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ほの研ブログ - TasakiTさんのエントリ

2016年1月26日、流山市生涯学習センター3Fの市民活動推進センター大会議室にて、恒例のほのぼの研究所合同研修会を開催しました。これは毎年1回関係者全員で集まり、通期を反省、次期のテーマ、課題、展望等、運営方法全般について、確認、討議し合うものです。
 大武先生、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所横田孝子さん、株式会社ルミテックの堀川まゆみさん、伊藤祐輝さん、はるばる岸和田市からいらした有限会社野花ヘルスプロモートの正木愼三さん、神奈川県からの賛助会員2人、協働事業者の埼玉県のNPO法人きらりびとみやしろ、茨城県の介護老人保健施設マカベシルバートピアのメンバー、ほのぼの研究所市民研究員、そして千葉大学工学研究科大武研究室の学生2人、総勢19人とこれまでになく大勢が参集。遠来を含めた全国各地、民産学、多世代の参加者は真剣に、そして時には笑いを交えて語り合い、高め合い、濃密な時を共有することができました。

 大武先生の趣旨と以下のスケジュール説明を交えた開会の挨拶を皮切りに、早速過密なスケジュールがスタートしました。
 ?午前の部-≪2015年度活動報告≫
 ?午後の部1-≪新事業と情報共有≫
 ?午後の部2-≪2016年度計画≫


発表者の報告に熱心に耳を傾ける参加者

                 
≪2015年度活動報告≫
 まずは、協働事業者 きらりびとみやしろの田崎誉代さんの「きらりびと ふれあい共想法実施報告・課題・今後の予定」と題した発表から始まりました。健常高齢者を対象に開始して5年目に入り、様々な場面で積極的、かつ様々な工夫を重ねて共想法の実施や普及活動に力を注いでいる実施者だけに、参加者の喜ばしい変化の報告や、スムーズに参加者の士気を高揚させるテーマ設定のヒントやコツの紹介には説得力がありました。一方、他所の実施者にも共通する、大きな課題も投げかけられ、質疑応答が活発に行われました。

 次いで、同じく協働事業者のマカべシルバートピアの永田映子さんからは、「マカベ゙共想法報告 2015年の活動」と題して、2011年のスタートから4年経過した共想法と、月曜日自由会話の報告がありました。介護老人保健施設という特性上、運営面での困難や、環境の変化をカバーする工夫や努力には、並々ならぬ使命感を感じました。一方、共想法参加を生きがいとして楽しまれたり、意欲的に参加されるようになったりした参加者のエピソードの報告には、実施者にとっての嬉しい達成感も垣間見ることができました。

 3番目は、前任者から昨年夏以降引き継いで奮闘中の田口研究員が、ほのタブの扱いにも慣れ、新しい参加者が加わることでさらに活気づいてきた、2015年継続コースの実施報告をしました。中でも、共想法の話題テーマのための写真撮影のために、積極的に活動することを生活習慣化した何人かの参加者の好事例の報告は、大変印象的でした。

 後半は、千葉大学の「地域NPO活動体験」インターンシップ生受け入れ関連の報告となりました。まず、大日本印刷株式会社の横田孝子さんに、「健康観光支援サービスの開発による地域活性化体験結果報告」と題して、「記録づくり」:本(フォトブック)本づくりを担当して下さった立場から、民産学が連携して実施にこぎつけた「成田山街歩き共想法」のうち、特にフォトブック(本づくり)に特化して、その位置づけや作業工程をわかりやすく説明していただきました。


本づくりについて説明する大日本印刷株式会社の横田孝子さん


 続いて、根岸研究員が、「地域NPO活動体験」インターンシップ生受け入れ先であるほのぼの研究所としての立場で、2014年の開始から第8回目の「街歩き共想法」:「成田山街歩き共想法」と本づくりについて発表しました。昨年初夏の千葉大学西千葉キャンパスでの試行での知見を経て、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所と株式会社JTBコーポレートセールス法人営業千葉支店のご協力と、ほのぼの研究所のサポートをバックに、インターン生によるその企画・運営が成功裏に終えられた報告があり、健康観光事業としての可能性もあると結びました。

≪新事業と情報共有≫
 午後の部1は、新たに協働事業者として共想法を導入する、大阪府岸和田市の野花ヘルスプロモート、正木愼三さんの「共想法開催に向けた取り組みと目標』からスタートしました。まず、躍動感・臨場感あふれる街の象徴・自慢のだんぢり祭りや市内の写真をふんだんに用いた岸和田市の紹介にはぐいぐいと引き込まれました。続いて、施設の事業紹介、自治体や地域との連携など、共想法取り組みへの経緯や熱い意気込みを伺い、近畿圏初の協働事業者としての展開に大いに期待が膨らみました。

