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ほの研ブログ - NegishiKさんのエントリ

食べられなかったケーキ

カテゴリ : 
今日の共想法 » 夏の思い出
執筆 : 
NegishiK 2015-11-15 8:00
 メロン半分をくりぬき、その中に生クリームや果物を入れて飾り、表面にもメロンの果肉を飾ってあるケーキです。とても贅沢で美味しそうですが、実は残念ながら、食べることはできませんでした。
 スイーツの街としても名の知れた佐久市から姪が買ってきてくれたのですが、真夏の車の中に忘れて、4時間放置してしまったからです。
 このケーキのお店には、季節の果物をぜいたくに使ったものが多く、その時期にしか食べられないものがあります。来年、食べるのを楽しみにしています。

継続コース参加者:C.O.さん



食べられなかったケーキ
 

コメント:市民研究員 K.N.さん
それは残念でしたね。それにしてもメロン半分の大きさのケーキ、食べでがありますね。今はもう、残念の極みですか。来年に向かって姪御さんに、よく頼んでおいて又買ってきてもらいましょう。その時はひと声かけてください、いつでも伺います。

スカイクルーズ 

カテゴリ : 
今日の共想法 » 夏の思い出
執筆 : 
NegishiK 2015-11-1 8:00
 「横浜人気スポットめぐり&ヘリコプター体験バスツアー」に参加しました。東京駅からバスで横浜に向かい11:00着、それから中華街で昼食、ヘリコプターの時間調整のため横浜赤レンガ倉庫でショッピング、その後ヘリポートまでバスで移動しました。
 搭乗前に細かな説明と注意があり、体重は正直に書いてくださいと紙を渡され、次に胴衣を着せてくれいよいよ搭乗、座席に着くとベルトをきつい程締めてくれました。準備OKで飛び上がり、高度200m位をゆっくりと一回りの後、300mに上昇しました。回る時には身体が横になり怖い思いがしました。 相当のスピードでシャッターを押し続けて撮った写真はピンボケでがっかりでしたが、良い天気に恵まれ、空から撮影できて幸せな1日でした。

継続コース参加者:M.A.さん



スカイクルーズ

コメント:K.N.さん
高度が300mというと、東京タワーより少し低いとこを飛ぶわけでしょう。私のような高度恐怖症には、大変だったと思います。 地に足がついていないと不安で、この間も飛行機に乗りましたが、通路側で外を見ないようにしてました。なかなか体験できない貴重な経験をしましたね。

27年度継続コースがスタート

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2015-5-31 8:00
  継続コースでは、防ぎうる認知症にかからない生活を保つことを目標に、認知機能訓練となる会話支援手法として、共想法を実施しています。
  「最近の体験を覚える。最近の体験を思い出す。過去の体験を思い出す。」これらの事は認知症が進行するとだんだん難しくなります。これを防ぐには日頃から、良く見る、聞く、話す、覚えて思い出すという訓練が必要で、常に新しい話題を吸収することが、大切だといわれています。
  いよいよ、今年度の継続コースがスタートしました。まずは4月21日オリエンテーションには9名に参加していただきました。13時30分から15時30分まで、?大武先生の挨拶 ?継続コースのビデオ鑑賞 ?研究員を含む全員の自己紹介 ?講師の田崎研究員によるタブレット演習のスケジュールで実施しました。
  ほのぼの研究所より全員にタブレットを1台ずつ貸し出し、タブレットに触れるのが初めての方でも写真が撮れる段階まで、丁寧な説明をしました。例え何度か失敗しても夏学期を通じてマスターしていただければ、幸いだと思っています。


タブレットで特訓中の参加者と田崎講師

  夏学期は5月12日から7月7日までにわたり4回実施、テーマは「小さな発見」「居心地の良い場所」「衣替え」「これも芸術」と毎回異なるテーマで、話題提供していただくつもりです。また今学期から、併せて話題提供していただいた写真の説明を200字にまとめていただく作業もしていただきます。
  秋学期には街歩き共想法にも参加していただき、旅行をしながら脳トレをして思い出す、そして皆様が写した写真を中心にした本作りにも着手する予定にしています。
  今年度も楽しみながら継続コースを行っていきたいと思っています。


