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ほの研ブログ - NagahisaHさんのエントリ

街歩き共想法流山本町実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2023-11-26 8:00
 2023年11月7日(火)千葉県流山本町界隈を散策して、共想法を行う街歩き共想法を実施しました。ほのぼの研究所主催による街歩き共想法は6年ぶり、またコロナ禍を期に共想法をタブレットやスマホで行う遠隔共想法に移行していたため、対面で共想法を行うのは約4年ぶりのことでした。
 昨今は、「都心から一番近い森のまち」「人口増加率連続トップ」…等々新しい街のイメージが強い流山市ですが、江戸川沿いの旧市街は江戸時代から明治、大正にかけて商業の中心地として栄えていました。今も当時の面影を忍ばせる老舗の店舗や多くの社寺が存在しています。また、白みりん発祥の地でもあり、都心から一番近いローカル線流鉄流山線も走っています。比較的限られたエリアに、見どころが点在しているため、誰もが負担が少なく参加しやすいところとして選びました。

街歩き共想法流山本町の案内チラシ

 11月に入ってからも夏日が続き、当日も当然のように小春日和を想定していたため、夜来の風雨には不安になりましたが、流鉄流山駅での集合時間頃にはそれもおさまり、一安心。コロナ禍以来久しく画面上でのやりとりしかしていなかったお仲間や体験参加者との笑顔の対面が叶いました。大武先生の挨拶の後、記念写真を撮り、市民研究員、共想法参加者、体験参加者、理研のスタッフ計21名の参加者は、早速3グループに分かれて、ランチを終えて共想法に参加する会場に集合するまでの約3時間弱の散策を、奇しくも流山街道を渡って右折、直進、左折と3方に分かれてスタートしました。

出発の前に記念撮影


散策コースを相談中

各グループのリーダーは市民研究員が務めさせていただきました。各グループの散策コースは以下の通りでした。
第1グループ:
村田畳店➡新川呉服店➡浅間神社➡近藤勇陣屋前➡流山まちなかミュージアム➡一茶双樹記念館➡(ランチ)
(解散後も有志で光明院、赤城神社、村田畳店へ)
第2グループ:
(株)秋元(市産品販売)➡近藤勇陣屋跡➡葉茶屋寺田園(ランチ予約)➡閻魔堂➡常与寺➡浅間神社➡新川呉服店➡(ランチ‥葉茶屋寺田園)・流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム➡流山まちなかミュージアム   
第3グループ:
新川呉服店➡笹屋商店(布団)➡浅間神社➡常与寺➡紙平醤油醸造所跡➡流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム(葉茶屋寺田園)➡流山まちなかミュージアム➡一茶双樹記念館➡赤城神社➡(ランチ)

街歩き中 閻魔堂付近


街歩き中 一茶双樹記念館の庭

 事前に配布した観光案内を参考にランチスポットをを予約したちょっぴりグルメ派、老舗の店舗内で店主とも会話を交わした交流派、往時の街並みやたたずまいを満喫したごゆるり派の3グループは、比較的限定されたエリアにも拘らず、グループ同士が同じスポットで出会うことはほとんどなく、それぞれの散策を楽しんで、13時の共想法開始に合わせて杜のアトリエ黎明に集まりました。ここは流山市出身の画家夫妻のアトリエ跡で、流山市が寄贈を受け、市民の芸術・文化活動の拠点としているところです。雨あがりの美しく色づき始めた木々や季節の花にあふれた美しい庭園を眺めて、早めのお茶をいただき、談笑しながら、散策時に撮りためた写真の中から、今回の共想法のテーマ「私の発見」に使う傑作を選び、写真登録などの実施準備を待ちました。

杜のアトリエ黎明入口

 果たして、4年ぶりの対面の共想法が「これから共想法を始めます!!」という司会ロボット:ぼのちゃんの元気な声で始まりました。準備の都合で写真1枚ずつ4セッションを行いましたが、事前に情報を得て街歩きに臨まれた方が多く、同じスポットを巡った方々同志でしたので、質疑応答はとても活発に交わされました。さらに、同じスポットをめぐったのに気が付かなかったり、視点の違う見方もあったりと、共想法に参加することでさらに新しい「私の発見」をすることができました。また、体験参加者の方々もすぐに馴染んで共想法の輪にも入っていただけて、和気あいあいのうちに、終えることができました。

