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ほの研ブログ - 行事カテゴリのエントリ

 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。 第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。

 企画全体の報告は成田山街歩き共想法実施報告をご覧下さい。
 先々週より、順次街歩きのコース毎に報告をしています。今週はごゆるりコースからです。


ごゆるりコースメンバー

 ごゆるりコースには、女性7名,男性2名の計9名.老若男女バラエティ豊かな面々が集まりました。成田山近くの米屋観光センターに到着する頃には,前日来のあいにくの雨も小降りになったので、傘をタブレットやカメラに持ち替えて,街歩きをスタートしました。

 まずは成田山へ、ということで雰囲気のある土産物屋の並ぶ参道を新勝寺に向かいました。立派な総門をくぐり、境内でお手水を済ませ、便利なエレベーターの力も借りながら、本堂前へたどり着きました。多くの参拝客が訪れるからでしょう、境内にこれまで余り見かけたことのない歩行に不安のある方、車いす・ベビーカー利用者に配慮したエレベーターが設置されていることに感激しました。


お手水も忘れずに



景観に溶け込むバリアフリー対応のエレベーター

 境内はあいにくの天気にもかかわらず,非常に多くの人でにぎわっていました。ちょうど七五三の日でもあったため、慣れない着物、袴などに身を包んだ子供連れの家族の姿が数多くありました。また、本堂付近で開催されていた菊花展では、多種多彩な花色や趣向をこらした魅せ方があることに驚かされました。本堂でお参りをしている間、堂内に響く凛とした読経の声には、不思議と気持ちが落ち着きました。


菊花展の多彩な盆栽・鉢物

 参詣後は本堂周りの三重塔をはじめとする立派な建物をめぐり,その色合いや造りの豪華さに圧倒されるとともに、それらが現在まで色鮮やかに維持・保存されていることへの努力も感じることができました。


豪華な造りの三重塔


 少しだけ足を踏み入れた成田山公園は残念ながら紅葉の季節には早かったようですが、
植物に興味のあるメンバー達は、長年にわたり自然が織りなしたまたとない風情に心奪われた様子でした。

 次いで、一行はお土産モードに切り替わりました。コンパクトな店内に所せましと陳列されている境内のお土産屋さんは、多種多様な商品には目移りしてしまうほど。店主からひとつひとつのご利益について親切、丁寧に説明してもらいました。


親切な説明をしてくれた境内のお土産屋さん


 門を抜けて小休止した後は、参道のお土産屋さんへ。古い造りのお店が多い雰囲気のある通りは、名物の鉄砲漬を中心にした漬物店が目立ちました。昔懐かしい甘味や和菓子、レトロなラムネやご当地キャラを配したサイダー等々、普段は見かけないものをみつけては、ついつい気になって買ってしまいました。


レトロなラムネ&ご当地キャラのサイダーに興味津々

 ごゆるりコースはネーミングのとおり、ゆとりを持って街歩きをすることができましたので、成田山をよく訪れているというメンバーから、「きょうは、普段は見ていなかったところをじっくり参詣することができた」との声をいただきました。
 
 その後の共想法では,コースの異なる他のコースと情報の共有ができて、成田山にはまだまだ知らないスポットがあることがわかり、個人的にまた訪れてみたくなりました。

(ごゆるりコース)
千葉大学工学部メディカルシステム工学科2年 根本卓也

 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。 第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。

 企画全体の報告は成田山街歩き共想法実施報告をご覧ください。
 先週より、順次街歩きのコース毎に報告をしています。今週はお散歩コースからです。


お散歩コースのメンバー

 お散歩コースのメンバーは、ほのぼの研究所の共想法継続コース参加者2名、市民研究員1名、大日本印刷の方1名、大武研究室2名、地域NPO活動体験参加者2名の合計8名でした。初めて成田山に来られた方もおり、新たな出会いや発見に胸を躍らせながらスタートしました。
 まず、成田山の玄関である総門付近で、グループの集合写真を撮影し、新勝寺に参詣しました。 ちょうど、菊花祭りが開催されていて、大本堂前には成田山の文字をかたどった見事な菊の飾りが設置されており、菊花展も開かれていました。また、七五三のお祝いに訪れた家族連れにもたくさん出会いました。小さい子供たちが立派な和服に身をつつみ、家族に手を引かれている姿をほほえましく思いました。

