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ほの研ブログ - 柏の葉公園街歩き共想法

柏の葉公園街歩き共想法

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TasakiT 2016-12-11 8:00
 今年最後の小春日和になった2016年11月22日(火)、柏の葉公園にて、街歩き共想法を実施しました。これは街歩き共想法の実施人材養成も兼ねたもので、街歩き共想法実践コース、継続コースの参加者、一般企業の方、市民研究員、千葉大学大学院生、20〜90歳代まで、合わせて19名が参集しました。
 千葉県立柏の葉公園は、1999年に開園しました。芝生広場、多種類の樹木林、花壇などで、四季折々の自然を楽しめるほか、日本庭園、総合競技場や、コミュニティ体育館、野球場、庭球場などのスポーツ施設も備えた、45haの、多世代が楽しめる広大な憩いの場所です。

街歩き前の大武先生の挨拶と講話

 柏の葉公園街歩き共想法は、公園センター事務所2階の会議室で、大武先生の、動画資料を用いた共想法、街歩き共想法による認知症予防の仕組みの解説と、その実践についての講話から始まりました。その後、早速、脚力と体調に応じた「健脚」「お散歩」「ゆっくり」の3つのコースに分かれて、街歩きです。案じられた夜来の雨も上がり、紅葉真っ盛りの木々の葉色は、なお一層鮮やかで、心が躍りました。
 今回の街歩きのテーマは、「新しい発見」です。訪れたことのある参加者も多い、馴染みのあるこの公園からも、さらに意識して新しい発見をすることは、脳を活性化することにつながり、意義があるのです。

いざ、散策スタート

 落ち着いた雰囲気の秋咲きのバラ園、紅葉と鯉の泳ぐ池のコントラストが絶妙の日本庭園めぐりを起点に、ゆっくりコースは、紅葉をじっくりと愛で、お散歩コースは、落ち葉を踏みしめながら、ロックガーデン、冒険のトリデ、桜の広場をめぐって公園を縦断、健脚コースは、野球場や総合競技場や東京大学柏の葉キャンパスが臨める郷土の森まで、元気に脚をのばしました。初めて会った方々とも話が弾み、街歩き終了後のティータイムにも、情報交換やおしゃべりがさらに続きました。

多世代で紅葉を愛でながら



ウォーキングクラブメンバーのリードのもと、積極的に歩いて

 散策を楽しみ、それぞれに新しい発見があったことは、コースごとに行われた共想法の話題提供で、大いに読み取ることができました。ゆっくりコースからは、メタセコイアの大木や、紅葉越しの青い秋空等が挙げられました。お散歩コースでは、壊れかけの苔むした趣のあるベンチと枯葉が程よく乗っているベンチの対比など、視点の違いも感じられ、興味深いものでした。健脚コースでは、散策距離が長いこともあり、ハンカチの木やユリノキ、木に絡んだ紅葉した蔦の側にみつけたカマキリ等の自然に加えて、園内外の施設を見渡すことのできる風景等と、話題は多岐にわたりました。

タブレットで撮影した写真の中から共想法で使う話題を選ぶ


「新しい発見」がたくさん提供された共想法

 お天気に恵まれたこともあり、楽しかった約4時間のスケジュールは瞬く間に終了。公園を後にする頃には、秋の日はつるべ落とし、夜のとばりが下り始めていました。
最後になりましたが、今回の街歩き共想法の実施にあたり、ご協力いただきました柏の葉ウォーキングクラブ、一般財団法人千葉県まちづくり公社の方々に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

市民研究員  根岸 勝壽

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