ログイン | 新規登録
メインメニュー

ほの研ブログ - TasakiTさんのエントリ

カルガモの散歩

カテゴリ : 
今日の共想法 » 季節を感じるもの
執筆 : 
TasakiT 2014-9-28 8:00
小石川後楽園の花ショウブが見頃とのニュースを聞き、急に出かけることにしました。
小石川後楽園は、江戸時代初期に水戸徳川家の頼房公の屋敷として作られたもので、二代藩主光圀の代に完成した庭園です。一番奥に西湖の堤(中国浙江省の西湖の堤)に見立てたものがあります。この場所はいつもカルガモの遊び場のようで、丁度カルガモの散歩中に出会いました。親子が一列に歩き出した後でしたが、可愛い情景を何とかシャッターで捉えることができ、ラッキーでした。カルガモの子供は小さくても歩くのが早く、動くものを写すのに苦労いたしました。普通カルガモは親が先でヒヨコは親の後を一列になって歩くものと思っていましたが、子供が成長すると親が、後で見守るようですね。

継続コース参加者 M.A.さん



特別史跡 小石川後楽園

コメント:市民研究員 Y.S.さん
 元気に成長したカルガモの行列は何とも愛らしく、見る人の気持ちを癒してくれますね。カルガモのお母さんも、この場所を子育てに選んだのは、賢い選択だと思います。庭園は広いので運動するのにはもってこいの場所、天敵にもあわずにすくすく成長することを願っています。
長野県茅野市にある諏訪東京理科大学において夏の学校形式で開催された、第20回創発システムシンポジウム、略して、創発夏の学校において、ほのぼの研究所代表理事・所長の大武美保子が、ワークショップの講師を務めましたので報告します。

創発夏の学校は、2014年8月31日から9月2日まで、2泊3日の合宿形式で開催され、全国の研究者、学生約60名が参加しました。主催は、計測自動制御学会 システム情報部門で、「創発システム」をテーマに、最新の情報共有と学際的な交流を行いました。

一日目は基調講演とポスター講演、夜はバーベキューに、ナイトセッションです。二日目は、午前がチュートリアル講演で、ワークショップの背景となる研究について、各ワークショップの講師が紹介しました。午後は4つのワークショップが同時並行で開催されました。三日目は、各ワークショップの参加者による成果発表と表彰式、最後に記念撮影をしました。


参加者記念撮影(創発夏の学校ウェブサイトより許可を得て転載)


「創発現象」とは、生命活動や社会現象のように、部分の性質の単純な総和にとどまらない新たな特性が、全体として現れる現象を指します。ワークショップは、以下の四つで構成されました。

WS1 言語はいかにして生まれ変容するか? 石川将人
WS2 人との創発:創造的な会話を支援する 大武美保子
WS3 生命現象理解のための生体機械融合システム 峯岸 諒
WS4 アイディアを形にするデジタルファブリケーションの実践 市川純章

当研究所代表理事が担当したワークショップ2(WS2)「人との創発:創造的な会話を支援する」に関するチュートリアル講演では、会話と創発現象の関係について、次のように述べました。会話による人と人との相互作用は、典型的な創発現象となりえます。たとえば、複数の人が考えを持ち寄って話し合うと、それぞれの考えの単純な足し合わせを超えた、一人では考え付かない新しい考えが生み出される可能性があります。この他、落ち込んでいた人が笑いの多い会話に参加することで元気が出たり、新しい考えに触れて、お互いに今まで気づかなかったことに気づけるようになったりすることもあります。


チュートリアル講演


続くワークショップでは、人と人との会話を支援するシステムを体験し、人と対話するシステムのシナリオを、グループワーク形式で作りました。その上で、創造的な会話を支援するシステムについて考察し、試作しました。ワークショップには、一般参加者9名の他、千葉大学大武研究室から、チューターとして4名の学生と研究員が参加し、ワークショップを共に進行しました。


人と対話するシステムのシナリオを作る参加者


一グループ2人から3人に分かれ、それぞれのグループが人間とロボットの掛け合う、独自のシナリオを作成しました。音声認識に基づいて、人間の発言に対し、ロボットが発言を返します。その時の身振り手振りも併せて振り付けました。翌朝の発表に向け、セミナーハウスでは、参加者が深夜まで、シナリオを作り込みました。

三日目の午前中の成果発表では、WS1からWS4まで、ワークショップ毎に30分が与えられました。WS2では、グループ毎にロボットを実際に動かしながら、シナリオの狙いについて説明しました。


