実演と同じテーマ「好きなものごと」の写真をもとに、共想法の体験をしていただきました。幅広いジャンルにわたるテーマであることから、好物の飲料、趣味、スポーツ、生業とする手作り作品、海外ボランティア先の様子、故郷、日々のほのぼのとしたエピソード…と多岐にわたる興味深い話題が次々と提供されました。話題提供1分、質疑応答2分という限られた時間設定に、当初は戸惑う方もいらっしゃいましたが、ほどなく慣れていただき、初回とは思えないほど、どの話題にも活発に会話が弾み、ギャラリーをまきこんで、気づき、感動、笑いが相まって、手狭なミーティングスペースには、ひととき熱気と、なんともいえないほのぼのとした一体感が生まれました。

笑顔で共想法体験   

  最後に、ティーブレイクを兼ねたグループミーティングで、講座の感想や共想法への期待等を思い思いに語っていただき、大武所長の総括、アンケート記入をお願いして、閉講いたしました。
 果たして、ご参加のうち数人の方に、早速ほのぼの研究所の活動にご協力いただくご意向を伺うことができて、大変嬉しい限りです。
 ここに改めてご参加いただきましたこと、そして初めての施設利用のため、スケジュール管理や機器の扱いの不慣れや不備でご迷惑をおかけしたにもかかわらず、温かくサポートしていただきましたことに、心より感謝し、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 市民研究員 松村 光輝

 5〜6年前から手作り味噌を作りはじめました。苦労したのは豆を潰すこと、 専用のお玉では時間がかかるので、フ−ドプロセッサーを買って、楽になりました。それでも1kgの大豆を潰して味噌にするには半日かかります。
 知人に糀の割合を多くすると美味しくなることを教わり、昨年800gから1200gに増量したところ、美味しく仕上がりました。手前味噌になってしまいますが、ふたりの娘家族にも好評です。しばらくみんなで美味しい味噌汁を味わうことができています。 

継続コース参加者 C.O.さん

 

手作り味噌の材料 
 
コメント:市民研究員 H.N.さん
味噌を手作りしたことがない私には、大変そうな作業に取り組み、さらに工夫しながら美味しさを追求していらっしゃる姿勢に頭が下がるばかりです。食はもとより、生活全般の新しい情報に常に敏感、しかもそれをすぐにトライしたり、生活に取り入れていらっしゃるようにお見受けするC.O.さん、今度はどんなアイデアやヒントをいただけるのか、楽しみです。 
 2017年9月15日の午後13時30分から14時30分まで、東京都中央区日本橋の理化学研究所革新知能統合研究センターを、デンマーク高齢者担当大臣が視察され、共想法を体験されましたのでご報告させていただきます。
  日本の面積はデンマークの8倍、人口は25倍ですが、山の少ないデンマークは広々とした印象を受けると聞いたことがあります。高齢化率は日本よりも低めだそうですが、幸福度調査で世界一のデンマークの高齢者担当大臣は、日本の高齢者の長寿に関心を抱かれたようです。
  大臣を含めて4名のゲストは、2名の日本人スタッフと共に会議室に入ってこられました。私は撮影のためにオブザーバーとして臨席していたのですが、入室するなり皆様がにこやかに握手して下さったのでとても嬉しく思いました。


理化学研究所について説明する松本洋一郎理化学研究所理事

 最初に理化学研究所松本洋一郎理事から、100周年となる理化学研究所の歴史と革新知能統合研究センターの設立目的、今後の展望などについての説明がありました。13時45分頃から、大武美保子認知行動支援技術チームリーダー(NPO法人ほのぼの研究所代表理事を兼務)により、高齢者の認知機能低下と認知症の予防効果のある共想法の説明、高齢者対象の実施のビデオ紹介がありました。共想法の実例として、埼玉県のきらりびとみやしろ、茨城県のマカベシルバートピアの様子が映し出されました。


