ほの研ブログ - 最新エントリー
2018年暑い夏の3カ月間の共想法参加は、私たちにとって大変意義ある体験となりました。この体験の余韻が残る11月、大武先生の助言をいただきながら、月1回13時30分から15時30分の2時間、共想法に継続して参加するグループへの応募を、共想法体験者に呼びかけました。果たして12名が集まりました。そして、大武先生、理研のスタッフの方々のご指導、サポートをいただきながら、同年12月、日本橋にある理化学研究所(以下理研)の一室をお借りして、第一回目をスタート致しました。グループ名は、意見を出しあい、発足の地お江戸日本橋にちなんで、「お江戸共想法」としました。

お江戸共想法実施風景
第1回のテーマは「私の好きな色」としました。夏の共想法体験とは違った、12名3グループのメンバー構成を毎回変えること、個々の写真の説明と、質疑応答を写真1枚につき1分間で行い、参加したグループの会話については、フェイススケールと写真当てクイズ、参加しなかったグループの会話については、会場からの質問と聞き取り確認を行う、という進め方には、最初は戸惑いましたが、徐々に慣れてきました。現在、よりよい運営方法については、まだまだ模索中です。

テーマ「江戸をイメージさせるもの」
築地波除神社の獅子殿
この進め方に慣れてきたメンバーのひとりで、皆勤参加者のTさんから発せられた「毎回の ″テーマ“ってホントに難しいよね。ホントに悩むよね。」 の一言が、「共想法」の研究の狙いのひとつでは、と思っています。日々頭を使って悩むことが、脳を刺激し、鍛える手段でもあるのです。
11回目からは、2019年度体験者からの新しいお仲間が増え少し雰囲気も変わってきました。今後も、「話す」「見る」「聴く」「考える」を楽しく実施することを続けていきたいと思っております。また、大武先生も述べられた、「お江戸共想法」の1日も早い「自立」を目指すべく精進しなければと思っています。

お江戸共想法実施風景
第1回のテーマは「私の好きな色」としました。夏の共想法体験とは違った、12名3グループのメンバー構成を毎回変えること、個々の写真の説明と、質疑応答を写真1枚につき1分間で行い、参加したグループの会話については、フェイススケールと写真当てクイズ、参加しなかったグループの会話については、会場からの質問と聞き取り確認を行う、という進め方には、最初は戸惑いましたが、徐々に慣れてきました。現在、よりよい運営方法については、まだまだ模索中です。

テーマ「江戸をイメージさせるもの」
築地波除神社の獅子殿
この進め方に慣れてきたメンバーのひとりで、皆勤参加者のTさんから発せられた「毎回の ″テーマ“ってホントに難しいよね。ホントに悩むよね。」 の一言が、「共想法」の研究の狙いのひとつでは、と思っています。日々頭を使って悩むことが、脳を刺激し、鍛える手段でもあるのです。
11回目からは、2019年度体験者からの新しいお仲間が増え少し雰囲気も変わってきました。今後も、「話す」「見る」「聴く」「考える」を楽しく実施することを続けていきたいと思っております。また、大武先生も述べられた、「お江戸共想法」の1日も早い「自立」を目指すべく精進しなければと思っています。
お江戸共想法実施参加者 齋藤 千鶴子
毎年夏は金沢のコンサートに参加することにしています。金沢市内には古風で京都のような優雅さを感じており、毎年行っては楽しい思いをしています。
兼六園に近いホテルに宿をとり、兼六園まで歩いていく道すがら、道路にきれいな絵をみつけました。近づいてみると、びっくり、それは兼六園を描いた長方形の消火栓のンホールの蓋でした。こうしたものにまで気を配っていて、美しい街はさすがだと思いました。

兼六園が美しく描かれたマンホールの蓋
コメント:市民研究員 M.N.さん
各市町村で、マンホールの蓋のデザインで、工夫されたものが設置されていると聞きます。この金沢市のきれいな絵柄は素敵ですね。是非、一度見て見たいものです。我が町宮代町のものは、町章が真中でその周りを、町の名産である巨峰のブドウをあしらった絵柄のものです。金沢市と同様に、色付きのものは、消火栓です。
兼六園に近いホテルに宿をとり、兼六園まで歩いていく道すがら、道路にきれいな絵をみつけました。近づいてみると、びっくり、それは兼六園を描いた長方形の消火栓のンホールの蓋でした。こうしたものにまで気を配っていて、美しい街はさすがだと思いました。
継続コース参加者M.A.さん

