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ほの研ブログ - 行事カテゴリのエントリ

2010年度 ほの研四大成果

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
fri 2011-8-28 9:10
2010年度の四大成果は、2011年5月に発行したほの研通信第7号で、長谷川多度当研究所事務局長よりご報告しましたが、関連するブログ記事がほぼ揃いましたので、改めて総括します。

 2010年の特色としては、第一に、厚労省所管の福祉医療機構から助成を頂き、且つ赤い羽根募金からも助成をたまわり、業務の内容が公的な性格を帯びるようになったことです。
 第二に、地域が全国規模に拡大したことです。関東近県は勿論、西は長崎県、東は福島県にまたがり、先生他市民研究員十数名は東奔西走いたしました。
 第三に、業務の内容は、最も難しい引き籠り高齢者や初期認知症者の方に共想法を試みた点で、今後の改善点について貴重な知見を得ることができました。
 第四に、技術的な改良が加えられた点です。十指に余る学識経験者から貴重な助言を頂き、検証方法への反映や、ほのぼのパネルソフトの改良など、遂にはロボットによる共想法司会の試みまでとびだしました。
 これ等を四大成果として列挙いたします。併せて、関連するブログ記事へリンクします。

?共想法の実施(標準共想法・遠隔地の共想法・小規模多機能型居宅介護施設や介護老人保健施設の初期認知症者共想法・乗り合いタクシー送迎付共想法。地区社会福祉協議会への出前共想法など)
郡山での共想法と日の出
乗り合いタクシー共想法
柏中央地区ボランティア交流会出前講座

?長崎北病院、きらりびとみやしろとの協働
宮代町「ふれあい共想法」講演会

?講演会・交流会(三周年行事、クリスマス行事、NHK取材と放映)
WAM記念講演会・交流会
クリスマス講演会・交流会

?研究活動(学会参加、有識者の外部評価。ソフト改良、ロボット司会)
長崎学会 聴講記
長崎紀行
人工知能学会セミナー聴講記
テルテル坊主ロボット共想法司会実験
アンドロイド

          事務局長 長谷川多度 記

盛岡人工知能学会聴講記

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-8-28 9:00
市民研究員の武下秀子さんに、去る6月に盛岡市で行なわれました人工知能学会聴講記を書いて頂きましたので、本日、写真と共に掲載致します。


2011年度第25回人工知能学会全国大会は、6月1日(水)岩手県民情報交流センター(岩手県盛岡市)「アイーナ」において開催された。ほのぼの研究所からは、大武美保子先生、塚脇章生さん、永田映子さん、応援者として、佐藤由紀子さん、田口良江さん、武下秀子が参加した。

 近未来チャレンジ2011(サバイバル・オブ・チャレンジ)セッション「認知症予防回復支援サービスの開発と忘却の科学」について、15件の貴重な研究成果の発表が行われた。分科会は、主催者である大武美保子先生のご挨拶<「ふれあい共想法」の新語紹介等>に始まった。


大武先生の講演

ほのぼの研究所の塚脇さんは、“認知症予防回復支援サービス「ふれあい共想法」の介護福祉施設における実施手法の開発”について発表された。7月から10月までの介護福祉施設(柏市、郡山市)及び【柏市介護予防センターほのぼのプラザますお】への来所者を対象とした共想法の実施により、認知症があっても共想法に参加でき、慣れてくれば楽しめることも確かめられた。また、実施に必要な事前準備、要介護者を対象とする実施の工夫、フェイススケールによる主観評価が可能であることが確かめられ、以後、持続可能な実施体制を整える計画であると締めくくられた。


市民研究員 塚脇章生さんの発表



「マカベシルバートピア」永田映子さんの発表

分科会の最後に、大武美保子先生が「高齢者が遠隔操作するロボットを用いた司会による共想法形式のグループ会話支援」と題して高齢者同士のグループ会話を、遠隔操作ロボットで司会することができるかを確かめた研究成果を発表された。

