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ほの研ブログ - 柏市認知症予防講座「今からはじめる認知症予防」実施報告

柏市認知症予防講座「今からはじめる認知症予防」実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
SuzukiA 2019-7-21 8:00
 4年目を迎えた柏市認知症予防講座を、柏市介護予防センター ほのぼのプラザますおにて、6月4日、18日、7月2日の3回に亘って大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長を講師として開講しました。
今年度は募集18名を大幅に上回る42名の応募者があり、抽選の結果33名の方に受講していただくことになりました。60歳代、70歳代前半の応募者が多く、認知症予防への関心が高まっていることを実感しました。


講座一日目は自己紹介でスタート

 毎回、大武所長の「共想法ガイドブック」や資料を用いた認知症や認知症予防に関する講話と共想法の実演、体験とが組み合わされたスケジュールで実施されました。  


大武所長の講話に熱心に耳を傾ける受講生

 共想法のテーマは「好きな物事」とし、1日目は研究員の実演をご覧いただき、2日目には受講生2グループに体験していただきました。「陶芸」「鉄道旅」「ひょうたん作り」「野菜づくり」等々、興味深い写真をもとに面白く愉快な話題提供と質疑応答が繰り広げられました。さらに、昨年同様、共想法に参加していない人も「質問を作ってみる」こともとりいれたので、さらに質疑応答が活発に広がり、講座会場が一体となって、和やかな雰囲気にもなりました。


受講生による共想法体験

 また、休憩時間前に講師から、「共想法の司会ロボット:ぼのちゃんをよく見ておいてくださいね」の声掛けがあり、休憩後、ぼのちゃんの目・口の形や、頭や洋服の色を当てるクイズが出されました。果たして、「え〜と」「う〜ん」「あれっ」などの声がもれ、注意を促されても、意外とよく見ても憶えてもいないこと(空間認識力や記憶力を働かせていない)ことがわかりました。
 3日目には残りの受講生の共想法体験に続いて、ゲーム感覚で認知機能の程度がわかるアプリを使って、「物語記憶」(エピソード記憶)の問題に参加者全員で楽しく挑戦してみました。そして、むやみに認知症を恐れるではなく、自身の今の認知機能の弱み・強みを知った上で、脳を鍛えることの必要性も実感していただきました。


ゲーム感覚で認知機能の程度を知るアプリを使って難問?に挑戦

 始めるだけでなく、「続けることが大切」との講師の呼びかけに、2名の受講生がすでにこの講座の受け皿になっている共想法継続コースに申し込みをされ、6名程の方が次回の継続コースを見学希望されていることは嬉しい限りです。また7月5日の設立記念講演会「今からなら間に合う!認知症予防」にも数名ご参加いただきました。
  
 事後のアンケートには、今講座に「満足」、「ほぼ満足」の好意的ご意見が多数寄せられ、受講生の皆様が大変熱心にご参加して下さっていたというスタッフの実感と重なった結果だけに、特に嬉しいことでした。
本講座運営にご尽力下さいました、柏市ならびに社会福祉協議会のスタッフの皆様、そして受講者の皆様に厚く御礼申しあげます。

市民研究員 魚谷 茜

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