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ほの研ブログ - 平成29年度継続コーススタート

平成29年度継続コーススタート

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
MatsumuraM 2017-6-4 8:00
 共想法の継続コースは、活動的かつほのぼのとした質の高い生活を心掛けることによって、脳を鍛え、認知症を予防することを目指し、実施してきました。参加者の取り組みについて、大武先生は、「難解なテーマにも、独自の知恵と工夫がぎっしり詰まった話題と写真を準備し、共有することは、認知機能を柔軟に活用することにつながります。お互いの生活において視野が広がる、実り多い共想法を、今年もご一緒に創って行きましょう。」と、述べられました。
 今年度の年間を通したテーマは「工夫する」です。4月25日のオリエンテーションを皮切りに、4回を1シリーズとして3学期、年間12回の共想法を実施していきます。
 春学期1回目は5月9日、「住まいの工夫」のテーマで実施しました。最初に、お互いが聞きとりやすく話すために、滑舌をよくするのにも効果的とされる「パタカラ口腔体操」を『春の小川』のメロディにのせて大きな声で行い、ウォーミングアップをしました。共想法で挙がった話題は、自分仕様の使い勝手、省エネ、断捨離、省手間の様々な工夫、快適にすごすためのインテリアのアイデア等です。感心したり、納得したりと、和気あいあいとした雰囲気の中で、会話が弾みました。


オリエンテーションの様子

 共想法終了後は、短期記憶を確認するために、当日話題と共に挙げられた写真の提供者を当てる、写真当てクイズを一斉に行いました。そして15分間、一同が円座で、共想法の時に、話し足りなかったこと、たずねたかったことなどを話し合う「自由会話」の時間としました。 その後、階下の談話室でお茶とおやつとおしゃべりでクールダウンして、参加者はそれぞれ家路に向かいました。

 10周年を迎えるほのぼの研究所は、立ち止まることなく、さらに高い目標を目指しています。継続コースも、常に新しい共想法の手法にチャレンジしています。今年度から、研究員も共想法に参加して、共に切磋琢磨することとなりました。
 7年目となる継続コースに、初年から参加している3名は、2名が90代、1名が80代となりました。こうした方々の、しなやかでいきいきとした、前向きな生き方は、大切なお手本です。そして何より、一緒に共想法を実施できることを嬉しく思っています。

継続コース担当 市民研究員 田口良江

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