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ほの研ブログ - 柏市認知症予防講座「共想法で今からはじめる認知症予防」実施報告

柏市認知症予防講座「共想法で今からはじめる認知症予防」実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
ShimizuK 2021-12-26 8:00
 柏市認知症予防講座は、2016年に開講して6年経ちました。初年度は年2回実施しましたので、今年で7回目を迎えました。今年度も新型コロナ感染症拡大が続き、開講が危惧されましたが、予定通り、10月19日、11月10日、24日の3回にわたり、これまでと同様、大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長を講師として、柏市の介護予防センター「ほのぼのプラザますお」にて実施することができました。

柏市認知症予防講座の案内チラシ

 昨年度は従来型の「3日間コース」に、40名以上の方が応募して下さったにもかかわらず、感染症対策のため、わずか9名の方にしか、ご参加いただけませんでした。一方、今年度は、1回に集まることができるのは、スタッフを除いて10名まで、という制限がありましたので、より多くの方に講座に参加していただくために、「1日講座」という企画にして、同じ内容の講座を3回実施することにいたしました。開講日によって、参加者数にばらつきがありましたが、認知症予防等に関する座学と、ほのぼの研究所の市民研究員による共想法の実演の見学、さらにご参加の皆様にも「好きな食べ物」をテーマに、共想法を体験参加していただくという講座内容で、3日間で延べ16名の方に、ご参加いただけました。

 感染拡大防止のため、慣れないZOOMシステムを使ったリモート講座と、限られた会場スタッフの説明と対応を組み合わせた、昨年度のハイブリッドな講座とは異なり、今講座は、人数制限はあっても、参加者、講師、スタッフ間の対面・対話が果たせたばかりか、共想法の実演、体験に司会ロボット:【ぼのちゃん】が久々登場!ということもあり、会場は終始なごやかな雰囲気となりました。

 例年3日間の講座内容を1日に凝縮した濃い内容となりましたが、事後のアンケートでは、参加者全員から、講座に対して「満足」「ほぼ満足」、「共想法」に関しても「理解できた」「ほぼ理解できた」という評価をいただきました。

市民研究員による共想法実演を見学する参加者

 また、新型コロナ感染が下火になりつつあったとはいえ、まだまだ警戒を要する中、まなび館の広い会場スペースでは十分な間隔を保ち、こまめなマイクや機材の消毒、換気等感染予防に努め、無事に終了できたことに安堵したことでした。

 開催にあたり、年度当初から、柏市、社会福祉協議会、ほのぼのプラザのスタッフの皆様にはいろいろご相談にあずかるとともに、ご尽力頂くなど、大変お世話になりました。心より御礼申しあげます。

 なお、講座を通して認知症予防への理解を深め、「共想法」に興味をお持ちいただいても、しばらくは感染症対策として、【集合することなく、自宅等でスマホやタブレット端末を使って行う】:「遠隔共想法」を行うことが中心になることが想定されます。そのため、講座終了後、今回の「1日コース」ではご理解いただく時間が限られた「遠隔共想法」実施の様子を見学いただく日を別途設けま した。
 果たして4名の見学者のうち、3名の方が継続コースに参加して下さることになりました。ほのぼの研究所にとって、お仲間が増えるという、嬉しいこととなりました。

市民研究員 魚谷 茜

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