共想法実施風景1


共想法実施風景2

 午前中の街歩きで、多くの方々がほぼ1万歩程を歩かれたようです。ご自宅から街歩き共想法に参加されることで、充分に身体を動かし、様々な認知機能を使われ、しかも久方ぶりの対面も叶って楽しく過ごされたようで、皆様が笑顔で、さらに見落としていたスポットやお土産屋さんに行くからと元気に告げながら、帰途に着かれたのを拝見して、担当者として安堵したことでした。
 そして、体験参加者お二人が、早速賛助会員になられて、近々共想法に参加されることになったことも嬉しいことでした。

市民研究員 根岸 勝壽・吉田 美枝子

 2023年9月15〜17日に新潟市朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターにて、第12回日本認知症予防学会が開催されました。会場はガラス張りの建物で、広々として気分が良いところでした。

朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター

 
 初日の15日にはメインホールで、大武美保子先生がシンポジウム1「次世代認知症診療セッション」に参加され、認知症予防とAIについて講演されました。認知症予防学会らしく、若い世代への認知症予防への取り組みに注目が集まっていました。座長は、2020年のほのぼの研究所のクリスマス講演会に招待講演講師としてご登壇いただいた、北九州市の、医療法人ふらて会 西野病院の西野憲史先生と、大分大学医学部神経内科の木村成志先生でした。

大武先生講演
 
 私は「コロナ禍における会話支援技術共想法の介護施設における実践: 通所者と入所者の認知機能と満足度に関する考察」と題して、マカベシルバートピアにおける共想法について、主にコロナ禍における活動についてポスター発表をさせていただきました。ポスター会場設営の際には、椅子の上でよろよろしていた私を見かねたのでしょうか、北海道の二人のナースが声をかけて手伝って下さり、すっかり仕上げることができました。

ポスターセッション
 

 初日には気が付かなかったのですが、会場入り口に大きな水槽があり、中にはきらびやかな錦鯉が優雅に泳いでいました。お土産売り場の笹団子にばかり気をとられて、うっかり素敵な鯉を見逃すところでした。

新潟の錦鯉
 
 予想に反して新潟はかなり暑かったにもかかわらず、色鮮やかなお祭りの恰好をした若い人達が大通りを元気よく歩いていました。新潟市では9月16〜18日、にいがた総おどり祭が開催されたようでしたが、残念ながら踊りは見逃してしまいました。新潟は美味しいものの宝庫ですので、何を選んだら良いやらお土産選びが大変でした。

市民研究員・マカベシルバートピア共想法実践者 永田 映子

 ほのぼの研究所は2008年7月にNPO法人化をいたしました。お蔭様で本年設立15周年を無事迎えることができました。案じられた台風7号の直撃を免れ、2023年8月16日(水)13時30分より、設立15周年記念講演会「いつから始める?フレイル・認知症予防」を、柏市柏の葉の東京大学柏図書館メディアホールで開催しました。新型コロナウィルスが第5類伝染病に分類されたこともあり、会場とオンラインでのハイブリッド形式で開催しました。メディアホールはほのぼの研究所が草創期、大武所長が東大准教授時代に何度か講演会を開催した懐かしい会場でもあります。

 招待講演「全国展開をしているフレイル予防運動」(「フレイル予防」はまさに地域づくり〜地域住民の力を信じる〜)、基調講演「フレイルチェックにヒントを得た認知症予防体験会のデザイン」、対談「いつから始める?フレイル・認知症予防」、そして会場での交流会の4部構成といたしました。今回は理化学研究所の共想法のランダム化比較試験にご協力いただいた方々をはじめとする多くの多くの方々にご案内をしたり、久方ぶりでの会場での開催でもあったため、オンライン、会場、そして後日の動画の視聴をご希望の方を合わせると、169名からご視聴お申込みをいただきました。また会場には、西東京市、柏市のフレイルサポーターの皆様、プレス関係の方を含めて、遠来、近隣の70名近い方々にお運びいただきました。

設立15周年記念講演会チラシ

 ほのぼの研究所大武代表理事・所長の、15年間を振り返り、これまでのご支持への感謝を込めた開会挨拶に続き、早速、東京大学高齢社会総合研究機構 機構長、未来ビジョン研究センター教授の飯島勝矢先生にご登壇いただきました。飯島先生は老年医学、老年学(ジェロントロジー;総合老年学)がご専門で、特に健康長寿実現に向けたフレイル予防を軸とした超高齢社会の総合まちづくり研究におきまして、第一人者でいらっしゃいます。
 飯島先生には、昨年より大武所長がプロジェクリーダーを務める内閣府のムーンショット型研究開発事業目標3「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」の「ありたい未来を共に考え、行動を促すAIロボット」プロジェクトにおいて、スターティングメンバーの課題推進者としてもご尽力いただいており、高齢社会の大きな課題解消に向けての活動を推進していらっしゃる研究者として、貴重なご教示をいただけると確信して、招待講演講師としてお招きした次第です。