ワークショップの成果発表、右側に浴衣を来たロボット


「もしも上司がロボットだったら」という設定で行われた、人とロボットとの掛け合いのシナリオをご紹介します。

部下「失礼します」
ロボット「どうぞー」(首だけ動かす)
部下「部長、言われていた書類を持ってきました」
ロボット「おお、早かったな。」
  「お前がここに来て2ヶ月経つが、最近、仕事はどうだ?」
部下「そうですね…だいぶ慣れましたが、最近は◯◯先輩がすごく厳しくて死にそうです」
ロボット「そうか…大変だな。人事部長である私からすこし話をしておく。あいつ人間味が無いもんなぁ。」
部下「ありがとうございます。あ、あともうひとつ…」
ロボット「なんだね」
部下「先月の麻雀の時に貸した3万、返して頂けm…」
ロボット「おかけになった電話番号は、現在使われておりません。おかけになった電話番号は…」(脱力)

予想との「ギャップ」が面白さにつながるのではと考え、シナリオを作ったそうです。間の取り方が大切と考え、特に笑いどころでは、聴衆の反応次第で進めるタイミングが変わるため、その部分は人が主導権を持つよう、工夫したとのことです。

人の輪の中にロボットが入り、人と人との創造的な関わりを助ける近未来を、垣間見ることができるワークショップでした。シナリオは、たまたま同じグループになった参加者同士の話し合いにより生まれた、まさに創発現象によりできたものです。人が集まる場では、創造的な関わりを生み出す環境を整え、一人だけでは思いつかない新しい考えを生み出せるように意識するとよいと、講評しました。

創発は、所与の条件に基づく予測や計画、意図を超えたイノベーションが誘発されるところから、組織論やナレッジマネジメントの分野では、個々人の能力や発想を組み合わせて創造的な成果に結びつける取り組みとして注目を集めています(人事労務用語辞典より)。

ほのぼの研究所においても、共想法の実践の中で、また、共想法を実践する準備や取りまとめの中で、日々創造的な会話が生み出されています。一人では思いつかなかったり、思い出せなかったりする言葉を、周囲との会話の中で自然に使うことが、会話に参加する一人一人の記憶機能、認知機能を訓練する鍵を握ると考えられます。双方向の会話により、人と人との創発が可能となる場を、確実に生み出す手法や技術を、明らかにしていきたいと思います。

代表理事・所長 大武美保子

お煎餅こわい

カテゴリ : 
今日の共想法 » おやつ
執筆 : 
TasakiT 2014-9-14 8:00
毎日はおやつを食べてませんが、写真はお煎餅とお饅頭です。立川談志の「饅頭こわい」を思いだし、饅頭はこわくないけれど、お煎餅はこわいです、お煎餅の臭いがだめで、特に車の中で誰かが煎餅を割るパキンという音とともに、臭いにK0(ノックアウト)です。

きらり共想法 第3チーム Y.I.さん 


らくご

コメント:市民研究員 T.T.さん
 そうだったんですねぇ・・。お煎餅が苦手だなんてちっとも知らず、こわいものをたくさん並べてお茶をしてきましたねぇ。共想法の後の、楽しいはずのお茶飲みの時間、何度K0しちゃったのでしょう・・?大変失礼いたしました。次回からは饅頭その他にしますっ!しかし、共想法で皆さんにお伝えできていいチャンス・・でしたね!

カテゴリ : 
今日の共想法 » 季節を感じるもの
執筆 : 
TasakiT 2014-9-7 8:00
栗といえば運動会を思い出す私です。毎年栗の花が咲くと、花の香りを嗅ぎながらどのように実ができるのか見たい見たいと思いながらも、その時期を見逃してしまっていました。共想法のお蔭で今年は無事赤ちゃん栗の実を見、写真も撮ることが出来ました。

きらり共想法 第3チーム K.N.さん




コメント:市民研究員 T.T.さん
 お孫さんとのお散歩で見つけたとのこと、すごい発見です。栗は赤ちゃんの時から栗なんだ!初めて見た!とみんなで感心しました。近くにあるものでもなかなかちゃんと見てないものですね。図鑑のような素晴らしい写真を見せていただき、また1つおりこうになりました。
ほのぼの研究所では、話題探しのコツを楽しみながら学ぶことを目的として、街歩きと共想法を組み合わせた新しい企画に取り組んでいます。初めての取り組みとして、台東区役所のご協力を得て、朝から昼過ぎにかけて台東区谷中を散策し、午後、谷中区民館で共想法を行いました。街歩きしたグループ毎に報告します。歩く速さにあわせて、「ゆっくりグループ」、「ぶらりグループ」、「健脚グループ」の3グループができました。今回は、「健脚グループ」からの実施報告です。

