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ほの研ブログ - 最新エントリー

讃岐の餡餅お雑煮

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
TadenumaY 2010-1-3 9:40
 昨年の12月6日の当ブログに、Y.M.さんの「讃岐のお雑煮」を掲載しました。今年の元旦も 「餡餅お雑煮」 を作られたとのお便りを、写真を添えて頂きました。 まさに、お正月の続編話題として、ご紹介申し上げます。

お便り:

あけましておめでとうございます。
今年もよろしく お願い申し上げます。さて・・・、

先にお約束していた餡餅お雑煮の写真を撮りました ので、お送りします。このお雑煮は元旦にわたしが、自分でつくったものです。^^)


讃岐の餡餅お雑煮

ほのぼの研究所 二周年記念講演会
ふれあい共想法公開実施・参加者: Y.M.さん
 クリスマス講演会とパーティーの報告を、当研究所の市民研究員である前川晃子さんに書いていただきましたのでご覧ください。
 
 2009年12月8日、東京大学柏キャンパス・メディアホールにて、クリスマス講演会を開催しました。11月に、アメリカにおける国際回想法学会、米国老年学会に出席された、大武美保子先生が、学会参加報告と共に、共想法に関する最新の研究発表内容を紹介しました。


クリスマス講演会 大武美保子先生

 70名以上の参加者の構成は、東京大学柏キャンパスの教員、学生をはじめ、遠方より、大学、研究所、企業の研究者や技術者、報道関係者、近隣から、ほのぼの研究所の賛助会員や共想法経験者、市民研究員と多様です。


クリスマス講演会 会場の様子

 背景知識の異なる参加者に合わせて、「回想法、国際回想法学会、共想法、老年学、米国老年学会、ほのぼの研究所」の六つのキーワードを軸に、参加報告と解説がありました。その中で、国際回想法学会での共想法と回想法それぞれの特徴、共想法の手法で回想法を行う場合の相乗効果など、興味深い話が展開されました。共想法が「未来から見て過去となる『現在』を創出するための手法」という視点は、回想法との比較から生まれました。参加報告については、12月20日の下記の記事をご覧下さい。

ほの研ブログ - 国際回想法学会・米国老年学会参加報告

 クリスマス講演会に引き続き、図書館の向かいにある食堂・プラザ憩いの一角で、クリスマスパーティーを開催しました。参加者は、赤と白の帽子、エプロン、マフラーの中から好きなものを選んで身につけて、サンタクロースに扮し、全員参加型(サンタ型)を実現し、一期一会の交流を楽しみました。


サンタの勢ぞろい

 「帽子、マフラー、エプロン、どれを選んだかでその方の性格が読めますね」とおっしゃったゲストが居ましたが、どんな性格が読めたかは聞き漏らしました。乾杯、クラッカーの発射音とともにパーティーが始まりました。


一期一会の会話を上空からみると・・・

 参加者の名札には大学・企業・卒業生などグループ別に異なる色の目印をつけました。パーティー前半は同じ色の名札の人と、後半は違った色の名札の人と会話をするよう大武先生の指示が。そのせいか、みなさんとってもよくミックスして、ちょっと狭い会場に熱気が立ちこめました。


パーティー会場に書道が登場

 市民研究員に達筆がいます。誰も読めなかった流麗な文字の意味は「本年も大過なく終わり、なにはともあれ、めでたいことだ」ということのようです。みなさまにもこの言葉をお贈りし、迎える新年のご健勝とご多幸を念じます。
2009年12月8日に、ほのぼの研究所のクリスマス講演会において、「国際回想法学会・米国老年学会参加報告」と題した講演の概要を、まとめましたのでご覧ください。

大武美保子

<概要>
2009年11月16日(月)から22日(日)まで一週間、米国南部の中心都市、ジョージア州アトランタを訪問し、国際回想法学会ならびに米国老年学会に参加しました。国際回想法学会は17日から18日にかけて開催され、米国老年学会は、19日から21日までを中心日程として開催されました。前者は全日程、後者は最初の二日間に参加しました。いずれも分野の重要人物が集まり、最先端の議論が行われましたので、その一端をご報告します。