会話支援AI、共想法のシステム、ロボットの説明する大武代表理事

  その後13時50分ごろからは、会話支援AI、共想法のシステム、ロボットの説明があり、ゲストは興味深げに聞いていました。時折ロボットのぼのちゃんの声がするので、次第に会場は和やかな雰囲気に包まれて行きました。いよいよゲスト4名が参加する共想法の時間となりました。ぼのちゃんの待つスクリーンの前に移動し、参加者全員がイヤフォンをつけるとセッションが始まりました。


ゲストによる共想法セッション

   14時5分ごろから、「好きな食べ物」というテーマで、日本食のメニューの中から美味しかった料理を選んで話をしていただきました。席は左からデンマーク高齢者担当大臣チューラさん、保健省事務次官ペアさん、保健省局長シーネさん、保健省大臣特別顧問ミケールさんの順でしたが、写真の説明が耳慣れない言葉で始まったのでこれがデンマーク語なのだと気が付きました。やはり仲間同士では母国語のほうが自然であり、感情も伝えやすいのでしょう。お互いの感想にうなずき、笑い、楽しそうにお話をされていました。ぼのちゃんは全て日本語で司会をし、それぞれの説明が1分、質疑応答が2分のセッションを無事に終えることが出来ました。次に英語でどのような内容だったかを簡単に説明していただき、和やかな雰囲気の中14時半にはセッションが終了しました。


ぼのちゃんも一緒に記念撮影

 最後にぼのちゃんを前にして、全員が記念撮影をして大臣の視察は終了となりました。このような短い時間での訪問でしたが、共想法の魅力やぼのちゃんのかわいらしさは十分にお伝えすることができたように思います。何よりも皆さんがくつろいだ様子でにこやかにお話されていたことが印象的でした。ゲストが退室された後、「今日大臣は欠席でしたか?」と大武チームリーダーに伺ったところ、大臣は看護師の経験を持つ中央の女性だということが分かり、すっかりリラックスしていた私はどっと冷や汗が出た次第です。国民に人気のある大臣のおおらかで気さくなお人柄に、深い感銘を受けた一日でした。

 なお、理化学研究所のウェブサイトにも、視察の様子が掲載されていますので、併せてご覧下さい。
(リンク)<http://www.riken.jp/pr/topics/2017/20170920_1/>チューラ・フランク デンマーク高齢者担当大臣が革新知能統合研究センターを視察

市民研究員 永田映子

簡単服

カテゴリ : 
今日の共想法 » 暑さ対策
執筆 : 
NagahisaH 2017-8-13 8:00
 一年中和服で過ごした祖母ですが、8月だけは「ごめんなさい」といって、袖なしの簡単服を着ていました。
 私もそれにヒントを得て、家の中ではウエストもしぼらず、肩をだしたワンピースで、過ごします。ただし、突然、チャイムが鳴った時にこのスタイルで応対するわけにいかず、ボレロを用意しています。
 実はこの簡単服を当時「アッパッパ」と呼んでいたのですが、余りにも雑駁な言葉のような気がして、我が家だけの呼び名かと思って口に出すのを控えていましたが、同年代の方々は皆さん知っていらして大笑い、話が弾みました。最近の若い人たちには通用するのでしょうか。

市民研究員A.U.さん




愛用の「簡単服」

コメント:市民研究員H.N.さん
簡単服、または、アッパッパは、猛暑を機に、大正末期〜昭和初期にかけて関西地方から着用されはじめた、夏用のワンピースの呼称のようで、懐かしい響きがあります。ステテコが新しいネーミングで男女ともに愛用されるまでに復権したのと比べものにならないほど、簡単服は、ファッショナブル、かつ機能的に、真夏の女子の味方として変身を遂げていることを、再認識したのでした。

水中花

カテゴリ : 
今日の共想法 » 暑さ対策
執筆 : 
NagahisaH 2017-8-6 8:00
  長いことしまってあった水中花を久しぶりに出して、ビー玉やおはじきと共にガラスの器に入れてみました。数十年前のものですが、美しく輝いて見えました。少し物足りないので入れた、100円均一のお店で求めたビニール製の緑の小花が水から少し顔を出したところに違和感があって、なかなか面白いと思いました。
  今の水中花はポリエステル製のものが多い中、これは通算木(紙八手)という草からつくられた通草紙がでてきているとのこと、貴重品ですね。長い年月を経ても、傷みもなく、こうしてきれいに涼しさを演出してくれて、驚くとともに嬉しく思いました  
  夏が過ぎたらメダカを入れて、飼ってみようかな…と考えています。