企画全体の報告については、谷中共想法 実施報告をご覧下さい。

実施日:2013.01.18(火) AM10:00〜PM16:30
参加者:男性6名、女性1名の7名
実施内容:
  私達健脚グループは、谷根千すべてを回ろうと、地図の縁をたどってみることにしました。
  
  AM10:00 日暮里駅を出発。谷中の案内板の前で自己紹介をビデオ撮影。
御殿坂を登り、夕焼けだんだんを下り、谷中銀座に入りました。


夕焼けだんだん



谷中銀座商店街入口

色々なお店を見ていると、時間のたつのが早かったです。早速おやつ兼朝食を買われた方もいたようです。
  AM10:50 谷中銀座を抜け、よみせ通りを左折すると饅頭屋がありました。
ここでおやつに、10円饅頭を買いました。


10円饅頭屋さん

笑吉の指人形を見て時計を見ると早11時を過ぎており、人形公演の見学は次の機会にして、団子坂を上り、森鴎外記念館に立ち寄りましたが、ここもじっくり見たら予定時間までに回り切れないことがわかっているので、中庭を通り抜けて塩見公園より根津神社を目指すことにしました。この塩見公園は、その昔はここから東京湾が見渡せ、船の出入りが見えたことからこの名がついたと、案内に書いてありました。それにしても平地の少ない坂ばかりの町でした。


森鴎外記念館


根津神社

  AM11:15 根津神社到着、本殿に参拝して本日の共想法に参加の皆様のご健康をお祈りし、池のカメさんの甲羅干しを見ながら、あかじ坂を登り次の大名時計博物館に向かいました。ここも中には入らずに、表にある勝山藩下屋敷跡の石碑を見て、路地を抜けて言問通りへと向かい、途中に幹回り約3M位ある大ヒマラヤスギの木を抱いたお家の前を通りました。


甲羅干しのカメ

  AM11:45 言問通りに面したカヤバ珈琲店を見つけ、昼食休憩をとることにしました。昼食は、A,B,C,Dのランチがあり、値段は、コーヒー付きで900円とリーズナブルでした。2階の和室でちゃぶ台を囲んでの食事もたいへんおいしかったです。


ランチタイム

路地の向いは、下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)になっており、古民家が残されていました。このお家も年代物の家でした。


旧吉田酒店

  PM12:20 カヤバ珈琲店を出て谷中で最後まで営業していたという銭湯の建屋を見て、築地塀のある観音寺に行き、塀を見ながら谷中区民会館へと向かいました。
到着は、PM1:00過ぎだったと記憶しています。
  途中休憩をはさみ3時間での谷根千散歩は、少し忙しかったようにも思います。ちなみに私の歩いた歩数は、約10,000歩でした。
  幼少の頃(6歳まで)ここ初音町に住んでいたというM.N.さんの案内が周到で、大変助かりました。M.N.さん有難うございました。

健脚グループリーダー 市民研究員 根岸勝壽

ほのぼの研究所では、話題探しのコツを楽しみながら学ぶことを目的として、街歩きと共想法を組み合わせた新しい企画に取り組んでいます。初めての取り組みとして、台東区役所のご協力を得て、朝から昼過ぎにかけて台東区谷中を散策し、午後、谷中区民館で共想法を行いました。街歩きしたグループ毎に報告します。歩く速さにあわせて、「ゆっくりグループ」、「ぶらりグループ」、「健脚グループ」の3グループができました。今回は、「ぶらりグループ」からの実施報告です。

企画全体の報告については、谷中共想法 実施報告をご覧下さい。

リーダー以下総勢7名の「ぶらりグループ」は、全員が女性でした。比較的年齢が低いため、下見をしてきた人、ネット検索した人などもおり、皆さん下準備にも積極的でした。そこで事前にご希望の場所を伺い、それをもとにして当日の下見をして緩やかなルートを決めました。


日暮里駅構内の案内地図

ぶらりグループは谷中銀座の見物を最後にして、夕やけだんだんの手前を左折し、初音小路、朝倉彫塑館、築地塀、すぺーす小倉屋、谷中小学校、指人形笑吉などを見て回りました。懐かしい風情の建物を眺めながら散歩をしていると、気持ちが落ちつくと同時に、自分の人生を辿っているような不思議な気分になりました。