 次に、昨年から共想法の話題さがし〜実施まで活用できるようになったツール:タブレットアプリ(ほのタブ)の改良を担当している企業:株式会社ルミテックの堀川まゆみさん、伊藤祐輝さんから、新しい機能の発表と実演がありました。通常、共想法は数人が一カ所に集まって実施しなければなりませんが、新機能では、電話機能を用いて、タブレットの写真を見ながら、離れた人同士でも共想法の実施が可能です。遠隔地とのコミュニケーション等を含めた、共想法の普及や発展にも大いに寄与しそうな予感がしました。


株式会社ルミテックの伊藤祐輝さんによるほのタブ新機能の紹介


 午後の部1の最後は、大武先生から、先生と大武研究室の研究についての情報提供がありました。資料『本を通して人に会い学問を創る 老年言語学,回想法,そして共想法』(情報管理 vol.58)を用いて、共想法の進化と他の学問とのつながりのプロセスについて、資料『認知症予防のための会話による体験記憶支援技術の開発』(日本老年看護学会誌 vol.20)では、ぎんさんの娘さん姉妹の会話や街歩き共想法から得られた知見を通しての、体験記憶支援技術の開発へのプロセスや事例の紹介がありました。

 次いで、「ヒトと社会を賢く楽しくする環境を生み出すシステムづくり」を目的として「会話」「言葉」を通した研究・開発を行っている、千葉大学大学院工学研究科大武研究室の面々が取り組んでいる、多岐にわたる研究事例の紹介があり、役立つ開発に勤しんでいる学生諸氏に、大きなエールを送りたいと思いました。
 そして最後に、2016年度に実施する柏市事業(柏市福祉活動推課「認知症予防コミュニケーション体験講座」)の実施要領が紹介されました。


先生並びに大武研究室の研究について紹介する大武先生


≪2016年度計画≫
 例年よりたっぷり時間をかけて親睦も深めた、ティータイムブレイクで英気を養った後の最終ピリオドでは、2016年度計画事業として、恒例の設立講演会のコンセプト等ラフ案、さらには、連携を計画している各企業との事業内容、インターンシップ生の受け入れ等についての計画案が次々紹介され、身が引き締まると共に士気が喚起されました。


参加者記念撮影


 その後、「ほのぼの研究所の活動や共想法を、ひとりでも多くの方々に普及させ、認知度を上げ、社会的責任を果たすためには?」、「共に活動をしていただける方々をどのように募ることができるか?」等についての熱いブレーンストーミングが、終了予定時刻を過ぎてもしばらく続き、陽が落ちた屋外の冷気に、そのほとぼりを冷ましつつ、ようやく家路につきました。

市民研究員  長久 秀子

ざくろ

カテゴリ : 
今日の共想法 » ふるさと・旅行・近場の名所
執筆 : 
TasakiT 2016-2-7 8:00
 ザクロの木があるお宅の前を散歩でよく通ります。こぶしほどもある大きな実をたくさんつけています。パックリと割れて、いかにも「食べて下さい」といった感じです。重すぎたのか、道に落ちているのもあります。「食べたいなぁ」と思うのですが、知らないお宅のチャイムを鳴らして、「下さい」というわけにもいかず、しばらく、実を見上げて立ち止どまります。
 実家にあったザクロの木は、花は咲けども、実がなることはなかったため、実家にいる間に、味わうことはできませんでした。社会人になった頃、母が送ってくれたこともありましたが、やがて道路の拡張で、門のそばにあったザクロの木は切られてしまい、今はもう、味わうことができません。
 最初の一口はすっぱくて、思わず、顔をしかめますが、そのあとにスッキリした甘さが口の中に広がります。最近は店頭でみかけないのが、残念です。