兼六園が美しく描かれたマンホールの蓋
コメント:市民研究員 M.N.さん
各市町村で、マンホールの蓋のデザインで、工夫されたものが設置されていると聞きます。この金沢市のきれいな絵柄は素敵ですね。是非、一度見て見たいものです。我が町宮代町のものは、町章が真中でその周りを、町の名産である巨峰のブドウをあしらった絵柄のものです。金沢市と同様に、色付きのものは、消火栓です。
2019年2月3月に、毎週1回「地域担い手養成講座」受講した同じグループ5人で、「このまま終わりたくない」という思いから、”健康脳トレ麻雀”のサークルを立ち上げました。
メンバーは麻雀経験者2人と、リーチの方法も解らない3人。牌を上向きにして見えるようにしていても振り込み、「どうして、その牌捨てないの?」との質問に、「可愛くて好きだから」と答えたり、「ロン」と言えず頂戴と手を出したりで、コーチも「なんも〜」と大笑い。平均年齢74歳、でも、頭の中フル回転中です。

頭の中フル回転の脳トレ麻雀
コメント:市民研究員 M.N.さん
「健康脳トレ麻雀」いいですね。私達の若い頃、麻雀は「吸う・飲む・賭ける」の三拍子が、揃って麻雀という大変な時代でした。最近は「吸わない・飲まない・賭けない」で女性、子供、各施設でも多く参加されています。「きらりびとみやしろ」でも、「ふれあいサロン」の事業(5ヵ所7サロン)の一つで、健康麻雀を実施しています。あのジャラジャラの音、懐かしいですね。
メンバーは麻雀経験者2人と、リーチの方法も解らない3人。牌を上向きにして見えるようにしていても振り込み、「どうして、その牌捨てないの?」との質問に、「可愛くて好きだから」と答えたり、「ロン」と言えず頂戴と手を出したりで、コーチも「なんも〜」と大笑い。平均年齢74歳、でも、頭の中フル回転中です。
継続コース参加者N.S.さん

頭の中フル回転の脳トレ麻雀
コメント:市民研究員 M.N.さん
「健康脳トレ麻雀」いいですね。私達の若い頃、麻雀は「吸う・飲む・賭ける」の三拍子が、揃って麻雀という大変な時代でした。最近は「吸わない・飲まない・賭けない」で女性、子供、各施設でも多く参加されています。「きらりびとみやしろ」でも、「ふれあいサロン」の事業(5ヵ所7サロン)の一つで、健康麻雀を実施しています。あのジャラジャラの音、懐かしいですね。
美容室を営んでいます。受付のテーブル越しの窓から見える小さい空です。窓には季節に合った手作りのカフェカーテンを設えています。ここでは、いつも予約のお客様ご来店の15分くらい前からスタンバイします、また帳簿付けもしたりしています。
ふと、小さな店の小さな空をあと何年見ることができるのかしらと思いました。

窓越しに見える空
コメント:市民研究員 H.N.さん
きっととても丁寧に迎えて、心をこめて気持ちよくヘアを整えて下さるサロンなのだろうと想像しました。どの季節の空がお好きなのでしょうか?機会があれば、お邪魔して一緒にサロン内から空を眺めてみたいと思いました。
ふと、小さな店の小さな空をあと何年見ることができるのかしらと思いました。
継続コース参加者M.S.さん

窓越しに見える空
コメント:市民研究員 H.N.さん
きっととても丁寧に迎えて、心をこめて気持ちよくヘアを整えて下さるサロンなのだろうと想像しました。どの季節の空がお好きなのでしょうか?機会があれば、お邪魔して一緒にサロン内から空を眺めてみたいと思いました。