<国際回想法学会>
国際回想法学会は、1995年に第一回が開催され、以後二年に一回、米国老年学会の前に開催されてきました。2009年で第八回です。回想法に関する専門家が集まり、参加者約50名と小規模で双方向の議論ができる国際会議でした。
 会場はホテルの会議室で、テーブルクロスのかかった円卓が部屋全体に設置されていて、パーティー会場のようでした。参加者は好きな席に座り、そこでコーヒーを飲んだり、時に食事をとったりしながら、くつろいだ雰囲気で講演を聞き、議論をしました。

○2009年11月17日 国際回想法学会 一日目
午前は、ライフレビュー(Life Review)、午後は、ガイド付き自伝(Guided Autobiography)に関するワークショップ。いずれも参加型で、テーマに沿って二人一組、または、円卓を囲んで話し合う形式で行われました。夕方からは講演と、立食パーティーでした。


ライフレビューワークショップ

○2009年11月18日 国際回想法学会 二日目
午前、午後と講演があり、間に昼食をとりながらのグループ討論が行われました。テーブルによって討論のテーマが異なり、好きなテーブルに座ります。二日目の午後の講演では、「共想法:同じ画像を見て制限時間の中で想いを共有する」と題し、発表しました。具体的な手順と共に、回想法との違い、文化的背景の違いを説明しました。
 午後の講演の後は、ポスターを含む全部の発表についての総合討論を行い、最後に会場をレストランに移して夕食会が行われました。


国際回想法学会での発表の様子



夕食会で少女達!の掛け声に集う参加者

回想法は、高齢者に過去の思い出を想起するように働きかけることで、情動の安定などの心理的な効果を導く対人援助手段で、アメリカの精神科医であるロバート・バトラー(1963)によって提唱されたライフレヴュー(Life review)という概念から発展、普及したものです。
 国際回想法学会の参加者は、医師、看護師、臨床心理士、芸術家、作家など、様々な職業に就き、研究分野は心理学、医学、看護学、美学に加えて、哲学、歴史学、女性学、ジャーナリズム、異文化コミュニケーション、そして工学と幅広く、回想法へのアプローチは多様であることを実感しました。

回想法の研究と実践の紹介サイト内に国際回想法ライフレヴュー学会2009 参加報告がありますので、併せてご覧下さい。

<米国老年学会>
米国老年学会は毎年開催され、今年で62回目の開催です。2009年の米国老年学会のテーマは「健康に老いを迎えるための創造的な方法」でした。ヒルトンホテルとマリオットホテルの両方を会場とする、とても大規模な会議で、参加者数は約3300名です。
 本会議は五日間、多くのセッションが一日組まれる中心日程は中三日間で、国際回想法学会の翌日から、一日目と二日目に参加聴講しました。複数のセッションが並列に開催され、同じ時間に見ることができるのは一つなので、以下の報告は、報告者個人の興味の赴くまま見聞きした、いわば虫の視点からのものです。

○2009年11月19日 米国老年学会 一日目
午前のオープニングセッションは、先見の芸術(The Art of Vision)と題する講演です。大画面に音楽つきの映像を映しながら、肖像画を上下逆さに描き、最後にひっくり返すことで、何を描いたかが分かる実演をしました。年を取ることによって制約が生じるからこそ、その制約を超える新たな工夫や知恵があると実感され、会場は興奮に満ちた雰囲気になりました。
 午後は、状況と加齢による認知機能の変化、シアトル縦断研究、医療と地域の連携による50歳から64歳までの疾病予防に関するセッションを聞き、ポスター発表を見て、夕食の後、技術と老化に関する分科会に参加しました。


オープニングセッション「先見の芸術(The Art of Vision)」



上下逆さの肖像画を描く講演者

○2009年11月20日 米国老年学会 二日目
午前は、健康な老いのための地域からのアプローチ、受賞講演を聞きました。昼は部門別会議で、ビュッフェ形式で行われました。午後は、積極的に暮らす事による健康な老い、高齢者が参加する世界中の研究に関するセッションを聞き、展示を見て、夕方は全体会議の後、回想と加齢に関する分科会に参加しました。
 高齢者が参加する世界中の研究に関するセッションの中で、イギリスの田舎の暮らしに関する研究の発表があり、若い研究者が導入を、研究に参加した高齢者が現場での実施報告をしました。研究対象は高齢者ではありませんが、研究する高齢者という点でほのぼの研究所と通じるところがあります。


ビュッフェ形式の部門別会議(行動社会科学部門)