応援者3人の学会参加の感想としては、
?「学会の発表」を聴くことにあまり抵抗なく参加できてよかった。理由として
・前日の交流会の席で、発表される方の話を聞くことができたこと。
・ロボット関係の発表にはこれまでの体験から親しみを持って聞くことができたこと。
?認知症に対し、あらゆる角度から研究が進められていることが分かった。
?積み重ねられた研究成果の発表に質疑が多く出された。

発表者、発表グループはもとより実用化の過程等の質問にいたるまで、さすがに格調高い人工知能学会であったと感じさせられた。
                市民研究員 武下秀子 記


セッション前夜の交流会

7月16日に開催されたシンポジウム『貢献する心の生物・文化的起源と将来』の中で、大武先生が“視点をつなぐ「ふれあい共想法」”と題して講演を行いました。その内容が、YouTube に掲載されています。



但し、講演時間が長いので、最初の10分ほどでが画面が切れますが、とても気になるタイミングで終わります。 是非、ご覧下さい。

ほのぼの研究所 広報G
今月に行なわれましたほのぼの研究所赤い羽根記念講演会・交流会についての記事を、市民研究員の根岸勝壽さんに書いて頂きました。本日掲載できましたのでご覧下さい。

平成23年7月12日(火)東京大学柏キャンパス図書館1Fメディアホールにおきまして、ほのぼの研究所設立4周年を記念して、柏市社会福祉協議会会長為成勝五郎様をお迎えして、赤い羽根記念講演会が開催されました。

 講演会は、約100名ものご出席を得まして、為成様、当研究所監事上橋柏市議会議員のご祝辞を頂いたのち、当研究所大武美保子代表理事が「閉じこもりを防ぎ認知症を遅らせる」と題しまして講演を行いました。そして長谷川副代表理事から、ほのぼの研究所の現在の取り組み、活動状況の報告がありました。
 講演では、することとできること、しないこととできないことの関係について、図を用いて説明がありました。衰えやすい認知機能、たとえば計画力などは、日頃から計画を「しない」でいると、いつの間にか「できなく」なる場合があります。逆に、日頃から計画を「する」よう心がけると、計画をうまく立てることが「できる」ようになります。共想法に継続的に参加し、テーマに沿って写真と話題を用意することは、計画を「する」習慣を日常に取り入れる一つの方法です。
 活動状況の報告では、昨年度の各種共想法実施を踏まえ、今年度は、介護施設入居者を対象とする共想法と出前講座の実施に、赤い羽根の支援を受け本格的に取り組むことについて伝えられました。
その後、ふれあい共想法継続ならびに研修コース受講者による3組、一般参加者1組の合計4組による1分共想法のデモンストレーションがあり、瞬く間に時間が過ぎて盛り沢山の講演会でした。




為成様ご祝辞



大武先生講演



一分共想法



講演会会場風景


講演会の後、会場をカフェテラス「憩」に移して、60名弱の参加を得て、お茶とケーキによる交流会が開催されました。流山市民活動センターの木村センター長のご祝辞と、当研究所理事のパラマウントベット(株)三宅様によるアルコール抜きでの乾杯で開会されました。交流会の参加者全員の紹介が行われて、あちこちに人の塊が出来てお話が盛り上がったようで、和やかな内に会は進んで行きました。中締めの後、予定時間を過ぎてもしばらくあちこちで会話が弾んでいました。交流会の幹事さんは良く気がつく方と見えて、会場はそれより長い時間を予約してあった由。めでたし!!  めでたし!!