 その後、成田山公園に向かいました。14日から成田山公園は『紅葉祭り』と聞いていたので、真っ赤に色づいた紅葉を期待しながら足を踏み入れましたが、残念なことにあまり紅葉していませんでした。今年は紅葉の時期が遅いのでしょうか?けれども、ところどころ紅葉している木々もあり、緑と赤のコントラストを楽しむことができました。散策中、海外から訪れた方とも会話が弾んで交流の輪が広がるという、思いがけない嬉しい体験もすることができました。


色づき始めた木々



アラカシの巨木を見上げるメンバー



海外からのお客様とも交流

 成田山公園で自然を満喫した後、参道を散策しました。昔の日本家屋を模したお店や江戸時代に建てられ重要文化財に指定されている建造物が立ち並び、少しタイムスリップしたような雰囲気を味わうことができました。たくさんの飲食店がありましたが、成田名物のうなぎ屋さんが目立ちました。店頭でうなぎを捌いているところを見ることができ、料理人さんの手際の良さに驚きました。他にもようかんや鉄砲漬け、手ぬぐいのお店を見つけることができました。手ぬぐい屋さんでは手ぬぐいを広げて壁に展示してあって、とてもきれいでかわいらしく見えました。
 


昔の面影を残す参道

 散策終了後は、バスでホテルに向かい昼食をとりました。たくさん歩いた後で、バイキングスタイルで好みのものが食べられるとあって、いつもよりおいしく感じてたくさん頂けました。

 その後の共想法では、同じテーマでも、注目するものがそれぞれ違うことがとても面白いと思いました。今までにはなかった新しい視点を持つことができました。
 


共想法無事終了後、講評を聞きながら、ほっと一息


 残念ながら晴天には恵まれませんでしたが、グループの色々な年代の方々と話ができて、素敵な景色や話題を共有することができて、大満足の一日となりました。今回発見した成田山の魅力を家族や友人にも伝えたいと思いました。

 (お散歩コース)
千葉大学 法政経学部法政経学科1年 小澤英李佳

 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。
 第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。
 企画全体の報告は成田山街歩き共想法実施報告をご覧下さい。
 今週より、順次街歩きのコース毎に報告をいたします。まずは健脚コースからです。
 

健脚コースメンバー

 今回の街歩きで最も広い範囲を歩いた健脚コースは、ほのぼの研究所の共想法継続コース参加者3名、賛助会員1名、市民研究員1名、大武研究室の学生2名、そして地域NPO活動体験参加者2名、計9名の足に自信のある精鋭がメンバーでした。

 行きのバスでは天候がよくないため、成田山公園巡りは無理かな…と思われましたが、皆さんの普段の善行(?)の賜物でしょうか?成田に着いて街歩きに出る頃には、雨はやんでちょうどよい散策日和となりました。

 成田山に詳しいメンバーの先導のもと、まずは総門をくぐって大本堂でお参りしました。当日は七五三でもあったため、家族連れも多く、着飾った子供たちにほっこりさせられました。
 その後、おみくじの結果に一喜一憂しながら、裏手の成田山公園を回りました。一面の紅葉とまではいかなかったものの、赤と緑のグラデーションや銀杏の道など、所々に秋を感じさせる景色が広がっていました。


成田山公園の紅葉



雄飛の滝

 池や滝の景色を楽しんだ後は、成田山の仏教建築を巡りました。特に、池から少し上ると見えてくる平和の大塔は、面前の西洋式花壇と噴水が、朱塗りの塔本体と不思議と調和していて印象的でした。