研究成果を発表するイギリスの高齢者

老年学とは、老化あるいは加齢現象を研究する科学で、加齢現象のうち、老年学では特に、個体の成熟から自然死までの期間に生じる変化を対象とします。老年学会には、生命科学、健康科学、行動社会科学、政策実践社会学の四つの部会があり、老年学を構成する研究領域に対応します。
 米国老年学会会員の約60%が女性です。これは、看護学の分野の参加者が増えているためで、学会事務局によると、ここ5-6年の傾向とのことです。実際に参加してみて、医学系学会が多くを占める、今年の六月に参加した日本老年学会総会とは雰囲気が異なることを実感しました。老年期を扱う学問について、どの分野を出発点とするかは国により異なり、時代と共に変化するものと思います。

第一回特別講演会

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2009-12-13 10:53
第一回の特別講演会の報告を、当研究所の市民研究員である長井瑛さんに書いていただきました。開催後に速報としてまとめられたものですが、本日掲載出来ましたのでご覧ください。

 2009年10月9日、さわやかちば県民プラザに、野村豊子先生(東洋大学ライフデザイン学部教授)を外部講師にお迎えして、「回想と生きがい−回想法に学ぶ−」の講演会を開催致しました。当日は台風一過の秋晴れに恵まれ20数名の方にご参加頂きました。


第一回特別講演会

 回想法は数十年の歴史を持つ手法ですが、沢山の図表や写真を使って約1時間半に亘り、一寸駆け足でしたがわかり易く説明頂きました。印象に残ったお話は「高齢者は何々が出来る」という視点から、回想法を通じた高齢者ケアを実践されていると言うことでした。この「何々」には、変わることや学ぶことなどが入ります。我々の共想法とは相似点、相違点が色々あり、11月には、当研究所の所長が国際回想法学会で共想法について発表します。(編者注:講演会開催時点では発表前でした。)


東洋大学ライフデザイン学部教授 野村豊子先生

 講演会のあとは、野村豊子先生を囲んでの記念撮影の後、会場内のレストランで、有志10数名で講師を囲み、約1時間懇親会、もとい、座直りを行い、盛会裏に終了致しました。行事の後に参加者や開催者が打ち解けて交流する茶話会を、岩手県では「座直り(ざなおり)」というそうです。野村先生に教わりました。


野村豊子先生を囲んで



座直り(懇親会)の様子

讃岐のお雑煮

カテゴリ : 
今日の共想法 » 好きなものごと
執筆 : 
TadenumaY 2009-12-6 7:30
私の故郷は讃岐なのですが、そこのお雑煮は非常に珍しいものです。白みそのお汁の中にお餅が入っているのですが、その中に甘いあんが入っています。はじめての人はみな気味悪がるのですが、それがとても美味しいんです。 みなさんもたべてみましょう。

ほのぼの研究所 二周年記念講演会
ふれあい共想法公開実施/参加者:Y.M.さん


讃岐のお雑煮


M.O.さんのコメント
その後スーパーで見つけた「あんもち」。あんもちといえばあんもち雑煮、お話を聞いてからずっと気になっていたので、さっそく作ってみました。白みそのみそ汁に、銀杏に切った大根、えのき、万能ねぎを長めに切り、あんもちを半分に切って入れました。あん餅はよもぎ餅につぶあんです。仕上げにゆず一味を少々。Y.M.さんによると、人参を入れると色合いがさらによくなるとのことです。
おかずとおやつを一度に楽しめます。是非お試しください。

P.S.
Y.M.さんの元々の写真はインターネットから取ってきたものでしたので、
コメントした人が撮影した写真に差し替えました。

笑福(招福)こけし

カテゴリ : 
今日の共想法 » 好きなものごと
執筆 : 
 2009-11-29 11:00
 このこけしは、35年前お仲人様より頂いた物で大きな口を開けて笑っています。 首と胴が離れ頭の部分は自由に動きます。
 向き合ったりそっぽを向いたり、下を向けると口が隠れ哀しい表情をします。 あれこれ動かしていると色々語っている様です。
 招福という名がついていました。 私は笑福と勘違いしておりましたが、福を招くこけしだったのです。
 何年経っても私達を見守っていて下さり、改めて感謝です。