夕やけだんだんの坂道

平成4年のまちかど賞に輝いた築地塀では、その意外な厚みに感嘆し、どうやって作ったのでしょうと不思議に思って調べてみると、万里の長城の作り方と近いようでした。


築地塀(ついじべい)

重厚な外観とは打って変わって華やぎを見せてくれたのは、すぺーす小倉屋の絵葉書とお雛様でした。絵葉書は館主のお母さんが生前描いたもので、お雛様だけは撮影許可がおりました。ここで見学している間に、数名が創業明治33年岡埜栄泉(おかのえいせん)の豆大福を買いに走り、お昼のデザートに皆さんで頂きました。


すぺーす小倉屋の雛壇

谷中は猫で有名な街で、半数が猫好きな班だったため、お土産も猫がらみのものが多くなりました。運よく谷中霊園や街なかでも猫に遭遇しましたが、人に慣れた猫が多いようでした。谷中公民館で実施された共想法では、寝転がった猫がのびのびする姿に、「これは本物ですか?」という質問が寄せられ愉快でした。


谷中で出会った猫



谷中堂の猫のおみくじ

谷中銀座で手に入れたお土産のねこのしっぽは、ユニークな形と模様が楽しいお菓子でした。


ねこのしっぽという御菓子

また小倉屋で買った絵本は、一人で見ているのがもったいないので、後日施設の高齢者と貼り絵をしました。女性達に大好評だったのは、言うまでもありません。


絵本を使った貼り絵

  公民館では、次の真壁共想法はいつですかと質問された方がいましたが、早速参加申し込みをされたそうです。このような楽しい機会を作って下さった、台東区の職員の方々にお礼を申し上げます。

ぶらりグループリーダー 市民研究員 永田映子

ほのぼの研究所では、話題探しのコツを楽しみながら学ぶことを目的として、街歩きと共想法を組み合わせた新しい企画に取り組んでいます。初めての取り組みとして、台東区役所のご協力を得て、朝から昼過ぎにかけて台東区谷中を散策し、午後、谷中区民館で共想法を行いました。街歩きしたグループ毎に報告します。今回は、「ゆっくりグループ」からの実施報告です。

企画全体の報告については、谷中共想法 実施報告をご覧下さい。

2014年(平成26年)1月18日10時JR日暮里駅北口(改札内)集合、ずっと気になっていた天気は、曇りのち晴れ少し寒いけれど穏やかな日でした。グループは女性6名です。「ゆっくりグループ」の名前のように、谷中界隈をゆっくりと散策しながら、午後から始まる共想法の写真を撮ります。


地図を片手に日暮里駅を出発するメンバー

散策コース:10:15日暮里駅西口出発 ― 御殿坂 ― 夕焼けだんだん ―岡倉天心記念公園 ― 蛍坂・築坂 ― 観音寺、築地塀 ― 初音小路 ― 朝倉彫塑館前 ― 11:10小さい路地のせんべい屋さん<お土産のせんべいを購入> ― 夕焼けだんだん ― 谷中銀座商店街<おみやげの焼かりんとう購入・あつあつのコロッケ立ち食い> ― 11:40よみせ通り商店街 ― 11:55谷中三崎坂商店街 ― 昼食・すしや ― 13:10指人形笑吉<店主より説明と指人形劇観賞> ― 谷中区民館着13:30(区民館にて、共想法開催)


人懐っこく毛並みのきれいな谷中の猫<夕焼けだんだんで>

谷中界隈散策に参加してよかった、一緒に歩けて楽しいとの感想が聴かれました。ゆっくりグループの中には健脚のかたも居りまして足を活かして沢山の写真を撮っては追いついて合流していました。


陽が射して古い築地塀が輝く<観音寺の東京都に一つだけ残る築地塀>

青空をバックに冬枯れの大銀杏がきれいです。初音小路の小さい路地に古い看板のおせんべい屋さんを見つけました。店の奥で息子さんがおせんべいを焼いていました。


初音小路の古い民家を撮るゆっくりグループの皆さん



店の奥が仕事場のおせんべいや

三崎坂のすし屋はアナゴ寿司が得意です。アナゴのように細長く狭い店です。2階に席を確保、ゆっくり座ってから注文、飛び入りの大武先生と研究員が加わり、総勢8人でテーブルを囲んで賑やかに昼食をいただきました。