平和の大塔

 一通り回って本堂に戻り、その日が最終日だった菊花展を見学、多種多様な色・形の菊に感心しつつ、これらを育て上げた方々の苦労に思いをはせました。

 境内から出て、次は参道をぶらりと巡ることに。ちょうどお昼時で人通りも多く、立ち並ぶうなぎ屋からは食欲を誘う何ともいえない香りが…。価格表を気にしないようにしつつも、再訪する際には必ず立ち寄ろうと決意しました。
 その後は、予定よりやや早めに切り上げて、信徒会館1Fにてお菓子とお茶で一服しましたが、話が弾んであっという間に集合の時刻となってしまったので、集合場所のバス乗場へと戻りました。
 

バス乗り場に向かうメンバー

 いつもなら、ありきたりの『名所』だけを見て満足してしまいがちですが、共想法のための話題を探すことを意識しながら、写真を撮り、歩いてみると、また違った景色を感じ取れることに喜びを感じた一日でした。

(健脚コース)
千葉大学法政経学部法政経学科1年 鷺谷 駿

成田山街歩き共想法実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TaguchiY 2015-12-6 8:00
 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。
 今回は企画・立案・運営に携わった「地域NPO活動体験」参加の学生より報告いたします。

 バスで柏駅前を8時半に出発して早々、「地域NPO活動体験」参加者の学生が「旅のしおり 街歩き共想法 in 成田山」をもとに、スケジュールや3つの街歩きコース、共想法に使う写真を撮影・登録をするタブレット(ほのタブ)の使い方、写真の撮り方、共想法等、それぞれが分担した項目について説明を行いました。


あいにくの雨の中、柏を出発



「旅のしおり 街歩き共想法 in 成田山」

 雨空は、1時間半ほどバスに揺られて成田山に到着してしばらくすると、曇空になり、11月にしては暖かい1日となりました。
 市民研究員、共想法継続コース参加者、賛助会員等ほのぼの研究所の関係者、大日本印刷の方、大武研究室や私たち「地域NPO活動体験」の学生、総勢29名は旅の駅米屋観光センターで顔合わせをした後、10時過ぎから、「健脚コース」「お散歩コース」「ごゆるりコース」の3つのグループに分かれて、成田山の街歩きに出発しました。どのグループも気力・体力(脚力)に合わせて街歩きの楽しさを味わえるようにと、コース設計にも工夫しました。
 色づき始めた成田山公園の自然を思い思いに満喫して、感動すると同時に、境内の建物やたたずまい、参道に歴史や文化を感じることができました。
 


成田山大本堂



池面に美しく映える色づき始めた紅葉

 13時からは、共想法の実施場所である成田U-シティホテルに移動し、ランチバイキングをいただきました。おかずもデザートも充実していて楽しく選ぶことができたので、街歩きをしたメンバーと和やかなひとときを過ごしながら、ほっと一息つきました。
 


楽しいランチバイキング

 14時半からいよいよ共想法が始まりました。今回の共想法は街歩きをしたコースのメンバー同士とではなく、予め決められた「世界の中の成田山」、「成田山の秋」、「成田山の今昔」という3つのテーマに分かれて行いました。
 街歩きをした直後に話題提供する写真を選び、それを登録する作業には、通常の共想法の実施より少々てこずりましたが、その後は参加者の多くが共想法体験者だったこともあり、円滑に進みました。


鋭意、共想法準備中



多方向から話題が提供された共想法

 同じテーマでも、色々な角度から話題提供されることに驚きました。また質疑応答もとても活発で、話の輪がどんどん広がって、会場全体が笑いに包まれることもありました。また、違う街歩きコースの参加者から新しい話題を提供されると、さらに成田山への興味が高まるのも感じました。


