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ほの研ブログ - 2015年ビジネス交流会・クリスマス講演会

2015年ビジネス交流会・クリスマス講演会

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2016-1-10 8:00
 2015年12月15日13時30分より、今年で8回目になる恒例の、ほのぼの研究所クリスマス講演会・交流会を開催致しました。開催地はこれまでの東葛地域:千葉大学柏の葉キャンパスシーズホールや東葛テクノプラザからはやや遠隔の千葉市中央区のきぼーる(Qiball)15階の千葉市ビジネス支援センター多目的室となりました。また、公益財団法人千葉市産業振興財団との共催という、初めての試みでもあります。このため、「へルスツーリズム〜健康観光事業の創出に向けて〜」をテーマに、正式名称を「ビジネス交流会・クリスマス講演会」と銘打った、従来とは趣向を変えたものとなり、民産官学から70名が参集いたしました。
 準備に当たっては、ビジネス交流会開催のご経験豊富な千葉市産業振興財団のご担当の、下田由美様、梶智裕様に、当初より全幅の信頼を寄せてご協力頂き、この日を迎えることができました。この場を借りて、感謝申し上げます。



千葉市のきぼーる(Qiball)

 千葉市街地にそびえ立つきぼーる(Qiball)は科学館、子供・子育て関連等複数の施設が集積する建物ですが、ガラス張りの明るくユニークなアトリウムに足を踏み入れた途端、いやがうえにも新しい知見や出会いへの期待が高まりました。早めに集合した大武所長、市民研究員、共想法継続コース受講者、大武研究室の学生等は、記念撮影をした後、皆様のご参集を待ちました。



ほのぼの研究所の関係者

 講演会はまず、主催者挨拶として千葉市産業振興財団理事長 北村彰英様が、新しいビジネスに取り組む産学連携の重要性を力強く語られ、次いでNPO法人ほのぼの研究所の大武美保子代表理事・所長から、新しいアイデアによる新事業を、企業、大学と連携してビジネスに繋げるNPOの存在の有用性が述べられました。



千葉市産業振興財団 北村彰英理事長



満員の講演会場

 特別講演は、株式会社ジェイティビー グループ本社事業創造部企画・開発部長の盒郷佳氏による「ヘルスツーリズムの過去・現在・未来‐新事業創出のポイント」。氏はJTBヘルスツーリズム研究所 所長をはじめとして、数々の要職に就かれている、日本のヘルスツーリズム分野の第一人者です。それだけに、日本のヘルスツーリズム創成期からの豊富な経験や見識に基づいて、時代の趨勢と照らし合わせて、マーケティング的見地を含めて国内外のビジネス事例をわかりやすく紹介、さらに課題や今後への期待、抱負も熱く語られました。参加者はややこれまで少々馴染みの薄かったヘルスツーリズムへの理解を深めるとともに、新事業創出の数々のヒントを得ることができました。



株式会社ジェイティビー 盒郷佳氏


 続く、千葉大学准教授、NPO法人ほのぼの研究所大武美保子代表理事・所長による基調講演:「多世代共創による健康観光支援サービスの開発」-街歩き共想法の事業化に向けた取り組み-では、認知症予防につながるヘルスツーリズム事業として「街歩き共想法」が挙げられました。千葉大学の普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、「健康観光支援サービス」の開発を目的とする授業の一環として企画・立案・運営を行う取り組みについて述べました。講演会1か月前の2015年11月15日に実施した「成田山街歩き共想法」の記録動画視聴では、展開事例を具体的に体感していただきました。
 また、ほのぼの研究所の活動実態や今後の展望の紹介とともに、認知症予防手法である「共想法」の「街歩き共想法」や「本作り街歩き共想法」への発展プロセスや付加価値、そして産学連携構想への強い思いが述べられました。



ほのぼの研究所 大武美保子所長

 最後に、「自身のアイデアで”千葉でヘルスツーリズム”企画に挑戦しよう!」のテーマで、個人ワークの時間が設けられ、参加者は先の講演から得た知見やこれまでの体験等から、思い思いにアイデアに知恵を絞りました。講師陣の目にとまった光るアイデアは、続く交流懇親会で披露されると告げられたこともあったからか、閉会までしばらくの間、会場には熱心にペンを走らせる音が響きました。



熱心に個人ワークの課題に取り組む参加者

市民研究員 松村 光輝

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