ログイン | 新規登録
メインメニュー

ほの研ブログ - 成田山街歩き共想法ごゆるりコース実施報告

成田山街歩き共想法ごゆるりコース実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
MatsumuraM 2015-12-27 8:00
 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。 第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。

 企画全体の報告は成田山街歩き共想法実施報告をご覧下さい。
 先々週より、順次街歩きのコース毎に報告をしています。今週はごゆるりコースからです。


ごゆるりコースメンバー

 ごゆるりコースには、女性7名,男性2名の計9名.老若男女バラエティ豊かな面々が集まりました。成田山近くの米屋観光センターに到着する頃には,前日来のあいにくの雨も小降りになったので、傘をタブレットやカメラに持ち替えて,街歩きをスタートしました。

 まずは成田山へ、ということで雰囲気のある土産物屋の並ぶ参道を新勝寺に向かいました。立派な総門をくぐり、境内でお手水を済ませ、便利なエレベーターの力も借りながら、本堂前へたどり着きました。多くの参拝客が訪れるからでしょう、境内にこれまで余り見かけたことのない歩行に不安のある方、車いす・ベビーカー利用者に配慮したエレベーターが設置されていることに感激しました。


お手水も忘れずに



景観に溶け込むバリアフリー対応のエレベーター

 境内はあいにくの天気にもかかわらず,非常に多くの人でにぎわっていました。ちょうど七五三の日でもあったため、慣れない着物、袴などに身を包んだ子供連れの家族の姿が数多くありました。また、本堂付近で開催されていた菊花展では、多種多彩な花色や趣向をこらした魅せ方があることに驚かされました。本堂でお参りをしている間、堂内に響く凛とした読経の声には、不思議と気持ちが落ち着きました。


菊花展の多彩な盆栽・鉢物

 参詣後は本堂周りの三重塔をはじめとする立派な建物をめぐり,その色合いや造りの豪華さに圧倒されるとともに、それらが現在まで色鮮やかに維持・保存されていることへの努力も感じることができました。


豪華な造りの三重塔


 少しだけ足を踏み入れた成田山公園は残念ながら紅葉の季節には早かったようですが、
植物に興味のあるメンバー達は、長年にわたり自然が織りなしたまたとない風情に心奪われた様子でした。

 次いで、一行はお土産モードに切り替わりました。コンパクトな店内に所せましと陳列されている境内のお土産屋さんは、多種多様な商品には目移りしてしまうほど。店主からひとつひとつのご利益について親切、丁寧に説明してもらいました。


親切な説明をしてくれた境内のお土産屋さん


 門を抜けて小休止した後は、参道のお土産屋さんへ。古い造りのお店が多い雰囲気のある通りは、名物の鉄砲漬を中心にした漬物店が目立ちました。昔懐かしい甘味や和菓子、レトロなラムネやご当地キャラを配したサイダー等々、普段は見かけないものをみつけては、ついつい気になって買ってしまいました。


レトロなラムネ&ご当地キャラのサイダーに興味津々

 ごゆるりコースはネーミングのとおり、ゆとりを持って街歩きをすることができましたので、成田山をよく訪れているというメンバーから、「きょうは、普段は見ていなかったところをじっくり参詣することができた」との声をいただきました。
 
 その後の共想法では,コースの異なる他のコースと情報の共有ができて、成田山にはまだまだ知らないスポットがあることがわかり、個人的にまた訪れてみたくなりました。

(ごゆるりコース)
千葉大学工学部メディカルシステム工学科2年 根本卓也

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://www.fonobono.org/modules/d3blog/tb.php/530