継続コースの受講者と市民研究員

市民研究員 佐藤由紀子

欄間の魚

カテゴリ : 
今日の共想法 » 街歩き
執筆 : 
NegishiK 2015-5-17 8:00
 私が撮影した中から選んだのは、玄関扉の中央上部に陶器の魚が飾られた一枚の写真です。一般的に表札がある所に掛けられています。魚の種類はヒラメかカレイか、見分けがつきません。どちらかに間違いはありませんが見分け方が分かりませんでしたので、皆さんに聞いてみようと思いました。また疑問に思ったことは、何故こんな所に掛けられているのか。周囲を見ても表札らしき物もなく、もしかすると「ヒラメさん?カレイさん?」ここの住人の名字か、なんて考えてしまいました。結局はここの自宅が魚屋さんだったということで納得しました。ヒラメとカレイの見分け方はお聞きしましたがやっぱり分かりにくいですね。

足助街歩き共想法参加者:S.M.さん




欄間の魚

コメント:市民研究員 K.N.さん 
ここには、表札か家紋が入れられると思いますが、まさか魚の家紋はないと思います。でも、足助にはあるのかなと考えましたが、以前は魚屋さんとのこと、納得しました。ヒラメさん、カレイさんでなくて、良かったです。
見分け方は、目の位置が左ヒラメの右カレイと聞いていますが、どちらから見てかは確かではありません。

初午

カテゴリ : 
今日の共想法 » 街歩き
執筆 : 
NegishiK 2015-5-10 8:00
 初午の貼り紙に3月31日と書いてあったので目がとまりました。初午にはもの心がついた時から両親に厄払いの行事として連れて行ってもらっていて、今も継続しています。初午には新暦と旧暦とがあって、私が観音さんに毎年欠かさずお参りするのは旧暦なので、2月の最初の午の日を確認するようにしています。
 この案内で足助町の今年の開催日がわかりました。地方によってなぜ新暦と旧暦の開催があるのかはわかりません。

足助街歩き共想法参加者:M.T.さん


         


初午大祭案内
 
コメント:市民研究員H.N.さん
遠く奈良時代が起源とされる祭事が、各地さまざまな風習で、脈々と受け継がれていることを知るきっかけとなりました。そして、さざめきの中、五穀豊穣、商売繁盛、開運、家内円満等を祈願する人々の様子が目に浮かんできました。

スイス交流街歩き共想法 実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2015-5-3 8:00
 2015年3月20日13時より、ほのぼの研究所市民研究員は、3月18日から東京で開催された独立行政法人科学技術振興機構とスイスのチューリッヒ大学が主催し、スイス大使館が協賛するJAPANESE-SWISS JOINT WORKSHOP ON "AGING,HEALTH, AND TECHNOLOGY” (「加齢と健康とそれらに関する技術」に関する日本ースイス共同ワークショップ)の最終日に組み込まれた、柏の葉スマートシティにおける現地視察の、現地サポートをさせていただきました。

日本−スイス「AGING, HEALTH, AND TECHNOLOGY」共同ワークショップの開催について(科学技術振興機構トピックスへリンク)

 このワークショップの議長は、ほのぼの研究所の海外研究交流拠点であるチューリッヒ大学教授のマーク・マーティン先生と、千葉大学准教授でほのぼの研究所所長の大武先生でした。マーティン先生とは以前、スカイプを介して交流をさせていただいたこともありましたので、お目にかかるのが大変楽しみでした。



参加者とほのぼの研究所研究員との顔合わせ・挨拶



 ミュージアム内ドームシアターを見学する参加者

まずは、柏の葉スマートシティミュージアムロビーで、連日の研究発表や討議の疲れも見せずに訪れた参加者30余名と、サポートを受け持つ研究員とのグループごとの初顔合わせです。記念撮影、挨拶、タブレット操作方法の説明等を済ませた後、ミュージアムの見学がスタートしました。ここでは、英語のイヤホンガイドサービスが提供され、ITを駆使したダイナミックなプレゼンテーションや展示は好評で、街づくりのコンセプトや概要を理解していただけたようでした。