ムーンショットプロジェクト スターティングメンバー

 実は、飯島先生には2016年の弊所設立記念講演会に一度ご登壇いただいております。当時、まだ一般には耳慣れないフレイル(高齢になって多面的な能力や筋力が衰え、要介護になる手前、かつ介入次第で元の状態へ戻りうる状態)という用語を説明され、健康長寿を保つためにはより早期からの「栄養(食事・口腔機能)、身体活動(生活活動・運動など)、社会参加・社会活動(つながり・地域交流など)の3要素が必要であること、そして地域住民がフレイル予防のための、市民サポーター(フレイルサポーター)が中心となって予防活動を実践し、その効果が如実に表れ始めているという経緯を熱く語られたことは、今でも印象に強く残っております。

飯島勝矢 高齢社会総合研究機構 機構長・未来ビジョン研究センター教授


フレイル予防のための3本柱


 今回は、「フレイル予防は、まさに地域づくり〜地域住民力を信じる〜」と題して、2023年8月現在、101の自治体にまで導入が進んだフレイルサポーターによるフレイル予防活動が、より大きく日本各地に広がってほしいという、先生の生きがいと言い切られる理想を目指して、住民の方々の力を信じて歩まれている道程とそれの基盤となっている確固たるポリシーや、そして意気込みを、さらに熱く、そしてわかりやすく語られました。

「フレイル予防」はまさに地域づくり~地域住民の力を信じる~

 まずフレイルサポーター活動は、「住民による」「住民のため」の真のフレイル予防として明言されました。なぜなら、しっかりした基盤(フレイルサポータ― + フレイルトレーナー + 行政)に基づき、柏スタディ等のエビデンスに基づくフレイルサポーター主体の質問票と実測よるフレイルチェックと予防活動であり、その場は住民の集いの場でもあり、参加住民の健康意識や社会参加などの気づきの場であると説明されました。



生きがいを感じる地域貢献活動

 また、フレイルサポーター活動は、自分たちの「まち」を自分たちで守り創る生きがいのある地域活動であるとも。すなわち、住民主体の活動のため、自らの独自性を活かすこともでき、さらに参加者の笑顔から達成感を得たり、同じ方向を向いて行動する同志の連帯感も生まれることができるということ。そして活動を通して自らの健康維持、意識向上にも奏功し、上昇志向が高まるとされました。
 こうした住民の力の輪と和が広がりを見せることによって、フレイルチェックビッグテータの活用や分析が進み、行政間の連携も強固になり、住民意識も高まり、健康長寿のまちが創られていくと結ばれました。

フレイル予防活動を通した高齢住民主体の健康長寿まちづくり

 
  続いての、大武代表理事・所長の基調講演は「フレイルチェックにヒントを得た、認知症予防体験会のデザイン」。

大武美保子 ほのぼの研究所代表理事・所長

 まず、認知症の有病率が年を重ねるごとに上昇し、90から94歳で60%、95歳以上になると80%になる、すなわち、天寿を全うすると、認知症発症者が多数派となり、ケアをする人が支えきれない状態になるということから、認知症予防は究極の加齢対策であると述べました。

認知症有病率

また、一年を振り返り、新しい一年の計画を立てる頃でもあるため、記憶を整理し、計画力を立てるなど、認知機能を活用するチャンス

2050年には介護の担い手に大きな負担をかける人口動態になる

  そして、次世代の高齢者(現在の40〜50代)が2050年になるべく要介護にならないように対策を立てる必要があるという課題を見出し、その課題解決のために認知症、介護予防を視野に入れたスマートエイジング知識を普及し、それを生活習慣に取り入れるようにする企画を立案、それに先駆け、フレイルチェックの現場を見学した経緯を述べました。
 果たして、2023年4月より40〜50代向けに骨密度・体組成・糖化度・疲労度とストレスチェック等の身体のセルフチェック+ロボット司会による共想法体験会+事後座談会を開始し、当該世代のライフスタイルを加味してSNSやプレスリリースで積極的に発信中であると報告しました。実に40〜50代にとっても「いつから始める?フレイル・認知症予防」は「今から!」なのだと強調しました。