継続コース参加者A.U.さん



ざくろ

コメント:きらりびと T.O.さん
たまに店頭で「ざくろ」を見かけますが、とても高価でびっくりします。買うにはなかなか手が出ませんので、道端で見かけたら…私もやはり悩むと思います。
写真を見るだけでおいしい味を思い出し、そしてお話の内容にも同感でした。鈴なりのざくろの木が今すぐ欲しいです。
 これは我が家の裏の耕作していない田んぼに棲ん でいる雉(きじ)です。もう10年以上毎年見ていますから、代替わりしているのではないかと思います。4〜7月の間、つがいになり6〜12個のたまごを産んで成鳥になれるのは2〜3羽だそうです。
 雄が決まったテリトリーを持ち、朝から午後1時頃まで20〜30分おきにケッケーンと鳴き雌を呼び寄せます。ドドドと羽音もさせます。雌は幾羽もの雄を訪問し、気にいった雄とつがいになります。強い雄は3〜4羽の雌をつれています。見ていてかわいいのですが、夜中に鳴く事がよくあるので、少し迷惑です。

きらりびと共想法 第1チーム M.T.さん



かわいくて少し迷惑なご近所さん

コメント:きらりびと T.O.さん
雉が棲み着いているというと、何とも環境が良さそうなところだと思いますが、鳴くと大変なのは、やはり どの動物も同じなのですね。車がたくさん通っているかと思いきや、道1本入ると鳥の世界にも事情が色々あり、これまた大変、悩ましげ・・です。たくさんの妻を持っている「キジ夫」さんも大変ですね。

流山市大青田の森

カテゴリ : 
今日の共想法 » 居心地のいい場所
執筆 : 
TasakiT 2015-7-5 8:00
  大青田の森です。ボランティアの人々により里山を切り開いて作られた場所で、時々観察会やイベントが開かれているようです。この日はウォーキングクラブで50人くらい集り、カシニワオープンガーデンを見ながらのウォーキングでした。里山の中は沢山の木のおかげで涼しく、とても落ち着きました。おまけに、「カシニワ・フェスタ2015」のイベントの一つとしてオカリナの演奏もあったので、さらに居心地よく感じました。
 木の緑が好き! 若葉の黄緑はさらに好き! ケヤキやモミジの新芽は何とも言えない色でした。

継続コース参加者 C.O.さん



柏市大青田の森

コメント:きらりびと T.O.さん
見ただけで音楽が心地よく聴こえてきそうな写真にうっとりします。今すぐ行きたくなりますね。Oさんの居心地の良い〜というお話もよくわかります。緑の色や空気が感じられて心も身体もリラックスです。

ブリキの折鶴

カテゴリ : 
今日の共想法 » たからもの
執筆 : 
TasakiT 2015-3-29 8:00
 知り合いの板金屋さんの指術を見せつけられた様な出来栄えの、見事な金板で折りあげた作品です。いつも屋根に上って仕事をしている姿は見ていましたが、こんな見事な小わざまで出来るとは、思ってもいなかった。これを見たら、仕事を頼むという人も増加するかもしれません。

きらりびと第1チーム Y.T.さん



ブリキの折鶴

コメント:きらりびと T.T.さん
 折り紙のような仕上がり!実物を見たい!と皆さん絶賛でした。ブリキで折ってあるとは、お話を聞くまでわからなかったことです。どこを持って、どうやって折り曲げたのか?本当に持った跡もついていない、綺麗な仕上がりに感動でした。板金のお仕事きっと増えますね!

洋間=青春の間

カテゴリ : 
今日の共想法 » 居心地のいい場所
執筆 : 
TasakiT 2015-3-22 8:00
 引っ越して1年。この際、思い切って雑物を整理した。衣類、雑貨、寝具、スナップ写真に書類等々。どうしても捨てられない品々は、書籍、レコード、映画目録、すべて若い頃 夢中で集めたものばかり。捨てられない ! 「よし!」一つの部屋にまとめて保管しよう。青春の日の想い出として残しておきたい。この部屋に来ると、本当に居心地がいい。大切な私の部屋。そう、青春の間、そう呼ぶことにした。

きらりびと第3チーム M.K.さん



洋間=青春の間

コメント:きらりびと T.T.さん
 Kさんは生き方上手とチームの皆さんに言われるのが、よく理解できます。きっとこの部屋にいるときは、とても居心地が良くてリラックスされているのでしょうねぇ。そんなお部屋が欲しい!作りたいと切に思うのでありました。
 2015年1月24日(土)、恒例のほのぼの研究所合同研修会が、流山生涯学習センターで開催されました。1年1回関係者が集まり、通期を反省、次期のテーマ、課題をみんなで討議・話し合うものです。
 大武先生、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所横田孝子さん、立教大学大学院在籍の宮坂洋子さん、協働事業者のNPO法人きらりびとみやしろ、介護老人保健施設マカベシルバートピアのメンバー、ほのぼの研究所市民研究員、そして千葉大学大学院大武研究室の山口健太さんの総勢14名が、熱く、時には愉快に語り合い、高め合うことができました。