成田山街歩き共想法参加者全員集合

 共想法終了後は、大武先生の講評のあと、街歩きのグループごとに集まり、飛び入りの大武研究室のOBを交えて歓談、同じ体験をしてきた同士で話が弾み、大変穏やかな時が流れました。
 記念写真を撮り、16時半過ぎ、「今度はもっと赤く染まった成田山を眺めに来たい」という思いを胸にしながら、ホテルを後にしました。途中渋滞に少し巻き込まれましたが、無事18時過ぎに柏に到着しました。

 今回の、私たち地域NPO活動体験参加者が企画した街歩き共想法を無事に終えることができたのは、大武研究室、ほのぼの研究所の皆様、そして株式会社JTB、大日本印刷株式会社の多大なるバックアップがあったからこそと思い、大変感謝いたします。本当にありがとうございました。

 (健脚コース)
千葉大学看護学部1年 對馬 愛果



 なお、成田山街歩き共想法については、次週より3週間にわたり、街歩きのコースごとに報告をいたします。
- 成田山街歩き共想法健脚コース実施報告
- 成田山街歩き共想法お散歩コース実施報告
- 成田山街歩き共想法ごゆるりコース実施報告
 2015年9月15日(火)13:30から、活動拠点である柏市の介護予防センターほのぼのプラザますおにて、ほのぼの研究所が実習担当をすることになった、千葉大学の「地域NPO活動体験」科目実習の一環として、「ほのぼの研究所の活動」に関する講座を実施しました。
千葉大学「地域NPO活動体験」については千葉大学「地域NPO活動体験」 をご覧下さい。


 同日は長期的に共想法に参加して下さっている方々の継続コース 秋学期の初日でもあったため、ほのぼの研究所の主たる事業である「共想法」の実施場面を体感できる好機ともなりました。
実施会場 ものしり館は、孫世代ともいえる実習生6名を迎えて、継続コースメンバー7名と市民研究員8名とで超満員、授業開始前からいつもとは違う活気と賑わいが感じられました。

 まずは、最初は2グループに分かれて、継続コースの方々の共想法。「夏の思い出」」をテーマに各自の2枚の写真とそれにまつわる話題が提供されました。話題探しで日々脳を活性化させているベテラン達が提供する話題は実に広範囲、かつ多種多様で、活動的で充実した日々を感じさせるものでした。その後の質疑応答も活発に飛び交い、笑いが絶えないものでした。当日から新規に参加されたメンバーも、旧知のお仲間のように和やかに会話の輪に入っていただくことができて、改めて「会話」の力を感じました。


共想法を熱心に見学中

 続く座学は、実習生に加えて、改めてほのぼの研究所の活動へのご理解を深めていただくために、継続コースメンバーにも聴講していただきました。
 まず、長谷川事務局長が、法制化の背景や経緯を踏まえたNPO法の概要、そしてNPO法人としてのほのぼの研究所の有り様を交えて、「NPO法」について説明しました。
 次いで、『ほのぼの研究所のPRビデオ』も取り込んだプレゼン資料を用いて、ほのぼの研究所の成立経緯や、事業の核である共想法を中心にして、カテゴリー別に事業内容を紹介しながら、日々進化し続ける活動全体への理解を深めていただきました。




ほのぼの研究所活動についての資料抜粋

                
 ティータイム休憩をはさんで、さらに「地域NPO活動体験」科目実習の目的である「街歩き共想法」の実施のために不可欠な、各プロセスに対応したマニュアルについて、これまで実施した街歩き共想法の具体例を挙げて説明が行われました。そして聴講者全員に確認のアンケート記入をお願いして、夏休み明けの心身には少々ハードな150分以上に及ぶスケジュールが無事終了、全員の張りつめた気持ちが一気にほぐれたことでした。

 最後に実習生それぞれから感想を一言ずつ披露してもらいましたが、ほのぼのとした雰囲気ながら、実に活発に共想法に参加したり、精力的にパソコンを駆使して運営に携わる高齢者達から、会話(訓練)の必要性を改めて認識したり、活動に対しては意外性を感じ、イメージが向上したという声が寄せられました。
 また、アンケートには、「ほのぼの研究所への理解や認識が高まった」というコメントに加えて、学んだマニュアルを参考に、「来たる11月の街歩き共想法企画を、ぜひとも楽しく有意義なものに作り上げていきたい!」という意気込みを感じさせるコメントも目立ちましたので、大変心強く思いました。どうぞ、皆様、 若い力と企業、そしてほのぼの研究所との連携企画をぜひご期待下さい。