40〜50代(次世代高齢者)を対象にしたセルフチェックと認知症予防体験会


 休憩を挟んでの両講師の対談は、望ましい生活習慣の実践を支援する技術に加えて、それに沿った行動を促し継続して(させて)行くためのヒントを導き出せたらと企画されておりました。そのため、飯島先生の生きがいについて伺った後は、早速両講師が会場に繰り出して、西東京市、柏市のフレイルサポーター、ほのぼの研究所、それぞれの草創期から長く活動しているメンバーへの、インタビューになりました。

対談


ベテラン活動者への講師によるインタビュー

 インタビューに答えた方々からは、「久しぶりに飯島先生の生のお声を伺えて、益々元気が出た」「初めは自分が楽しくてやっていたが、最近は工夫してeスポや百歳体操を通して呼び込んでいる」「参加者の男性比率を上げるのが今年の目標」「サポーターになって良かったのは、栄養を考えるようになり、社会参加ができたこと」「飯島先生や活動を通して知り得た知識をもっと広げたくて、自分でサロンを開いている」「サポーター活動をしていること自体が楽しくて、心の居場所づくりに。元気な超高齢が参加されることが嬉しく、生きがい以上のものをいただいている」「親族に認知症有病者が多かったのと、写真が好きなので興味を持って参加した。共想法の運営、記録写真撮影の役目など楽しくはまっている」「脳の大病後、認知症発症が怖くて根気よく参加していたら、できる仕事を与えられ、嬉しかった。年は重ねたが、今の私が一番若い!という気持ちでチャレンジ中」と、飯島先生が「生きがい」と示されたワードが自然に次々に出てくることに驚かされました。そしてそれらは、活動内容や規模が異なる団体メンバー同士でありながら、今後の活動へのモラールアップに繋がる共通した貴重なアドバイスとして受け取ることができました。

 事後のアンケート調査では初めてのハイブリッドで型での開催だったため、オンライン、会場とも、音声、画面、運営に難が多く、「要:緻密な準備・練習」と厳しいお声をいただき、大きな反省材料になりました。

 一方、内容面では「役立つ情報が得られた」のポイントがダントツ、フレイル予防活動、共想法、そして次世代高齢者への抗加齢対策啓蒙に改めて興味を持ったという意見が多く寄せられました。講演会全体の満足度が100%に近かったのは嬉しく、感謝したことでした。また運営メンバーや来場者に70〜80歳代の高齢者が多く見られるのに、誰もがお元気なので、勇気をいただき、お手本になったという次世代高齢者からの声も印象に残りました。

 講演会終了後のコミュニティサロンでの交流会には、50人ほどがご参集下さいました。大武所長の参加者が大勢のご参加ですが、「共想法」のルールに則り、時間を決めて自己紹介をしましょうという開会の挨拶に続き、飯島先生の「ほのぼの研究所設立15周年記念を祝い、さらにムーンショット研究の大きな成功を祈って」という音頭で、共同研究先の伊藤園様の様々なペットボトル飲料のうち、それぞれにお好みのものお選びいただいて、乾杯。全員がほぼ時間を守って、元気な声で一言自己紹介をしました。

乾杯 & 歓談


記念撮影

  久しぶりに対面が叶った方々、初対面なのにお話が弾んだ方々など、あちらこちらでお話の花が咲き、和やかで楽しい笑顔のひとときが流れました。そしてお名残惜しい中、一本締めと記念写真を撮って、閉会となりました。

 最後になりましたが、今講演会・交流会開催に当たり、様々なサポートをしていただきましたIOG、飯島研究室・理化学研究所の皆様、柏図書館、柏市高齢者支援課、並びにご参加、ご尽力いただきましたすべての皆様に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員 鈴木晃・長久秀子

 父が盆梅として使っていた鉢が、庭に10年以上放置されていたのを見つけたので、使ってみることにしました。白い小石を敷き詰めて、和布で作った金魚を置いてみました。折り紙の金魚も添えて。 このように、お盆の頃にはほうずきや朝顔、 秋には栗や柿、ドングリなど、和布でつくった小物を置いて玄関に飾っておくと、ちょっとした会話にも花が咲きます。 まだ鉢は4から5個あるので、全部綺麗に洗って、活用方法を考えて楽しみたいと思います。