        県民プラザ受講者 A.Sさん


笑福(招福)こけし

    市民研究員 M.Tさんのコメント

 まさに、『笑う門には福来る』の”こけし”ですネ。
『笑いは、人と社会を救う副作用のない特効薬かもしれません』と、あるテレビの解説で云っておりましたが、本当にそう思います。

  

きぬ子

カテゴリ : 
今日の共想法 » ティータイム共想法
執筆 : 
TadenumaY 2009-11-22 11:30
 鬼怒川のほとりを散策している時に出会ったのがきぬ子です。筋骨たくましくぎょろ目で八重歯(牙)のあるこの子はころころと太って何とも愛らしい。寝そべって頬づえついて太い足を折り曲げて何を考えているのでしょう。巻き毛の頭にリボンを付けてワンピースを着た女の子の小鬼。鬼怒川のマスコットのわたしは「鬼怒子」です。
*第二回ティータイム共想法参加の市民研究員:Y.T.さん


きぬ子

*市民研究員 A.M.さんのコメント
さすが鬼の子。女の子なのに腕の筋肉の太いこと。牙もあるし、この子を怒らせたらきっと怖いでしょうねえ。ちなみに、鬼怒川温泉には「鬼怒太」クンという男の子の鬼もいるそうですよ。

輪島朝市の風景

カテゴリ : 
今日の共想法 » ティータイム共想法
執筆 : 
TadenumaY 2009-11-15 8:00
 先日、妻と石川県の輪島市を旅していた時、朝市を訪れた時の1駒です。早い時間だったのでさっと1回りをして、ここのお店に立ち寄り、妻が藁で編んだ小さな草履(1円玉より少し大きい)を買っていました。その時の写真を撮っていると、ふと後ろの彫刻が目に飛び込んできました。これは絵になると思い、狙ってシャターを切りました。ちなみに後ろの建物は、結婚式場でした。
*第二回ティータイム共想法参加の市民研究員:K.N.さん


取り合わせの妙


*コメント:市民研究員 A.N.さん
 一見したところ中東やヨーロッパの街角の風景かと思った。なんと輪島朝市の風景とのこと。年配の婦人の売り子と背後のヴィーナス像の取り合わせが何とも面白い。良くこんな題材を見つけたものだ。流石写真を趣味にされる人の作品と参加者一同の感心しきりであった。

楽笑栗

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
 2009-11-8 6:00
 この栗はいわゆる甘栗で煎っているうちに割れ、割れ口がまるで口を開けて笑っているように見えるものです。
 袋に目や眉を描き入れてみました。
 見ているだけで笑みがこぼれ楽しい気分になります。
 また、自然の甘みでこちらにも笑顔が移ってきます。

どうしてこのように割れてくるのか解りませんが、への字になっている栗は見当たりませんでした。
「美味しい」と食べ過ぎ、笑っていられなくなってしまうかもしれませんが・・・。

                   県民プラザ受講者 A.Sさん


楽笑栗


市民研究員 M.Tさんのコメント

『瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ・・・』 万葉歌人山上憶良の子供達への愛情がひしひしと伝わってくる歌です。
 この栗達はきっと愛情をいっぱい受けて育った栗なのだと思います。
何故ですって?  皆口を大きく開けて笑っていますヨ!

全自動鐘撞き機

カテゴリ : 
今日の共想法 » ティータイム共想法
執筆 : 
TadenumaY 2009-11-1 9:50
 坂東札所のあるお寺で人間の姿が見えないのに、撞木が動いて鐘を撞く光景に出くわした。透明人間の仕業とは思わなかったものの、一瞬信じられないものを見た気がした。正体はタイマー付の自動鐘撞き機。お寺の人手不足や高齢化に対応するものとして考案され、今では全国で1,600ヶ所以上に設置されているという。お寺の鐘の音には、何やら有り難味や郷愁を誘うものがあり、機械で撞くことはそんな気持ちを裏切られる気もするが、厳しいお寺の現況を思えばこれもやむを得ないことなのでしょう。こんな川柳があるそうです。「百八ツ撞けぬ和尚の高齢化」
第二回ティータイム共想法参加の市民研究員:A.N.さん 


自動鐘撞き機

コメント:市民研究員 A.T.さん
お寺の鐘を撞く音も自動化される時代ですか・・・。お寺様にも高齢化の波がヒタヒタと・・・。身につまされるお話です。