 先ず、大武先生が、今回の合同研修会の目的と趣旨、以下の通りの午前・午後四部構成のテーマとスケジュール説明、そしてスケジュール管理を徹底して、積極的意見交換の場としたいという期待を述べられました。
  午前の部1-ありたい共想法の姿を考える
  午前の部2-2014年度の共想法 協働事業成果発表
  午後の部1-2014年度と2015年度の共想法
  午後の部2-総合討論

<午前の部1-ありたい共想法の姿を考える>
 トップバッターは大武研究室の山口健太さんの「 共想法形式のグループ会話と認知機能の相関」「高齢者のグループ会話分析に基づく会話支援ロボットの開発 」についての発表でした。ほのぼの研究所にかかわる多くがその実験に参加・協力したこともあり、大変興味深い内容でした。

 次いで、科学技術振興機構の調査事業を、大武先生と共に手がけている、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所の横田孝子さんから『高齢者が若者・次世代を支える持続可能な社会』ビジョンへのロジック作成」と題して、高齢者が若者・次世代育成領域に貢献するコミュニティを創生を目指す「共想法による多世代交流支援」に関する調査の進捗報告がありました。この調査の一環として行われた、全4回のワークショップには、市民研究員が毎回参加し、多世代、他分野の方々と意見交換しました。

 立教大学大学院で学んでいる宮坂洋子さんからは、「コーチングに活かせる共想法の手法」のテーマで、専門家としてのコーチングの紹介と、共想法に興味を抱いた経緯や、取り組もうとしている研究について、お話しいただきました。

<午前の部2 -2014年度の共想法 協働事業成果発表>
  協働事業を実施しているマカベシルバートピアの永田映子さんからは、2011年のスタートから3年経過した月2回のマカべ「お話の会」を実施する上での工夫や、苦労が披露されました。参加者にとっては、テーマ別にゴールに達するよりも、そこに達するという気持ちが大切であること、さらには、直近の半年間は参加者の状態が安定していたため、仲間意識が生まれ、交流が活発になる等の波及効果が認められるようになったという、喜ばしい報告がありました。

 きらりびとみやしろからは、田崎誉代さんが代表して、「きらりびとの共想法この一年と新たな課題」と題して、健常高齢者のグループによる共想法(2か月に4回×3グループ)が4年を経過したことによる課題解消のために、様々な工夫を重ねている事例を述べられました。その中で、タブレット(ほのタブ)を導入したことで、チームに新しい刺激と活気がもたらされたと、こちらからも嬉しい報告がありました。
 さらに、伊奈県民活動センターでの生きがい大学において、埼玉県から委託された共想法の体験授業(座学と共想法の体験)も実施し、多くの方々に共想法を知っていただく貴重な機会があったという報告もありました。


合同研修会 実施の様子

<午後の部1- 2014年度と2015年度の共想法>
 まずは、市民研究員の根岸勝壽さんから、実施者として活動できる人材育成の発掘を目指して、『夢の扉+』をきっかけに興味を持たれた方を含めた12名でスタートした、実践コースのカリキュラムと、その一環として実践された柏の葉スマートシティ、川口市のスキップシティでの「街歩き共想法」の実施報告がありました。

 次に、「継続コースのこの1年」と題した、市民研究員の佐藤由紀子さんと田口良江さんから活動報告がありました。4年目を迎えた今年度は、夏・秋・冬の3学期制を取り入れたこと、そして、2大トピックとして、「ほのタブの導入」と「千葉大学学生の共想法への参加」が挙げられました。タブレットを各自所持することで、常に新しい話題を探す1日1話の生活習慣を身につけ、共想法の準備をする段階での、効果的な認知活動を支援できるようになりました。また、学生と共に行う共想法による世代間交流は、若い世代の気持ちや興味を知り、会話を交わすことで、気持ちが高揚し、大きな刺激や楽しみにつながったとのこと。「新たな試みとメンバーで世界が広がる」との結論は、言い得て妙でした。