継続コース参加者 M.Y.さん



盆梅の鉢を季節のしつらえに活用

コメント:市民研究員 H.N.さん
父上の時代は丹精込めた梅の花で早春を感じさせてくれるのに役立った鉢が、お嬢様の代には手作りの和小物での季節のしつらえとして、また役割を果たすとは、優雅な継承ですね。どちらの代にも、この鉢はご近所の方々とのコミュニケーションの声を聴いてきたことにもなりますね。
 本来は着物として着ていましたが、上下に分けて上っぱりとパンツして使ってみました。とても軽くて着やすく、初夏の季節にぴったり、上下にして良かったと思っています。利用範囲も広くなり、満足しています。柄も良くわずかな赤色がアクセントになっている柄も気に入り、浮き浮きした気分になりました。カルチャーセンターに3ヶ月、一回2時間の割合で通って、仕立てました。襟付けが難しかったです。残りの着物も改良して、普段の利用につないでいこうと考えています。あれほど栄えた生糸産業も衰退し、次代の変化が目まぐるしいこの頃ですが、古い物も愛していきたいものです。

継続コース参加者 Y.A.さん



自ら着物をリメイクしてセットアップに

コメント:市民研究員 H.N.さん
最近以前愛用していらした着物をリメイクして新しい着方をなさる方が増えてきたとは知っていましたが、ご自身でお時間をかけて挑戦なさったとは、敬服です。お上手な仕上がりとお見受けしました。懐かしいご愛用の絣の着物も、着心地のよい活動的なお召し物に変身して、箪笥から別の世界で活躍の場を得られて喜んでいるのではないかしらと思っています。
  これは5年日記です。その日の出来事、漬物のレシピ、花の開花、テレビやラジオで心に残った言葉などを書いています。自分用ですので乱筆が多かったので、字を丁寧に書くことを始めました。すると、 意外にも丁寧に書き始めたら、他に書く文字も丁寧になりました。これからも 続けたいと思います。

市民研究員 C.O.さん



丁寧に字を書くようにした5年日記

コメント:市民研究員 H.N.さん
認知症予防にも日記を書くのは効果的だとされていますが、3日坊主の私は、まず「5年」日記に驚かされ、さらに忘れがちなことはスマホメモに入力したり、、手元のメモ用紙に乱雑に書いては、後日自分でも判読不明なことが多いため、感心しきりです。まずは、C.O.さんを見習って、メモを書く時には後から判読できるように、丁寧に!から始めたいと思います。
 これは孫のために買ってあげた ミニカーの整理棚でした。100台ぐらいまでは喜んで棚に入れておりましたが、数が増えて入りきらなくなってくると、興味がなくなってしまいました。好き勝手に扱って壊しそうだったので、取り上げてしばらく置いていました。増えた ミニカーはバケツに入れるようになり、いよいよ用無しになり、考えた末薬箱 として利用しています。自由に 間仕切りができるので 思いのほか便利です。結構大きいので、整理棚の上にのせて使っています。

市民研究員 E.N.さん



薬箱になったミニカー整理棚

コメント:市民研究員 H.N.さん
喜んでくれたり、自動車の名前をどんどん憶えたりすると、周囲は嬉しくなって、ついつい〜という、私も経験してきた「初孫坊やのミニカーあるある」ですね。プレゼントした立派な整理棚がフレキシブルな機能を活かした使い道ができて、よかったですね。
 煮物等を盛りつけるのに使用していた瀬戸物の器ですが、重たいので使用しなくなったため、植木鉢に転用することにしました。 植木には鉢の底から 水を逃がしてやる 穴が必要ですので、写真のように底にドリルで4箇所を 穴開けしました。土を入れるとさらに重みが増しますが 、場所の移動も少ないので、 季節ごとに花を植え替えたりして、 重宝に使っています。 今年はフリージアの球根を撒き、春には黄色い花を咲かすことができました。 この後にはミニひまわりを植えようと思っています。

市民研究員 A.S.さん



植木鉢になった盛鉢

コメント:市民研究員 H.N.さん
A.S.さんのお宅で、美味しそうな御馳走が盛られる器としての役目と、黄色の花がとても似合いそうな植木鉢としての役目の両方を果たせて、ずっしりとした重量感のある盛り鉢も満足しているのではないかと、勝手に想像しました。ドリルで穴をあけるアイデアにも拍手!です。今頃はミニひまわりが開花し始めたのではないのでしょうか?