ゲートスクエアのインフォメーションボードで施設を検索する参加者

 いよいよ、屋外に出て1グループにつきプ2台のタブレットを携えての、街歩きグループ行動が始まりました。研究員の役目は、日本人研究者に通訳をお願いしてガイド、タブレットによる写真撮影をサポートすることでした。幸いなことに、研究者の方々にはタブレット操作はお手のものでしたので、身振り手振り、年々在庫減少の途を辿る英語語彙をフル稼働して、街並みや施設の迷ガイドに専念することができました。


まちの健康研究所を見学中の参加者

 次いで訪れたのは、ららぽーと北館3階の、街のすこやかステーションフロアのまちの健康研究所「あ・し・た」。「食べる」「歩く」「しゃべる(コミュニケーションをとる)」ことで、年齢を問わず、街ぐるみで健康づくりを目指すというコンセプトは、参加者の研究にも関係が深いことから、所長みずから英語のガイドを買って出て下さいました。熱の入ったトークには笑いが起こり、体力測定にも渾身でチャレンジして下さる等、関心を持っていただけた様子でした。


スイスから訪れた研究者が多数参加した「共想法」



「共想法」の質疑応答に会場も引き込まれて…

いよいよ共想法デモンストレーション実施会場KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)に到着。3Dファクトリーの見学後、季節の和菓子(桜餅、草餅等)等を添えてのティーブレイクで一休み。女性達には、お土産に用意した古裂の小物や千代紙も好評で,笑顔の輪が広がりました。
 海外の方にとっての共想法の受け止め方には関心がありましたが、提供された話題はスマートートシティ関連ばかりでなく、コカ・コーラや沿線鉄道のディスカウントチケットの自販機等、日本の不思議発見にも至り、多様な発想はとても興味深いものでした。また質疑応答も盛んに行われ、それに聴衆の方々も引き込まれている様子を実感できたことは収穫でした。

 盛会の余韻を楽しむ余裕もなく、あわただしくお別れの時が到来してしまいましたので、バス延着で30分短縮された過密スケジュールの現地サポートは、実に濃密すぎるものでした。言葉の厚い壁がある中、大勢の、しかも外来の参加者への準備や対応は初めて尽くしで、いつも以上に脳も身体も活性化され、かつ少々疲労したことも事実です。しかしながら、アンケートの中に私たちのサポートに対して、「非常に友好的で親切…」という温かいコメントをみつけた時には、それは快いものに変わったことでした。

 最後に、大勢の英語ガイド受け入れや度重なるスケジュール変更に、臨機応変に快く応じ、アドバイスをして下さった柏の葉スマートミュージアム、まちの健康研究所、KOIL、UDCK等、関係各位に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員 長久秀子

 

柏の葉街歩き共想法 B班実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2014-11-30 8:00
 ほのぼの研究所では、話題探しのコツを楽しみながら学ぶことを目的として、街歩きと共想法を組み合わせた新しい企画に取り組んでいます。第四回は、千葉県柏市の北部地区にあります、柏の葉スマートシティを舞台に開催しました。
 街歩きしたグループ毎に報告します。前回のA班からの報告に続き、今回は、「柏の葉街歩き共想法B班」からの実施報告です。企画全体の報告については、柏の葉街歩き共想法 実施報告をご覧下さい。

 B班は、柏の葉スマートシティの街歩き「ゲートスクエア」のコースを選びました。
最初、スマートシティミュージアムに入り、「環境への取り組み」「健康への取り組み」「新産業への取り組み」をガイドの方に案内、紹介していただきました。街づくりの全体の模型を見ながら、現在造成中の街が、どんなふうに発展していくのか、このエリアがどの様になるのか等、B班のメンバーは、どの取り組みにも関心を寄せ、メモを取ったり、カメラに収めたりの見学に大わらわでした。
 次に、人と地球に優しい省エネ活動、日本の新しい活力を生み出す新産業の水耕栽培、交通の取り組みでスマートサイクルとマルチ交通シェアリング、街全体のエネルギー管理をしてCO2にも配慮するシステム作りのコーナーでもたくさんの発見がありました。
 最も感動した巨大な地球儀、今世界中で暴れている風水害、温暖化による気象現象のいろんな場面を、自分の手で触りながら知る事が出来る最新システム、3.11東北大震災の地震波の伝播等々、目を見張るものばかりでした。時間が許されるなら、南極の氷が温暖化により日々溶けていく姿を、過去から比べて見てみたいものです。