 その後、これまでの街歩き共想法の動画記録を確認した後、大武先生から数回の実施で手ごたえを確認した「街歩き共想法」をウォーキンググループ等他団体との連携、旅行社等との協働で、さらに進化・発展させていきたいという構想が述べられました。そのひとつとして、近々の名古屋大学との協働企画を3月に予定していること、その他団体との協働企画も検討中とのお話でした。
 また、カルチャーセンターでは、受講者に実践を通して新しい話題探しに取り組んでもらう『会話のアンチエイジング』講座が開設され、研究員の何人かが講師として派遣されることも明らかになりました。
 このように、これまでの自主活動から一歩進んで、有償化に向けて動き出し始める兆しが多々感じられ、研究員ひとりひとりの責任が大きくなっていくことを実感しました。


総合討論に用いられたホワイトボード


<午後の部2-総合討論>
 最後の総合討論では、現在のほのぼの研究所の最大の課題でもある「新メンバー(参加者・実施者)をどうやって集めるか」を解決するために、これまでの社会経験、ほのぼの研究所経験を踏まえて、「共想法の向き不向き/効果、変化/探し方、広め方」を中心に、理想像・あるべき姿について、横田さんにファシリテーターをお願いして、ホワイトボードを活用してホンネで議論をたたかわせました。

 これまで馴染みが薄かった方法も取り入れての濃密な研修会は、多く成果を得て無事終了。冷え込みが増した寒風で、ほてった頭を少々冷やして、懇親会会場へと向かいました。


合同研修会参加者

市民研究員 佐藤和子

カルガモの散歩

カテゴリ : 
今日の共想法 » 季節を感じるもの
執筆 : 
TasakiT 2014-9-28 8:00
小石川後楽園の花ショウブが見頃とのニュースを聞き、急に出かけることにしました。
小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家の頼房公の屋敷として作られたもので、二代藩主光圀の代に完成した庭園です。一番奥に西湖の堤(中国浙江省の西湖の堤)に見立てたものがあります。この場所はいつもカルガモの遊び場のようで、丁度カルガモの散歩中に出会いました。親子が一列に歩き出した後でしたが、可愛い情景を何とかシャッターで捉えることができ、ラッキーでした。カルガモの子供は小さくても歩くのが早く、動くものを写すのに苦労いたしました。普通カルガモは親が先でヒヨコは親の後を一列になって歩くものと思っていましたが、子供が成長すると親が、後で見守るようですね。

継続コース参加者 M.A.さん



特別史跡 小石川後楽園

コメント:市民研究員 Y.S.さん
 元気に成長したカルガモの行列は何とも愛らしく、見る人の気持ちを癒してくれますね。カルガモのお母さんも、この場所を子育てに選んだのは、賢い選択だと思います。庭園は広いので運動するのにはもってこいの場所、天敵にもあわずにすくすく成長することを願っています。
長野県茅野市にある諏訪東京理科大学において夏の学校形式で開催された、第20回創発システムシンポジウム、略して、創発夏の学校において、ほのぼの研究所代表理事・所長の大武美保子が、ワークショップの講師を務めましたので報告します。

創発夏の学校は、2014年8月31日から9月2日まで、2泊3日の合宿形式で開催され、全国の研究者、学生約60名が参加しました。主催は、計測自動制御学会 システム情報部門で、「創発システム」をテーマに、最新の情報共有と学際的な交流を行いました。

一日目は基調講演とポスター講演、夜はバーベキューに、ナイトセッションです。二日目は、午前がチュートリアル講演で、ワークショップの背景となる研究について、各ワークショップの講師が紹介しました。午後は4つのワークショップが同時並行で開催されました。三日目は、各ワークショップの参加者による成果発表と表彰式、最後に記念撮影をしました。


参加者記念撮影(創発夏の学校ウェブサイトより許可を得て転載)


「創発現象」とは、生命活動や社会現象のように、部分の性質の単純な総和にとどまらない新たな特性が、全体として現れる現象を指します。ワークショップは、以下の四つで構成されました。

WS1 言語はいかにして生まれ変容するか? 石川将人
WS2 人との創発:創造的な会話を支援する 大武美保子
WS3 生命現象理解のための生体機械融合システム 峯岸 諒
WS4 アイディアを形にするデジタルファブリケーションの実践 市川純章

当研究所代表理事が担当したワークショップ2(WS2)「人との創発:創造的な会話を支援する」に関するチュートリアル講演では、会話と創発現象の関係について、次のように述べました。会話による人と人との相互作用は、典型的な創発現象となりえます。たとえば、複数の人が考えを持ち寄って話し合うと、それぞれの考えの単純な足し合わせを超えた、一人では考え付かない新しい考えが生み出される可能性があります。この他、落ち込んでいた人が笑いの多い会話に参加することで元気が出たり、新しい考えに触れて、お互いに今まで気づかなかったことに気づけるようになったりすることもあります。