昼食は握り寿司

昼食後に立ち寄った「指人形笑吉」の人形劇「笑い」「酔っ払い」は共におかしくて、面白くて見ごたえがありました。一人で左右の手に人形を持ち動作します。動きが細やかなのと、ツボを心得た両人形の動きに見とれました。人形は店主が粘土で表情豊かに顔を作り、人形の服は和服も洋服も、昔縫製業をしていた店主のお手製だそうです。古い街の片隅にある指人形店で、時間を忘れて見とれておりました。


指人形笑吉<店主より説明と指人形劇観賞>

昼食を除いて、出発から谷中区民館までTBSの取材が同行しておりました。グループ皆さんの晴れ晴れとした笑顔が記念に残ると思うと嬉しいような恥ずかしい気持ちです。


TBSの取材が同行

谷中区民館に着くと、グループ内で話し合い、共想法の割り当てと各自の写真を決めました。
 テーマ1(街並み):☆谷中の猫☆岡倉天心と水仙
 テーマ2(食事):☆昼食は握り寿司☆店構えが粋なうなぎや
 テーマ3(おやつ、お土産):☆店の奥が仕事場のおせんべいや☆指人形笑吉
写真の取り込みとほのぼのパネルへの入力はリーダーの作業でしたが、待機組の研究員と大武先生にお願いしてしまいました。区民館に30分早く帰れたらよかったと反省しました。

共想法は、健脚グループ、ぶらりグループ、ゆっくりグループが混ざって、テーマ毎に始まりました。
今日撮った余韻の残る写真が1分で説明され、2分で質疑です。参加した皆さんは、たとえご自身が行かなかった場所でも、自分が歩いた延長上にあるその写真の説明を、全く共有した気分ですっと受け入れて聞き、質問されます。答える方も構えることなく、自然の会話が成り立っています。会場の皆さんも身を乗り出して室内の空気が一体になっているのを感じました。

初めて企画された「谷中で共想法」は大盛会でした。健康作りをしながら脳が活性化される今回試作の共想法が、また一歩進化・前進します。

ゆっくりグループリーダー 市民研究員 田口良江

谷中共想法 実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TasakiT 2014-2-9 8:00
  2014年1月18日(土)10:00-16:30、有名な観光スポット、谷中・根津・千駄木地区において、「谷中共想法」が開催されました。本部と共想法の会場は、谷中区民館でした。この企画は、高齢者の健康づくりのための話題発見の街歩きと、共想法を組み合わせた初の試みであり、その企画第一弾になりました。

  参加者は23名、NPO法人ほのぼの研究所、NPO法人きらりびとみやしろ、介護老人保健施設マカベシルバーピアの関係者、応募し共想法初体験の方数名でした。その他に、台東区教育委員会関係、TBSテレビの取材関係者を含めますと、総勢27名でした。
  今回の街歩きの工夫の1つ目は、参加者を4つに分けたグループ行動の形式でした。編成したグループは、「健脚グループ」7名(男性6名・女性1名)、「ゆっくりグループ」(女性6名)、「ぶらりグループ」(女性6名)と、会場づくりや共想法準備、本部の役目の仕事を受け持った「待機組」(男性2名・女性2名)でした。グループ編成は、誰もが無理なく行動できるよう配慮されていました。
  次に、工夫の2つ目としては、街歩きをする上での課題を設定したことです。その内容は、各参加者は3つのテーマ「街並み」、「食事」、「おみやげ・おやつ」に沿った話題を発見し、写真を撮ってくること、各グループ全体に対しては、みんなでお土産のおやつを買ってくること。現地で昼食をとり、谷中区民館に13:30に集合することでした。
  この日の天候は、日中、穏やかな日差しがやさしく注ぎ、参加者が一時この冬の寒さを忘れてしまうような「街歩き日和」でした。

以下、この日の活動の流れです。


集合場所 日暮里駅北口

10:00 参加者集合
  ・グル―プの各メンバーは、日暮里駅北口へ集合。グループリーダーからの出席確認、コース地図の配布、説明を受けた後、街歩きを開始しました。
  ・待機組は、会場準備と本部業務を開始しました。
12:00 昼食
  ・各グループ、現地でそれぞれ格好のお店を見つけて食事をしました。待機組の女性陣は、グループに合流し、ゆっくりグループと一緒に食事が出来ました。
  ・食後は、また街歩きをしながら会場へと向かいました。