ほのぼの研究所2023年度活動方針

カテゴリ : 
ほの研日誌 » お知らせ
執筆 : 
NagahisaH 2023-6-18 8:00
 2023年度は、2020年より始まった新型コロナウイルス流行から約3年が経過し、5月8日以降、新型コロナウイルス感染症は5類感染症に移行しました。これまで抑えていた活動を再開する機運が高まるところから始まりました。根本治療薬は未だ完成しておらず、ワクチン接種の効果も限定的であり、高齢者にとっての危険性が十分取り除かれていないことから、引き続き感染予防対策を講じた上で、オンラインと現地開催のよさの両方を引き出す、新しい活動様式を生み出すことを目指します。
 
 第一に、2020年度よりオンライン開催、それ以前は現地開催してきた年2回開催する講演会を、現地とオンラインのハイブリッドで開催します。オンラインでは、北海道や大阪府など、活動の本拠地である千葉県から見て遠隔からの参加が可能になった一方、それまで現地開催の時に参加頂いていた近隣在住の高齢者の参加が難しくなるという課題がありました。ハイブリッド開催により、近隣と遠隔の両方の方に参加の道を開きます。

 第二に、月一回定期開催している共想法継続コースは、すでに遠隔地域からの参加があること、体調の関係で外出が難しい方にもご自宅から参加頂ける利点があることから、引き続き、スマートフォンおよびタブレットを用いた遠隔共想法形式で開催します。遠隔共想法とは、スマートフォンおよびタブレットの画面に映し出される参加者が撮影した写真を見ながら、時間を決めて、参加者が順に話し、聞き、質問し合うものです。持ち時間と順序が決まっているため、会話に確実に、バランスよく参加できることが特徴です。対面で開催する共想法は、参加を通じて言葉を取り出す認知機能が向上することが確認されています。

 第三に、遠隔共想法体験会を開催します。遠隔共想法は、話を聞いただけでは参加のイメージが湧きにくいため、興味を持って頂いた方には、参加している様子を横で見学頂いたり、機材を開催者が準備した上で体験参加頂いたりします。体験会の様子を記録し、情報発信することで、遠隔共想法参加イメージを、体験会に参加しない方にも伝えることを目指します。

 第四に、街歩きと共想法を組み合わせた、街歩き共想法を開催します。屋外で共に歩くことは、感染症予防の観点で比較的安全であると確認されていることから、街歩きイベントを注意深く開催します。その上で、共想法部分は、遠隔共想法、もしくは、換気のよいカフェなどを会場とする対面共想法を組み合わせます。カフェなどで参加者を募集し、開催することで、地域の新たなコミュニティづくりの手法となりうるかを検討します。

 2023年は、ほのぼの研究所NPO法人化15周年を迎える節目の年です。2050年の超高齢社会を見据えて、その時に高齢者となる2023年現在の中高年世代、その時現役世代となる、現在の子ども、若手世代を含む幅広い世代にリーチする活動を、展開したいと考えています。高齢者は、後に続く世代にとって、自分の未来の姿を考える鏡のような存在です。ありたい未来を多世代で共に考え、よりよい未来に向けて、一石一石を投じて参りたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

NPO法人ほのぼの研究所 代表理事・所長
理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー
大武美保子

子育てボランティア

カテゴリ : 
今日の共想法 » ご機嫌になること
執筆 : 
NagahisaH 2023-4-23 8:00
 月1〜2回2時間、子育て支援センターで保育ボランティアをしています。パパサロン・0才児サロン・乳幼児サロン等があり、私は主に乳幼児サロンにいきます。1〜2才児が親(父・母)と一緒に来て遊んでいます。 ボランティアは、消毒布を手に、遊びを見守りながら、話しかけたり、遊びに誘導したりします。子供の仕草・行動を見ているだけで、頬が緩みご機嫌になっていきます。公認で子供のお相手ができる貴重な時間です。

継続コース参加者N.K.さん



子育て支援センターでの保育ボランティア

コメント:市民研究員H.N.さん
保育士さんを長くご経験だと、伺っておりますが、それを活かされてのベテランのボランティアさんとなれば、通ってこられる保護者の方々もとても安心されていらっしゃることでしょう。以前コロナ禍でこのボランティアが中止になった時に、お子様方を抱いた時の温もりが懐かしいとおっしゃっていたことを思い出しました。ご機嫌になられる時がもどってきてよかったですね。