 先週よりご案内しておりました「成田山街歩き共想法」については、2015-11-15(日)成田山街歩き共想法のご案内 をご覧下さい。皆様のご参加をお待ち申し上げております。 
                         

市民研究員 長久秀子

千葉大学「地域NPO活動体験」

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NoguchiM 2015-10-18 8:00
 千葉大学では、学生が地域社会の課題やニーズ、地域活動の役割や実践について体験的に深く学ぶことを目的とする、「地域NPO活動体験」という科目が開講されています。主として学部1、2年生を対象とする科目で、地域活動の担い手となっているNPOにおいて、所定の時間実習を行います。NPO法人ほのぼの研究所は、2015年度、6名の意欲的な学生の実習を担当することになりました。
 
実習に参加する学生は、法政経学部、工学部、看護学部、園芸学部と多岐にわたります。志望理由も、「自分が生まれ育った地元を活性化したい」「将来、地方自治体で働きたい」「高齢者を対象とする仕事に就きたいので、高齢者について知りたい」等、様々です。
 実習のテーマは、「健康観光支援サービスの開発による地域活性化体験」です。認知機能低下の予防を目指す「共想法」(写真を使用するバランスのとれた会話手法)の普及と事業化を促進するため共通の体験を「街歩き」で行い、その記録を「本づくり」にする、健康観光支援サービス「本づくり街歩き共想法」事業の開発を企業と共同で行うものです。

 本格的な実習に先行して、6月に体験実施を行いました。具体的には、西千葉キャンパスを題材にした写真を各自持ち寄りって、共想法を行い、その後集まった写真と話題を素材に本を試作しました。キャンパスを舞台とするおとぎ話に仕立てのものから、ガイドブック調のものまで、多様なフォトブックが仕上がりました。

西千葉街歩き共想法の実施の様子


机いっぱいに写真を広げて、本づくりのためのシナリオを作成


シナリオに沿って、本に載せる写真の並び順を考える

  実習生、ほのぼの研究所、旅行社、印刷会社が連携して行う「本づくり街歩き共想法」事業開発にむけて、8月の事業者様宛て企画セールス体験、9月のほのぼの研究所の活動拠点での共想法継続コース見学と市民研究員によるほのぼの研究所の活動に関する座学、そして「街歩き共想法」の企画立案、準備〜実施へと、体験と座学とを織り交ぜて多彩に授業を進めていきます。

 次週のブログでは9月15日に行われた座学の様子をお伝えいたします。また11月15日(日)に開催する千葉県成田市での「街歩き共想法」のご案内もさせていただきます。共想法継続コース参加者に加えて、幅広い方々のご参加を募りますので、どうぞご期待下さい。

ほのぼの研究所所長 大武美保子

 2015年7月29日(水)14:00−16:10、千葉県八千代市米本の南自治会館において、阿蘇地域包括支援センター主催の『防ぎうる認知症にかからない社会を目指して』(ふれあい共想法の紹介と体験ワーク)と題した出前講座を行いました。


講座開催先八千代市米本南自治会館

 猛暑にもかかわらず、社協関係者1名、ディサービス指導員1名、地域包括支援センター関係者4名、そして地域の方々14名と、計20名にお集まりいただき、ほのぼの研究所からは、根岸、田口、松村の3名の市民研究員が参加しました。
 ご担当の吉田様のご挨拶・紹介に続き、まずは先般TBSTVで放映された『夢の扉+』のビデオを観ていただき、大武先生の研究内容と認知症予防回復支援手法である共想法の概要を紹介しました。