2020年 子年
千葉県房総の早春の花々
あけましておめでとうございます
旧年は、元号が変わり、共生と予防を柱とする認知症施策推進大綱が決定された節目の年でした。これまで実施してきた一連の活動の目的と位置づけを整理し、丁寧に準備、実施したことで、体験から継続参加頂く流れが定着する、〆切前に講演会申込者が定員を超えるなど、参加の輪が広がる成果を得ることができました。この流れを加速するべく、認知症予防を目的とする共想法、ほのぼの研究所をPRする動画制作を開始しました。これを契機に、共想法とは、ほのぼの研究所とは何か、目的や経緯と共に、現時点での見解を含めて明文化しましたので、ご紹介します。
「共想法」の目的と経緯
共想法は、年を重ねると、誰にでも起こりうる認知機能の低下を、脳の使い方の工夫でなるべく防ぐことを目的としています。低下しやすいと知られている、「体験記憶」、「注意分割機能」、「計画力」を使うように設計されています。 2006年、大武美保子(当時、東京大学助教授、2020年現在、理化学研究所チームリーダー)が、認知症の祖母との会話をヒントに考案しました。
「共想法」の定義
共想法は、写真を見ながら「話す」「見る」「聴く」「考える」を行う会話支援の方法です。参加者は、出題されるテーマに沿って写真を撮ってきて持ち寄ります。話し手の写真が順に映し出されると、時間内に話し、その後、周りの人から質問や感想を言ってもらって、自分の体験をより深く考えます。周りの人の撮影した写真を見て、話を聴き、ものの見方を広げます。低下しやすい認知機能を総合的に使い、長持ちする脳の使い方を、一連の活動の中で実践します。
「ほのぼの研究所」の目的と経緯
ほのぼの研究所は、超高齢社会の課題である「認知症」を、高齢者を中心に全世代と共に考え、解決方法を提案する新しい学問を創り、「防ぎうる認知症にならない社会」を実現することを目的としています。その具体的な手段として、「共想法」の実践研究と普及を目指す組織です。2007年に開所し、2008年にNPO法人化しました。「共想法」実践研究の場を運営するのは、平均年齢70代の市民研究員、そこに参加するのは、20代から90代の個人と法人賛助会員です。
「ほのぼの研究所」の活動
「共想法」を日々の生活の中に取り入れ、長持ちする脳の使い方を実践する高齢者が中心に活動しています。
・「共想法」継続コースの実施
・講演会開催、ニューズレターやブログで情報発信
・各地での「共想法」実施運営のサポート
・「防ぎうる認知症にならない社会」を共に目指す自治体や企業との協働事業
・活動を通じた人材育成、最先端技術の開発と評価
などを行っています。
この他、旧年を特徴づける事業を、いくつかご紹介します。講演会のビデオ鑑賞会を開催し、日程が合わなかった方を始めさらに多くの方と知識を共有することができました。参加者の一部が実施者になる参加型研究の拠点が、新たに東京日本橋に生まれ、お江戸共想法として定期開催に至っています。参加者実施者を対象に、共想法とほのぼの研究所に関する意識調査を行い、これらが生活や人生に及ぼす主観的な影響を明らかにしました。継続参加の効果を長期的に検証すべく、頭の健康チェックを導入しました。高齢運転者向けのサービスを展開する損害保険会社と共催で講演会を開催し、認知機能や運転技能を本人や家族に返すことで、安全性が向上する成功事例を共有すると共に、積極的に予防するサービスにつなげる方法について検討しました。皆様の支えにより一連の活動が実現しましたこと、心より感謝申し上げます。
新年は、これまで取り組みや準備を進めてきた、企業や自治体と共に、新たなサービスの実践や、それに向けた研究をさらに進めて参ります。本年もご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2020年元旦
NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長
理化学研究所 チームリーダー 大武 美保子
我が家は代々寺院の住職をしていますので、お線香はマッチを使って毎日あげています。毎回3本ずつあげるということになっています。ですから、家族全員であげると、家の中が煙でもうもうとしてしまうほどです。最近では火事にならないように、お線香を折って横に並べる方が多いようですね。
デイサービスに出かける日は、朝の支度で忙しく、ゆっくりお線香も上げられませんが、火事には十分気をつけたいと思います。

毎日マッチで火をつけているお線香
コメント:市民研究員 E.N.さん.
毎回3本とは多いですね。我が家は短いお線香を半分に折ったものを1本だけあげています。この時期、空気がとても乾燥しています。昔はお線香が原因の火事も結構多くあったように記憶していますので、注意したいですね。
デイサービスに出かける日は、朝の支度で忙しく、ゆっくりお線香も上げられませんが、火事には十分気をつけたいと思います。
マカベ共想法参加者T.T.さん

毎日マッチで火をつけているお線香
コメント:市民研究員 E.N.さん.
毎回3本とは多いですね。我が家は短いお線香を半分に折ったものを1本だけあげています。この時期、空気がとても乾燥しています。昔はお線香が原因の火事も結構多くあったように記憶していますので、注意したいですね。
健康のための日課として、6:30公園で行うラジオ体操に合わせて、一時間強の歩きをするようにしています。少し前までは目的のためのトレーニングでしたが、この頃は、集まって来る仲間との何気ない会話や挨拶に活力をもらってきます。毎日、同じ場所で体操をしていると、親近感がわき、今日も来ているかな?と気になるものです。朝の出会いの小さな会話が1日の始まりを爽やかにしてくれています。

緑豊かな公園でのラジオ体操
コメント:市民研究員 A.S.さん
素晴らしい、一日の始まりの健康習慣ですね。体を動かし、仲間との会話、身も心も早朝から全開の様子が感じられます。今日も一日、楽しく充実した日になるように思えます、私も少しは見習います。
継続コース参加者N.K.さん

