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ほの研ブログ - 柏市認知症予防講座「写真と会話で脳トレしよう」実施報告

柏市認知症予防講座「写真と会話で脳トレしよう」実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NegishiK 2017-10-29 8:00
  2016年に引き続き本年度も、柏市より受託した柏市認知症予防講座を開講いたしました。講師は今年4月より移籍した理化学研究所で、革新的知能統合センター認知行動支援技術チームリーダー務める、ほのぼの研究所の大武美保子代表理事・所長が担当しました。
  認知症発症者の大幅な増加から生じる喫緊の課題の解消に、市民ひとりひとりがみずから認知症予防を見据えた生活習慣を身に着けることは、紛れもなく必要なことと思われます。昨年度の講座の反省をふまえ、講座名も堅苦しさを感じさせない、親しみやすい「写真と会話で脳トレしよう」として、9月5日と10月3日の両日を通して出席できる60歳以上の柏市民を対象に定員18名で参加を募りました。果たして、男性7名、女性14名の、最高齢90歳代までの21名と定員を若干超えるお申込みがあり、全員に受講していただくことになりました。



ほのぼのプラザ講座担当者の開講挨拶


  初日の9月5日は、新版ほやほやの『共想法ガイドブック』を使用して、認知症予防と共想法の関係を解りやすく説明したのち、さらに、深く理解していただくために、市民研究員が共想法の実演をお目にかけました。「好きな食べ物」をテーマは、身近であったのでしょう、質疑応答の時間には受講生からの場外質問も飛び出すというハプニングもありましたが、講座の会場全体が一体となって、共想法に興味を持っていただけたことと、認識いたしました。



市民研究員による共想法実演後の大武所長の講義


  10月3日の講座では、受講生それぞれが課題として持ち寄った「好きな食べ物」の写真で、共想法体験に挑戦しました。「食べ物」がテーマだけに、活発で、愉快な会話が行き交い、日常の食生活の模様やこだわりも垣間見ることができました。「《かおり》という品種の梨」の話題には、珍しい品種とみえて、興味津々の質問が相次ぎました。またかなり高めだと思われる高級ホテルの「松花堂弁当」の値段を尋ねられて、答えにくそうにしていらっしゃる様子が笑いを誘ったりと、それぞれの話題で、周りの方々と想いを共にすることで、会場が和やかに雰囲気に包まれました。



受講生による共想法体験


  講座終了後のアンケートでは「認知症予防と共想法の関係」について、「理解できた」と答えた方が、また講座全体についても、「満足した」と答えた方が多数でした。
  本講座運営にお力を貸して下さったほのぼのプラザますおのご担当者はじめ、柏市福祉活動推進課の関係者、受講して下さった方々に厚く御礼申し上げます。

市民研究員 魚谷 茜

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