交流会



交流会乾杯

7月12日(火)午後1:30より、東京大学柏キャンパス 図書館1階メディアホールにて、ほのぼの研究所赤い羽根記念講演会「閉じこもりを防ぎ認知症を遅らせる」が開催されました。その折、「一分共想法」のデモンストレーションが行われ、平成23年度の新しい試みである「継続コース」、「研修コース」の参加者と、ゲストの方々、総勢23名に、4グループに分かれて頂いて、「好きなものごと」、「健康・食べ物」、「笑い・失敗談」、「ふるさと、旅行、近所の名所」とそれぞれ異なったテーマで、「一分共想法」に挑戦して頂きました。ここで披露されました話題を当ブログにて、順次掲載していく予定です。


赤い羽根記念講演会 一分共想法

テルテル坊主ロボット共想法司会実験

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-6-26 14:00
ほのぼの研究所では、高齢者が遠隔地に出向かなくても共想法の司会ができるかどうかを確かめるため、様々な種類のロボットを用いて共想法の司会をする取り組みを実験的に行っています。先週掲載したアンドロイドの記事に続き、今週はテルテル坊主ロボットの記事を掲載します。テルテル坊主ロボットを用いた共想法司会実験の当日、87歳の誕生日を迎えられた、市民研究員の長谷川多度さんによる体験記です。

平成23年1月18日に、本郷の東京大学の近くのビルで小型ロボット(愛称テルテル坊主)の実験をおこないました。昼食は東大医学部内のイタリアンで済まし、窓外を眺めると、完成間近かのスカイツリーが望見されます。誰かが左に傾いてるぞと云うので、良く見るとそんな気もしないでもない。ニュースにもなって諤々の議論となった由。これについては後日、大武先生の学術的見解もありました。タワーの断面は、足元では正三角形のため、見る角度によっては傾いて見えるそうです。


スカイツリー

本番のロボット実験は、手なれた大武先生の配線も無事終わり試運転中、熱暴走のため、突然ロボットとの交信が不通になり、学生さんが着衣?のウレタンカバーを脱がせてばたばたと団扇で扇ぐ光景がモニターに写しだされたので、別室に待機していた操作係の研究員から爆笑がおこりました。
そんなこともあって、いよいよ実験開始となり、研究員がモニター画面を見ながらパソコンを操作しました。予め登録された、「では1番さんお願いします」、「質問に移ります」、沈黙が続くと「3番さん何か質問ありませんか」など、ロボットのメッセージを選びます。慣れないと慌てますが、そのうち段々調子をあげて、無言居士を見つけては発言をお願いしていきます。


モニター画面を見ながらロボットのメッセージを選ぶ



テルテル坊主ロボットの司会の下、共想法を実施

ロボットが人間の司会者の様に円滑に動作をするためには、慣れが大切で、動作信号の種類を記憶し、モニター画面の参加者と一体になって機械を動かすことが出来れば、遠隔地での司会もスムースに進むと思われます。そのためには、モニター画面が鮮明で全景をカバーしている事が望ましい。それに、テルテル坊主はなかなか愛嬌があって、むくつけき男性より歓迎されることは間違いないでしょう。

ロボットが主役か人間が主役かの問題は、やはり人間ではなかろうか。これが実験を体験した私の結論です。

追記:近くテルテル坊主が新たにほのぼの研究所ロボット研究員として増員になる予定です。

本予備実験に関する研究発表:
大武美保子,大谷昂,小泉智史,吉川雅博,松本吉央,三宅なほみ.高齢者が遠隔操作するロボットを用いた司会による共想法形式のグループ会話支援,2011年度人工知能学会全国大会論文集, 1A2-NFC1b-11, 2011.

アンドロイド

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-6-19 14:50
ほのぼの研究所では、高齢者が遠隔地に出向かなくても共想法の司会ができるかどうかを確かめるため、様々な種類のロボットを用いて共想法の司会をする取り組みを実験的に行っています。以下の報告は、市民研究員の田口良江さんが速報としてまとめられたものですが、予備実験の結果をまとめた発表を行いましたので、本日掲載します。

1月25日、柏市の【ほのぼのプラザますお】にアンドロイドがやって来た。

会場の2階は、ロボットの研究開発をしている産総研の方やNHK水戸放送の取材陣、市民研究員ほかに見学者多数で期待と熱気でいっぱいだ。
中央に若い女性が背筋を伸ばして座っている。何人もの人がカメラを向けている。この女性がアンドロイドだ。近づくと膝に乗せた両の手は指先の爪まで健康的で、甲にはうっすらと静脈が見える。そっと触れてみるとやわらかくヒトの感触だ。