講座の様子


 次にPPT資料『防ぎうる認知症にかからない社会を目指して』を用いて、ほのぼの研究所の活動や『ふれあい共想法』について解説しました。さらには2015年3月に名古屋大学や愛知県の足助病院との連携で、初めて関東地区以外で実施した「足助街歩き共想法」のビデオも観ていただき、日々進化している『共想法』やほのぼの研究所の実際の活動についての理解を深めていただきました。

 そして10分間の休憩をはさんで、いよいよご参加の皆様に共想法体験をしていただくことになりました。6名の方に「私の好きなもの・こと」というテーマでご用意いただいた写真をもとに1分間共想法をしていただきました。比較的広いテーマだったからでしょうか、忘れられない思い出深い旅、季節を感じさせるもの、そしてペットと、大変幅広い範囲から話題が提供され、皆様が思いの丈を熱く披露されました。そして初めてとは思えないほど、色々な角度から質問が投げかけられ、それにいきいきと笑顔で答えられる様子に、会場全体は大変和やかな雰囲気に包まれました。
 講義終了後の質疑応答では、共想法の実施人数や手順など具体的な質問を多数いただきましたので、ご興味を持っていただけたことを実感したことでした。

 今回は講義中心にせずに、ビデオを多用、『共想法』のデモにも参加していただく等、理解を深めていただくよう努めましたので、その反応が気になりましたが、事後のアンケートでほぼ全員から「役立つ情報が得られた」とのお声をいただき、満足度も想定外の高い評価となりました。『共想法』デモに参加された方からいただいた「実際に参加して、考えることが沢山あり、頭を使っている感じがした。機会があればまた参加してみたいと思いました」というお言葉には、伺った甲斐があったと感じる共に、今後の大きな励みになったことでした。
 この講座の開催にあたり、ご尽力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員  根岸勝壽 田口良江 松村光輝

 2015年6月23日、柏市の東葛テクノプラザで開催の設立記念講演会・ワークショップが白熱したため、開始が少しずれこみましたが、交流会は引き続き16時30分より、2階のガラス張り、吹き抜けのラウンジにて行われました。
 
 ほのかにコーヒーの香りが漂う明るい会場に入ると、ご参加の方々はまずはシックな色合いの椅子に腰かけ、ワークショップのほとぼりを冷まして、ほっと一息つかれた様子でした。
 田口研究員の司会で交流会がスタート、ほのぼの研究所大武所長の開会の挨拶の後、共催頂いた東葛テクノプラザの山田伸所長のにこやかなご挨拶を頂き、ほのぼの研究所の上橋理事の親しみをこめたお言葉を添えた音頭で、40数名の参加者一同、大きな声で「乾杯」!体内スイッチは一気に交流会モードONとなりなりました。


ご挨拶をいただいた東葛テクノプラザ山田所長



乾杯の音頭をとって下さった上橋理事

そしていよいよ、色とりどりのケーキやサンドイッチ等を思い思いで取り分け、ゆったりと着席して歓談、心とお腹を存分に満たしました。


なごやかな雰囲気の中、くつろぎ、語らう参加者

 ワークショップのテーマについて、続きを熱く語り合う方々、持ち込んだパソコンで研究課題を披露する研究者を取り囲み、盛んに質疑応答をする方々、久しぶりの再会で積もるお話で盛り上がる方々など、講演会(ワークショップ)とは違うお話の輪、多世代、多分野の交流があちらこちらで見られ、会場の雰囲気は大変和やかなものでした。


市民研究員と学生達との多世代交流



参加者同士、研究課題について語り合う

 宴もたけなわになった頃、恒例の自己紹介の時間となりました。トップは企業関係の方々、そしてトリは、前回同様共催頂いた東葛テクノプラザの方々の順で進みました。どなたも、ウィットに富んだ自己紹介をして下さいましたので、参加者同士は打ち解け、会場はさらに和やかになったことでした。
 そして中締めの挨拶の後、熱気と気合の入った三本締めを行い、爽やかな余韻を残して、交流会は無事閉会となりました。
 