チュートリアル講演


続くワークショップでは、人と人との会話を支援するシステムを体験し、人と対話するシステムのシナリオを、グループワーク形式で作りました。その上で、創造的な会話を支援するシステムについて考察し、試作しました。ワークショップには、一般参加者9名の他、千葉大学大武研究室から、チューターとして4名の学生と研究員が参加し、ワークショップを共に進行しました。


人と対話するシステムのシナリオを作る参加者


一グループ2人から3人に分かれ、それぞれのグループが人間とロボットの掛け合う、独自のシナリオを作成しました。音声認識に基づいて、人間の発言に対し、ロボットが発言を返します。その時の身振り手振りも併せて振り付けました。翌朝の発表に向け、セミナーハウスでは、参加者が深夜まで、シナリオを作り込みました。

三日目の午前中の成果発表では、WS1からWS4まで、ワークショップ毎に30分が与えられました。WS2では、グループ毎にロボットを実際に動かしながら、シナリオの狙いについて説明しました。


ワークショップの成果発表、右側に浴衣を来たロボット


「もしも上司がロボットだったら」という設定で行われた、人とロボットとの掛け合いのシナリオをご紹介します。

部下「失礼します」
ロボット「どうぞー」(首だけ動かす)
部下「部長、言われていた書類を持ってきました」
ロボット「おお、早かったな。」
  「お前がここに来て2ヶ月経つが、最近、仕事はどうだ?」
部下「そうですね…だいぶ慣れましたが、最近は◯◯先輩がすごく厳しくて死にそうです」
ロボット「そうか…大変だな。人事部長である私からすこし話をしておく。あいつ人間味が無いもんなぁ。」
部下「ありがとうございます。あ、あともうひとつ…」
ロボット「なんだね」
部下「先月の麻雀の時に貸した3万、返して頂けm…」
ロボット「おかけになった電話番号は、現在使われておりません。おかけになった電話番号は…」(脱力)

予想との「ギャップ」が面白さにつながるのではと考え、シナリオを作ったそうです。間の取り方が大切と考え、特に笑いどころでは、聴衆の反応次第で進めるタイミングが変わるため、その部分は人が主導権を持つよう、工夫したとのことです。

人の輪の中にロボットが入り、人と人との創造的な関わりを助ける近未来を、垣間見ることができるワークショップでした。シナリオは、たまたま同じグループになった参加者同士の話し合いにより生まれた、まさに創発現象によりできたものです。人が集まる場では、創造的な関わりを生み出す環境を整え、一人だけでは思いつかない新しい考えを生み出せるように意識するとよいと、講評しました。

創発は、所与の条件に基づく予測や計画、意図を超えたイノベーションが誘発されるところから、組織論やナレッジマネジメントの分野では、個々人の能力や発想を組み合わせて創造的な成果に結びつける取り組みとして注目を集めています(人事労務用語辞典より)。

ほのぼの研究所においても、共想法の実践の中で、また、共想法を実践する準備や取りまとめの中で、日々創造的な会話が生み出されています。一人では思いつかなかったり、思い出せなかったりする言葉を、周囲との会話の中で自然に使うことが、会話に参加する一人一人の記憶機能、認知機能を訓練する鍵を握ると考えられます。双方向の会話により、人と人との創発が可能となる場を、確実に生み出す手法や技術を、明らかにしていきたいと思います。

代表理事・所長 大武美保子

お煎餅こわい

カテゴリ : 
今日の共想法 » おやつ
執筆 : 
TasakiT 2014-9-14 8:00
毎日はおやつを食べてませんが、写真はお煎餅とお饅頭です。立川談志の「饅頭こわい」を思いだし、饅頭はこわくないけれど、お煎餅はこわいです、お煎餅の臭いがだめで、特に車の中で誰かが煎餅を割るパキンという音とともに、臭いにK0(ノックアウト)です。

きらり共想法 第3チーム Y.I.さん 


らくご

コメント:市民研究員 T.T.さん
 そうだったんですねぇ・・。お煎餅が苦手だなんてちっとも知らず、こわいものをたくさん並べてお茶をしてきましたねぇ。共想法の後の、楽しいはずのお茶飲みの時間、何度K0しちゃったのでしょう・・?大変失礼いたしました。次回からは饅頭その他にしますっ!しかし、共想法で皆さんにお伝えできていいチャンス・・でしたね!