継続コース参加者K.N.さん



美しく涼しさを演出する水中花

コメント:市民研究員H.N.さん
豪華なカサブランカユリを思わせるような、立派で美しい水中花に驚かされました。しかも経年劣化の跡もない、今は素材はおろか、その作り手もほぼなくなったという通草紙製という貴重なものを見せていただけた幸せを、感じました。メダカがこの水中花を見たら、きっと驚くでしょうね。
 2017年5月16日(火)、ほのぼの研究所の定例研究会(於:柏市のほのぼのプラザますお)をSchweitzer夫妻が訪問されました。Pam SchweitzerさんはEuropean Reminiscence Network代表で、数十年にわたり、イギリスで回想法(Reminiscence)を実践されてきた方です。

 4月26日から京都で開催されていた第32回国際アルツハイマー病協会国際会議に参加するため来日、学会終了後はご夫君のAlexさんと共に、回想法関係者と交流を深めたり、興味をお持ちの日本の伝統文化に触れたり、観光を楽しまれたりと、日本各地を回られているとのこと。日本の回想法研究者の紹介で、大武先生の「共想法」にご興味をお持ち下さったとのことで、今回の見学が実現しました。

 共想法を理解していただくには、何より一緒に体験していただくのが最善の方法です。そこで、ご夫妻に「最近あった面白いこと」をテーマに写真1枚を提供していただき、普段より多人数ではありますが、総勢9名と大勢で、共想法を実施することになりました。研究員の心もとない英語力でコミュニケーションはおろか、共想法がスムーズに実施できるのか、大変案じられましたが、大武先生の司会と通訳、ほのぼの研究所の理事の三宅徳久氏(パラマウントベッド株式会社の顧問)の通訳、そして研究員のボディランゲージと気力で、果たして大過なく?進めることができました。


共想法の実施 Pamさんによる歌舞伎座の話題提供

 Pamさんの話題は「歌舞伎座」、建物自体の古典とモダンのコントラストの妙、そして演目や衣装、館内の美しさ等を興奮気味に述べて下さいました。Alexさんの話題は京都で召し上がった「焼きそば」。これまで経験なさったことのない味を大変気に入られた様子でした。そして、目前の鉄板での調理をご覧になって、先の大戦直後の幼い頃を思い出したというエピソードも語られました。

 質疑応答では、研究員が提供した話題のうち、ダイヤモンド富士、柏市地元チームのサッカー観戦や神社の狛犬等に、格別の興味を持って下さった様子で、活発に質問して下さいました。


共想法の実施 質疑応答


 共想法終了後、Pamさんが実践されている「回想法」についてプレゼンテーションがありました。回想法トレーニングや、舞台芸術、アート、教育、コミュニティ・プロジェクトの拠点として設立したロンドンの回想法センターでの活動、特に彼女の専門分野でもある演劇やダンスといった舞台芸術の手法を通して、認知症の方々の人生の振り返りの手法や、その結果について幾つかの事例が紹介されました。認知症の方々が、昔の写真を含めた様々な回想グッズや、アートを通して、記憶を蘇らせたことを、ご家族ともども喜びあう様子の画像、そしてPamさんの「(共想法と回想法には)写真を使うところに、共通点がある」という感想が印象に残りました。


Pam Schweitzerさんの「回想法」プレゼンテーション


 記念撮影をして、お名残を惜しむ間もなく再び京都へと急ぎ退室なさったご夫妻をお見送りした後、研究員たちは、言葉の壁のある方々と、共想法を通じて、曲がりなりにも情報の交換や交流が果たせたことに、安堵し、快い疲労感と爽快感を味わったことでした。

Schweitzerご夫妻と市民研究員

市民研究員 長久 秀子