 最後になりましたが、このたびの設立記念講演会・交流会に対して、準備段階から、親身、かつ大変行き届いた多くのお力添えを頂戴いたしました、東葛テクノプラザの関係者の皆様に心より感謝申し上げる次第です。本当にありがとうございました。

市民研究員 清水きよみ

2015年ほのぼの研究所設立記念講演会

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2015-8-30 8:00
 2015年6月23日(火)13時30分から、共催させていただいた東葛テクノプラザの多目的ホールにおいて開催された講演会について、報告いたします。テーマは、「高齢者が若者・次世代を支える社会」 〜社会的交流から考える共想法〜で、未来社会に向けて、行政、企業、大学、地域活動に携わる方を迎え、実現方法について討議してきた経過を報告するとともに、更に深める場としてワークショップが企画されました。

 梅雨の曇り空のもと、大武先生をはじめ講師の株式会社プレイケア代表 川崎陽一氏、6名の千葉大学学生、大日本印刷(株)の木村氏、横田氏、東葛テクノプラザの山田所長、藤原副所長、平賀氏他4名、他に産学官民の方々、そして9名の研究員、8名の継続コース参加者と70余名が参集いたしました。


設立記念講演会会場

 最初に、株式会社プレイケア代表である川崎陽一氏の実践報告がありました。玩具メーカーに勤務していた川崎氏は、介護現場の悩みであるレクリエーションを支援すべく、現在の仕事を立ち上げ広く活動しておられます。その並々ならない行動力は、これからのビジネスモデルとなっていくことでしょう。


招待講演 株式会社プレイケア代表 川崎陽一氏

 続く大武先生の基調講演では、本講演会のテーマが設定された経緯が説明されました。科学技術振興機構社会技術研究センターが設定した研究領域「持続可能な多世代共創社会のデザイン」の一環として、平成26年度企画調査事業「共想法による多世代交流支援方法の検討」が進められました。高齢者の認知機能訓練を目的として、高齢者を中心に共想法を実施してきましたが、社会実装に向けて、参加者と実施者を共に多世代に拡張することで、より根本から「防ぎうる認知症にかからない社会」に近づけると考えられます。そのための課題と解決策を明らかにすることを目指し、「高齢者が若者・次世代を支える社会」ビジョン作成のためのワークショップを、大日本印刷ソーシャルイノベーション研究所の協力を得て、先行実施しました。ここで得られた知見をもとに、今回同名のワークショップを企画しました。


基調講演 ほのぼの研究所所長 大武先生

 講演会に続くワークショップ「高齢者が若者・次世代を支える社会に向けて」では、まず、大日本印刷の横田氏から研究経過報告、総合ファシリテータの木村氏から実施説明がありました。その後以下の3つのテーマの中から1つを選び、6〜8名に分けられたグループ毎にテーブルを囲み、選んだテーマについて自分の意見を要旨に記入し、それぞれの班毎に討議しました。そのテーマとは、1.「みんなが参加しやすいいコミュニティとは?」、 2.「継続して参加し続けるための秘訣は?」、3.「さまざまな年齢の方が一緒に活動し続けるには?」の3件です。


ワークショップグループワーク



ワークショップグループ発表



ワークショップグループ発表に熱心に耳を傾ける参加者

 討議した内容は班毎に大きな模造紙にまとめ、パネルに貼り付けて公開しました。班の代表による熱心な発表は、予定時間を25分もオーバーするほどでした。最後に大武先生と川崎氏の講評を伺い、盛会のうちに講演会とワークショップの幕を閉じました。このような稀有な企画は、これからの未来社会に向けた対策を考える時、明るい見通しを抱かせると同時に、大きな励みを与えてくれるものとなりました。

市民研究員 永田映子

                                               