巨大な地球儀

ミュージアムを出て、いよいよ街の探検です。全員にイヤホンが渡されて、ガイドによる説明付での街歩きです。体験型貸農場のオークビレッジ柏の葉の前を抜け、ゲートスクエアへ。ここでは、太陽光発電や、モビリティポートの説明を受け、電気の活用が十分行われていることがわかりました。


カーシェア用の電気自動車

次いで、KOIL(Kashiwanoha Open Innovation Labの略)の見学です。最先端の技術、機器を備えたデジタル工房では今話題の「3Dプリンター」や、水耕栽培による野菜を使ったレストラン等、話題と実りの多い発見に出会えました。

市民研究員 根岸勝壽

柏の葉街歩き共想法 実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2014-11-16 8:00
2014年9月9日(火)千葉県柏市の北部地区にあります、柏の葉スマートシティを舞台に、第四回街歩き共想法を実施しました。
  これまでの開催地は、第一回が谷根千で知られる東京都台東区の谷中、第二回が筑波山の北側に位置するひな祭りで有名な茨城県桜川市真壁町、第三回が高齢者向けのリフォームが進んでいる千葉県千葉市の海浜ニュータウンです。
  街歩き共想法は、街歩きに出かける機会をつくり、街歩きをして発見した話題を写真と共に持ち寄って共想法形式で会話するものです。話題探しと新しく話す相手を見つけることができます。今回は、環境と健康に配慮した街づくりを目ざす新しい街、柏の葉スマートシティにおいて、街歩き共想法の実施にいたりました。
  この日は、台風一過の秋晴れに恵まれ、午前9時30分につくばエクスプレス(通称TX)柏の葉キャンパス駅に集合し、参加者で集合写真を撮ったのち、3班に分かれて散策が開始されました。


参加者集合写真

9:30〜12:00
  参加者21名が3つのグループに分かれ、スマートシテイツアーA班7名、スマートシテイツアーB班7名、スマートシテイミュージアムツアーC班7名と、「私の発見」をテーマに2時間30分の見学ツアーとなりました。この街歩きの様子は、各班の報告にゆだねますのでご期待ください。

12:00〜14:00
  見学ツアーを終えると、大型店を歩き回って求めた昼食や、手持ちのお弁当など、それぞれに携え、街歩き共想法の会場となる千葉大学柏の葉キャンパスへ移動しました。会話を楽しみながらテーマに沿った写真の選定にも気を使います。実施担当者は、写真の取り込み等、共想法開始に備えるのに大わらわです。

14:00〜16:00
  当日午前中、街歩きする中で得られた「私の発見」をテーマに、共想法を開催しました。話題提供1分と質疑応答2分の持ち時間で、3組に分けての実施でした。
  話題は、柏の葉スマートシテイの最先端の技術革新に集まり、ミュージアムのジオラマ、触れる地球儀、植物工場や葉物栽培ディスプレイ、併せて自然環境や子どもの様子、駅周辺の近代的な建造物と広範囲にわたりました。


共想法実施風景

寄せられた主な感想

  • 話す時間は思ったより短く、1分で言いたいことをまとめるのに頭を使う。
  • 初めて参加してみてドキドキしましたが、皆さんの話に引き込まれ、いつの間にか一緒になって楽しめました。
  • 初参加の方もおられましたが、とてもスムーズで会話が盛り上がりました。
  • 新しい技術や斬新な発想、たくさんの新しい発見がありました。
  • 入手した耳より情報を帰り道などで、早速自分の目で確かめ共有できるのは、街歩きで共想法を行えることならではないでしょうか。

尚、午前中の街歩きの様子は、班ごとに3週にわたりまして、皆様にお届けいたします。

2014米国人工知能学会シンポジウム

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2014-11-9 8:00
2014年3月24日から26日まで、米国・スタンフォード大学で開催された国際会議AAAI Spring Symposia (米国人工知能学会春のシンポジウム)にて、ほのぼの研究所代表理事・所長の大武美保子が招待講演を行いましたので、報告します。