いよいよアンドロイド嬢の司会で共想法が始まる。研究員6名が参加者の座につきそれぞれが持ち寄った一枚の写真を話題提供1分、質疑応答4分で和やかに進められていく。アンドロイド嬢は時折まばたきをしながら表情もやわらかに参加者の説明にうなずき、発言の少ない人に質問するように促す。
このようにアンドロイドが上手に司会進行を出来るのは別室でパソコンの操作をしている司会者役の研究員だ。あらかじめこれまでに行った共想法の司会者のことばを集めてボタンに登録したものの中から言葉や表情、設定された時間に合わせてボタンを操作していく。
一番目のグループが終わると二番目のグループに入れ替わって全員がアンドロイドの司会による共想法と遠隔操作でアンドロイドに司会させるやり方を習得した。
ボタン操作を習熟して「アンドロイドと私」が一体になった時、遠隔操作による共想法は、ごく近い将来可能になるだろう。



市民研究員とアンドロイド




アンドロイド嬢




手もキレイでした。



予備実験に関する研究発表:
大武美保子,大谷昂,小泉智史,吉川雅博,松本吉央,三宅なほみ.高齢者が遠隔操作するロボットを用いた司会による共想法形式のグループ会話支援,2011年度人工知能学会全国大会論文集, 1A2-NFC1b-11, 2011.

高田倶楽部への「共想法」出前講座

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-5-15 9:00
先日、高田小学校内で行われました「共想法の出前講座」について、市民研究員の永井澄子さんにレポートを書いて頂きましたので掲載します。 ご覧ください。

平成23年4月24日の日曜日、午後3時より、柏市立高田小学校内「高田倶楽部クラブハウス」で、同倶楽部が定期的に開催している健康づくりセミナーの一環として、共想法の出前講座を行いました。 高田倶楽部とは、「学校に行けば、いつでも誰でもスポーツができる!」という 理念の基に生まれた総合 型地域スポーツクラブです。当日は、出前講座実施のために、ご尽力頂いた副代表の阿部正視先生外、男性2名、女性11名のご参加を頂きました。



高田倶楽部クラブハウス



前半は、大武先生のご挨拶に続いて、NHK取材ビデオを映写し、その後ほの研メンバー3名による一分間共想法のデモを行いました。 共想法の質問タイムには、高田倶楽部メンバーに加わって頂いたので、次々と質問や、体験談が出され、話題提供メンバーが質問することなく、タイムオーバーとなってしまいました。




NHKビデオを見る



後半は、大武先生がほの研紹介パンフを使って、ほの研と共想法について説明を行いました。日常生活の中で、計画力、注意分割力、記憶力の三機能を意識して働かせることが、重要だと強調されました。又、ほの研での活動は、認知症予防になるとアピールして、今後予定されている4周年記念講演会や入門コース、継続コースがあることをお伝えしました。



大武先生の講演


その後の講座全体の質問時間には、「参加の効果は?」「住んでいる近くで共想法をしたい。」「3か月に1回位やってみてはどうだろう。」と、時間いっぱい質問、意見が出されました。

宮代町「ふれあい共想法」講演会

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-4-24 10:00
市民研究員による出前講座の形式で行われた「ふれあい共想法」講演会について、市民研究員の武下秀子さんに御報告いただきました。開催後に速報としてまとめられたものですが、本日掲載出来ましたのでご覧ください。

平成23年2月23日、埼玉県南埼玉郡宮代町の図書館ホールで、宮代町が主催し、NPO法人きらりびとみやしろが実施する形で、NPO法人ほのぼの研究所の市民研究員による「ふれあい共想法」講演会が行われました。参加者約160名、ホールが一杯の盛況でした。ほのぼの研究所からは、長谷川、佐藤、前川、田口、黒田、武下の6名が参加し、説明や実演の司会、記録などを分担して行い、全員で質疑応答に対応しました。