コープみらい地域かがやき賞受賞

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagataE 2015-8-2 8:00
 ほのぼの研究所は、このたび生活協同組合コープみらいより、ちばエリアにおける地域かがやき賞を受賞し、表彰状と助成金を頂戴することができました。
 コープみらい地域かがやき賞は、コープみらいかがやき賞とともに、旧3生協(ちばコープ、さいたまコープ、コープとうきょう)の助成制度を引き継ぎ、2014年8月に新設され、各都県で社会貢献活動する団体の功績をたたえて助成金が贈られる制度です。弊所は公募を経て、県内他4団体とともに受賞するに至りました。
 
 これまでの活動が評価されたことは感慨深いものがあり、とりもなおさず、設立以来の多くの方々の変わらぬご支援、ご鞭撻のたまものと、心より御礼申し上げる次第でございます。

《コープみらいかがやき賞、コープみらい地域かがやき賞合同表彰式》
 2015年3月8日の15時15分からの両賞合同授賞式(於:コーププラザ浦和)には大武所長と2人の研究員が出席しました。 
    

受賞者記念撮影
 
 表彰式では、田井理事長から「地域課題の解決には自助、公助、共助のネットワークが大切。今回を機に豊かな地域社会づくりと地域ネットワークづくりにつなげてほしい」との挨拶があり、さらに、選考委員の一人である地方新聞の方から、活動の効果的普及方法のひとつとしてマスメディアの活用が提案され、今後のあり方の示唆も受けることができました。
    

表彰状を授与される大武代表理事・所長
 
 表彰団体には、当所の課題とは別ジャンルにおいて喫緊の課題とされる、不登校、発達障がい、障がい者、自閉症等社会的弱者、並びに子育てに関して尽力しているところが目立ちました。各団体の地道で真摯な取り組みや切実な思いに触れ、実に頭が下がる思いがいたしました。

《2015年度ちばエリア社会貢献活動助成金活動交流会》           
 2015年7月11日(土)午前10時より千葉市のコーププラザ千葉会議室において、受賞団体関係者とコープみらいちばエリア関係者100名ほどが集い、2015年度ちばエリア社会貢献活動助成金活動交流会が開催されました。ほのぼの研究所からは2人の研究員が出席いたしました。

 開会挨拶、主催者挨拶に続いて、第一部は助成団体活動発表でした。最初のNPO法人たからばこ(地域かがやき賞)に続いて、NPO法人ほのぼの研究所(地域かがやき賞)が、パワーポイントによる活動報告をしました。写真や図表を多く用いた説明は、分かりやすく説得力があったようで、会場からの手ごたえを感じました。その後、NPO法人外国人の子どものための勉強会(地域かがやき賞)、千葉大学コミュニティガーデンプロジェクト( くらしと地域づくり助成金制度)の学生さんによる活動報告が続き、最後は生協ピースの会全県(暮らしと地域づくり助成金制度)と、それぞれ熱のこもったお話がありました。

 11時35分からは、第二部として交流分散会がありました。参加者と生協エリア担当スタッフとが8つのグループに分かれて、活発な交流がなされました。それぞれの自己紹介や活動の紹介、助成金の使途等についてお話を伺い、最後のアンケートには、今後の活動課題や、コープみらいと一緒にできることなどを記入しました。代表者の方による懇談結果発表とまとめがあり、13時に閉会となりました。

 会場内は自由に写真を撮ることが許されなかったので、様子をお伝えできないのが残念ですが、参加者の熱意が印象に残る交流会でした。
 今回の交流会には、前年度の地域かがやき賞受賞者や社会貢献活動助成を受けた方々も多く参加されていたため、ほのぼの研究所としては、交流の機会の少ない他の分野の方々に認知していただく良い機会を得ることができました。
 ふれあい共想法の説明ビデオも参加者の皆さんに観ていただけたので、インパクトのある紹介ができたように思います。コープみらいの事務局から、終了後のアンケートに、「共想法に興味を持った」という感想が散見されたというご連絡もあり、今後の他団体との連携活動が楽しみになりました。

市民研究員 清水きよみ 永田映子 長久秀子