会議は、American Association of Artificial Intelligence (AAAI)(米国人工知能学会)が主催するものです。8つのシンポジウムが並列で開催され、そのうちの一つに参加しました。テーマは、Big Data Becomes Personal: Knowledge into Meaning (ビッグデータは個人的に利用できるようになる:知識から意味へ)です。人工知能の研究者を中心に、多様なバックグラウンドを持つ研究者が集い、23件の発表と5件のポスター発表があり、活発な議論が行われました。開催地は、米国カリフォルニア州にあるスタンフォード大学で、紅白の八重桜が咲き誇っていました。


スタンフォード大学の八重桜

発表は、ゲノムデータの解析、脳波データ、睡眠の分析、認知ケアやサポートシステム、個人データの利用基盤や適切な流通システム、携帯端末を用いた健康情報管理など、多岐に渡りました。その中で、当研究所代表理事の招待講演は、May Interactive Group Conversation Improve Our Cognitive Health?(双方向のグループ会話は認知的健康を向上させるか?)と題して行われました。認知症予防・回復を目的として、共想法と名付けた会話支援手法を提唱していることと、ほのぼの研究所でのフィールドワークを紹介しました。日常の双方向の会話や、日々の出来事を写真に撮って覚え、それを題材に最近あった出来事を写真から思い出すことが、加齢に伴って衰えやすい認知機能を訓練することにつながるという知見を報告しました。長寿で知られる、平均年齢92歳のぎんさんの娘さん姉妹の会話に見られる特徴的なパターン、たとえば、相槌が多いこと、話者交代が隙間なく行われることについても、触れました。活発で楽しい会話の動画は、言語を超えてたくさんの笑いを誘いました。


大武美保子代表理事の招待講演

会場のスタンフォード大学は、シリコンバレーの中心地に位置するため、自由な雰囲気と発想にあふれていました。シンポジウム終了後、シンポジウムで知り合った参加者と共に、スタンフォード大学のCenter for Design Research (CDR) (デザイン研究センター)と、隣接するInstitute of Design (d.school) (デザインスクール)を訪ねました。デザイン研究センター設立時からの所長である、Larry Leifer(ラリー・ライファー)教授から3時間にわたって、身振り手振りを交えた迫力ある説明を受け、所狭しと試作品が並ぶ工作室をくまなく見学しました。ライファー教授が運営するプロジェクト演習、ME310では、企業がスポンサーとなり、社員と教員とで相談して課題を設定します。学生のグループ発表に社員が参加して意見をフィードバックし、試作を繰り返しながらアイディアを形にするものづくりをするのが特徴です。隣接するデザインスクールでは、より概念、コンセプトを生み出すことに力を入れていて、シリコンバレーにオフィスのあるアップルなどのデザイナーを輩出しています。


ライファー教授による身振り手振りを交えた迫力ある説明
(本人の許可を得て掲載)

既存のものの改良ではない、新しい発想のものごとを生み出すこと、それを社会変革までつなげるイノベーションを起こすことが、人類が経験したことがない超高齢化に直面する現代に求められています。このため、スタンフォード大学で実施されているデザイン教育研究を参考に、世界各地の大学で、独自のプロジェクト演習やワークショップが開催されています。報告者は、d.schoolを参考に千葉大学で実施されたイノベーション対話型ワークショップ「超少子高齢社会における多世代共生社会の構築」に参加し、タブレットを用いた話題発見・多世代交流支援システムを開発しました。ほのぼの研究所の関係者による利用評価が進んでいます。共想法を基点として、希望の持てる近未来社会に向けてイノベーションを引き起こしていこうと、決意を新たにする訪問となりました。

代表理事・所長 大武美保子

北海道の北にあるロシアのカムチャッカ半島で見たキバナアツモリソウです。
利尻島にある白いアツモリソウより小さめで地味な花ですが、ウァチカジェツ山麓のダケカンバの林の中に群生していて感激しました。行けども行けどもという感じの群生でした。ガイドさんの話によると花は増えていると言っていましたが、10年後もこの状態が保たれるといいなと思いました。6輪駆動車での移動の観光でした。
       継続コース参加者:T.O.さん


キバナアツモリソウ

コメント:市民研究員 H.Tさん
 ダケカンバの林の中に群生していたキバナアツモリソウ、その時の感動が伝わってきました。一時期、絶滅種といわれたキバナアツモリソウの可憐な花に10年後もこのままで・・・も。それにしても6輪駆動でカムチャッカ半島を移動!すばらしい旅でしたね。