「ふれあい共想法」講演会の様子


まず、主催者である宮代町の副町長の真砂和敏様、実施団体であるNPO法人きらりびとみやしろの理事長の安部晨様から、それぞれご挨拶を頂きました。

講演では、市民研究員の佐藤さんの司会進行の下、最高年齢者である87歳の長谷川副代表理事は、2010年7月にNHK首都圏ネットワークで放映されたふれあい共想法に関する映像を流した上で、共想法の進め方とほのぼの研究所について紹介しました。次に、市民研究員の前川さんが、共想法の背景と特色及び認知症予防について説明しました。



宮代町の図書館ホールで開催された「ふれあい共想法」講演会
(宮代町公式ホームページより、許可を得て転載)


休憩をはさんで、後半は、NPO法人きらりびとみやしろのメンバー5名による、一人当たりの持ち時間3分、写真2枚の共想法の実演を行いました。テーマは「旅行と食べ物」です。一人ずつ、自分が旅した風景や故郷の様子、大好きな食べ物などの写真について説明を行いました。それらについて周りから活発な質問があり、積極的に話し合いに参加する姿が見られました。

認知症に関する懇話会の時間には、NPO法人きらりびとみやしろ副理事長 島村孝一様より、御挨拶を頂きました。参加者の皆様からは、「写真やパソコンなどいろいろ勉強することがありそうです。でも、私たちより先輩である研究員の方々が楽しく続けているので、挑戦したいです。」「共想法に参加するための方法を教えてほしい。」といった、前向きな感想、質問等をたくさん頂き、盛会のなかに終了しました。

人工知能学会セミナー聴講記

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-4-3 10:30
第61 回人工知能セミナーの参加報告を、当研究所の市民研究員である塚脇章生さんに書いていただきました。開催後に速報としてまとめられたものですが、本日掲載出来ましたのでご覧ください。

平成22年10月7日(木)、東京・三田の東京工業大学キャンパスイノベーションセンターで、「ヘルスケア〜予防・医療・介護の立場から」と題して、第61回人工知能学会セミナーが開催され、ほのぼの研究所の大武先生が講演された。ほの研からは長谷川、武下、塚脇の3名が、お手伝いを兼ねて、セミナーを聴講した。以下は、その概要である。

 大武先生の講演は、開会挨拶後のトップバッターで、「認知症予防を目的とする共想法の開発―ほのぼの研究所における共同研究の取り組み」と題してであった。
 講演では、以下の四点について述べられた:?高齢者の高齢者による高齢者のための認知症予防、?会話による認知症予防回復支援サービス、?民産官学連携研究拠点「ほのぼの研究所」の設立と歩み、?今後の展望。特に、高齢者との共同研究で、?高齢者は、サービス提供者であると同時に、認知症予防回復支援サービスを研究テーマとして活動する生涯研究という新たなライフスタイルの実践者として、主要な役割を果たして来たこと、?高齢者は、高齢社会のサービスイノベーションの担い手となりうることが明らかになったこと、?今後は、より困難な状況にある高齢者が再び元気を取り戻すができるサービスを創造すること、を強調された。

 講演に加えて、セミナー聴講者に「共想法」をご理解頂くため、大武先生のご指示で、ほの研の聴講者3名が「一分共想法」の実演を行った。
 その他の講演は、?「事例分析に基づいたモチベーションマネージメント技術の開発と保健指導システムへの応用」 伴秀行(株式会社日立製作所中央研究所)、?「医用画像診断システムと臨床アプリケーション」 山形仁(東芝メディカルシステムズ株式会社)、?「救急医療現場における工学的サポートの重要性について」 阪本雄一郎(佐賀大学医学部救急救命センター)、?「サービス・サイエンスに基づく先端的健康サービスの創造」 久野譜也(筑波大学大学院人間総合科学研究科)、であった。


市民研究員による共想法の実演