緑豊かな公園でのラジオ体操
コメント:市民研究員 A.S.さん
素晴らしい、一日の始まりの健康習慣ですね。体を動かし、仲間との会話、身も心も早朝から全開の様子が感じられます。今日も一日、楽しく充実した日になるように思えます、私も少しは見習います。
私の誕生日祝いに、「これまで行ったことのないところに行きましょう」という妻の提案で、帝国ホテル上階のランチバイキングに行きました。レストランの眼下が皇居で、その先に拡がる空がとてもきれいだったので、思わず写真におさめました。食事も大変おいしく、とてもよい記念になりました。
出光美術館からの皇居の眺めも素晴らしいということなので、今度はそちらからも眺めてみたいと思います。

皇居と空
コメント:市民研究員 H.N.さん
雄大に広がる空と都心のビル群を背景に、うっそうと広がる皇居の深い森のこの上もない美しさは、令和に入って初めの記念すべきお誕生日祝いを、さらに素敵なものにしたことでしょう。ふと、先に行われた即位の礼正殿の儀の始まりに、奇跡的に虹がかかって、得も言われぬ気持になったことを思い出しました。
出光美術館からの皇居の眺めも素晴らしいということなので、今度はそちらからも眺めてみたいと思います。
継続コース参加者M.A.さん

皇居と空
コメント:市民研究員 H.N.さん
雄大に広がる空と都心のビル群を背景に、うっそうと広がる皇居の深い森のこの上もない美しさは、令和に入って初めの記念すべきお誕生日祝いを、さらに素敵なものにしたことでしょう。ふと、先に行われた即位の礼正殿の儀の始まりに、奇跡的に虹がかかって、得も言われぬ気持になったことを思い出しました。
工機がそびえる新市街地の青空が象徴する住宅着工が旺盛な我が街は、市のマーケティング戦略が奏功し、この1年間の18歳以下の人口増が全国一に、人口ピラミッドは全国の趨勢と異なる形になりました。数十年前に転居してきた頃には思いもよらないことです。
多くの若い世代とのふれあいから得られるパワ−は高齢者にとっては得難いものです。いずれ訪れる彼らの晩年も、今私たちが感じているような活気満ちたものであるようにと、行政リーダーの手腕や人々の意気込みに期待したいものです。

どんどん子育て世代が増えてきた新しい街
コメント:市民研究員 A.S.さん
若い人が増える街は写真の青空のように明るい希望と開ける未来が感じられます。団塊の世代にあった高度成長による街づくりとは違って、ゆとりと、自然の環境を残しつつ、何時までも活気があり住み続けられるよう、良い街にして欲しいですね。
多くの若い世代とのふれあいから得られるパワ−は高齢者にとっては得難いものです。いずれ訪れる彼らの晩年も、今私たちが感じているような活気満ちたものであるようにと、行政リーダーの手腕や人々の意気込みに期待したいものです。
市民研究員H.N.さん

どんどん子育て世代が増えてきた新しい街
コメント:市民研究員 A.S.さん
若い人が増える街は写真の青空のように明るい希望と開ける未来が感じられます。団塊の世代にあった高度成長による街づくりとは違って、ゆとりと、自然の環境を残しつつ、何時までも活気があり住み続けられるよう、良い街にして欲しいですね。
災害用備蓄食品の消費期限を点検しながら、定期的に食べて買い足していく「ローリングストック法」、調理時間やお皿洗いの水を節約できるポリ袋に食材を入れて湯煎する「パッククッキング」等々、ネットで食に関する防災知識を仕入れました。
その時、災害時に美味しく食べられるという、市販のポテトスナック菓子にお湯を注いでつくるポテトサラダの紹介が気になったので、キュウリとハムとマヨネーズも加えて試してみました。なかなかお勧めの味になったので、後日、職場の若い人に話したところ、「もうとっくに知ってますよ!」といわれてしまいました。

おいしい災害時食づくりに挑戦
コメント:市民研究員 H.N.さん
スナック菓子から、なかなかユニークでおいしそうなものができるのですね。備蓄食品だけではなく、手許にあるものを上手に活用するアイデアを収集しておくのも、今後のサバイバル術の一つかもしれません。
その時、災害時に美味しく食べられるという、市販のポテトスナック菓子にお湯を注いでつくるポテトサラダの紹介が気になったので、キュウリとハムとマヨネーズも加えて試してみました。なかなかお勧めの味になったので、後日、職場の若い人に話したところ、「もうとっくに知ってますよ!」といわれてしまいました。
継続コース参加者K.T.さん

おいしい災害時食づくりに挑戦
コメント:市民研究員 H.N.さん
スナック菓子から、なかなかユニークでおいしそうなものができるのですね。備蓄食品だけではなく、手許にあるものを上手に活用するアイデアを収集しておくのも、今後のサバイバル術の一つかもしれません。