谷中銀座 薬膳カレー料理店界隈

13:30 谷中区民館集合・グループ活動
  ・グループの共想法準備を行いました。どのテーマの回に、誰がどんな写真で話題提供するのか、互いにダブらないように話し合いで調整し、決定していきました。


話し合う健脚グループ

余った時間は、仲良くなった仲間と情報交換をしたり、会話を楽しんだり、お茶や休息の時間にも当てられていました。
  ・写真の取り込む係は、参加者の写真をパソコンに取り込み、さらに、使う写真を共想法支援システムに登録し、共想法の準備をしました。その日のうちに、限られた時間の中で、たくさんの写真を取り込むのは、熟練と集中を要す作業となりました。
  パソコンのトラブルも発生し、予定の時間より手間取りましたが、取り込みが無事に完了しました。


全員の写真を取り込む準備作業

15:00 共想法開始
街歩きに参加した19名全員は、1人1回、写真1枚、話題提供時間1分、質疑応答時間2分で、共想法を行いました。
1回目テーマ「街並み」は、健脚G3人、ぶらりG2人、ゆっくりG2人、
2回目テーマ「食事」は、健脚G2人、ぶらりG2人、ゆっくりG2人
3回目テーマ「おみやげ・おやつ」は、健脚G2人、ぶらりG2人、ゆっくりG2人
司会や記録操作は、待機組が担当しました。
共想法が始まると、それまでの会場の雰囲気が変わるほど、皆さんは集中し、どなたの話題の時も大変盛り上がりました。


街歩きを楽しんだ後の共想法

16:00 講評その他
  大武先生は、今回の企画と実施を総括し、次の第2弾企画「真壁のひなまつり共想法」の話へとつなげていました。
  台東区教育委員会生涯学習課・小林様から、後日コメントを頂きました。参加者の会話は話者交代がスムーズ、初対面の人も、旧知の友達のようだった。1枚の写真で深く理解した気分だった、とのことです。
(閉会・おやつ交換、片付け)
16:30 解散
  以上のような経過で、ほのぼの研究所の意欲的な初の企画を、無事、開催することが出来きました。話題発見支援と共想法の一日は、楽しい課題もあり、気軽に声を掛け合えて、大人の遠足に参加したように感じた方もおられたのではないでしょうか。
  報告の最後になりましたが、この企画にあたり、多大のご支援ご協力を下さいました、台東区教育委員会関係の方々に、ほのぼの研究所一同より、心から感謝とお礼を申し上げます。

市民研究員 清水きよみ

柿の色々な食べ方

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
TasakiT 2014-2-2 8:00
私は、大好きな柿を色々な食べ方で楽しんでいます。手前は、旬にそのまま頂く柿です。左から、採って置いた柿がブヨブヨに熟すのを待って頂くものです。次は、熟した柿の種を取り除き容器で冷凍しシャーベット状にして頂きます。次は、干し柿にしたもので少し硬めの物は大根、人参と一緒に細りにして三杯酢で頂きます。最後は、柿を冷凍保存して夏等の季節はずれに少し溶けた状態で皮をむいて頂くなど美味しく頂いています。

きらりびと共想法スタッフ K.S.さん



柿の色々な食べ方

コメント:きらりびと T.T. さん
 柿にこんなにたくさんの食べ方があったなんて!みなさん驚いていましたね。夏の柿の存在・・食べてみたい気持ちでいっぱいでした。いつも色んなものを工夫して「へえ〜なるほど!」にしてしまうSさん、もっとたくさん教えて欲しいです。

珍しいたまご

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
TasakiT 2014-2-2 8:00
  朝食はハムエッグにしようと思い、フライパンにハムを並べてその上に卵を落としたところ何と黄身がなく白身だけでした。卵のパックにあと3つ残っていたので全部割ってみたところ、それは3つとも普通に黄身と白身がありました。あまり珍しいので、携帯の写真に撮って姉や友人に送ったところ、返信は皆「じぇじぇじぇ(びっくりした、の意味)」でした。今でも不思議な出来事です。

きらりびと共想法スタッフ N.N.さん



珍しいたまご

コメント:きらりびと T.T.さん 
  開けてビックリですね。「黄身が2個あった!」は確かにありますが、こんなことがあるんだぁと写真を見、お話を聞いたら ますます色んな人に話したくなり、自分のことのようにお友達にもすぐおしゃべりしちゃいました。すごい写真を見ることができ感動です。身近な出来事を写真に残しておくってやっぱりいいですね。