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ほの研ブログ - 多世代共想法体験会2026年1月 実施報告 

多世代共想法体験会2026年1月 実施報告 

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2026-2-8 8:00
 2026年1月7日(火)13時30分より、理化学研究所(東京都中央区日本橋)会議室にて、「多世代共想法体験会」を開催しました。
 本体験会は、令和7年度 柏市社会福祉協議会 共同募金配分金の助成を受けて、ほのぼの研究所、理化学研究所の共催にて実施しました。

 この体験会は、多世代が共通のテーマで会話することで、世代を超えたつながりを育むこと、そして会話を通じて地域の孤立防止やコミュニティづくり、認知症予防につなげることを目的としました。

 共想法では、テーマに沿った写真と話題を参加者が持ち寄り、「話す・聴く・質問する・答える」ことをバランスよく行います。会話を中心とした交流により、子どもには表現力の向上、高齢者には社会参加の促進や認知症予防といった効果が期待される取り組みです。今回はさらに、多国籍の方に参加いただいて、国籍を問わず参加できる場として開催することにも挑戦しました。

 当日は、幼稚園年長(6歳)の男の子K君から、大学生、大学院生、40〜50代の会社員、70代の方まで、幅広い年代の方にご参加いただき、さらにポーランド出身、アメリカ出身の方も含め、年齢も国籍も異なる12名が一堂に会する、多世代・多文化の共想法となりました。

◆自己紹介
 まずは、一人ずつ1分程度の簡単な自己紹介からスタート。お子さんに注目が集まると恥ずかしがる場面もありましたが、参加者の皆さんが温かく見守り、会場全体がアットホームで和やかな雰囲気に包まれました。そして、本報告の冒頭に述べた、趣旨説明をしました。


自己紹介

 ◆共想法の実施
共想法の説明後、4人ずつの3グループに分かれて実施しました。1グループあたり約20分、全体で約1時間のプログラムです。テーマは「好きなものごと」。参加者には事前に提出いただいた写真1枚について、
・1分間ずつ全員が話題提供
・その後2分間ずつ、話題提供した参加者と残りの3人の参加者との質疑応答という流れで進めました。

【1グループ目】
大学生と会社員4名によるグループでは、大学生のFさんが大学の文化祭のサイエンスショーで使用した「空気砲」について紹介しました。箱の側面を叩くと空気が勢いよく飛び出し、なんと5メートルほど先まで届くそうです。
仕組みの説明に、参加者からも関心の声があがっていました。


大学生による「空気砲」の説明

【2グループ目】
幼稚園年長K君とお母さんを含む4名のグループでは、K君がクリスマス会の後に食べたお寿司について話しました。写真に写っていたまぐろの赤身とえびのお寿司だけでなく、大トロ・中トロ・カニが好きだという話も飛び出しました。本体験会での最年少の参加者でしたが、時間内にしっかりと話し、質問にもはきはきと答える姿が印象的でした。年少参加者への配慮や工夫は必要である一方で、自分の言葉で話し、質問に答える体験は非常に意義深いものだと感じられました。


共想法参加前の園児K君(左端)と彼の話題写真「お寿司」

【3グループ目】
ポーランド出身のOさん、アメリカ出身のLさん、英語が堪能な日本人2名よりなる4名のグループでは、英語による共想法を実施しました。Oさんは桜の写真、Lさんは奄美大島の写真を紹介され、いずれも日本の風景に関する話題でした。アメリカ出身者以外は、母国語ではない言語での会話でしたが、会話は自然に弾み、笑顔と笑い声があふれる時間となりました。これまで行ってきた、日本語での共想法と変わらない一体感が感じられました。日本語を話す参加者のために、一人ずつ話題提供と質疑応答が終わる毎に、大武代表理事がどのような話をしていたかを日本語で要約して伝えました。


海外出身者の話題写真「桜」(Oさん)と「奄美大島」(Lさん)



英語による共想法


◆感想共有
共想法終了後は、席が隣り合う2〜3人ずつで感想を共有し、代表者の方に以下のように発表していただきました。
 〇多世代で話すと、同年代で話した時に出てくる話題とは異なるため、一種の
 脳トレのようであった
 〇子どもが、自分の話だけではなく、他の人の話に質問できたのがよかった
 〇外国の方の話題は観点が異なるため、普段と違う頭の働かせ方ができた

 終始和やかな雰囲気の中で、多世代・多国籍の参加者が互いを尊重しながら対話し、互いの視点を交換する場を創出することができました。
 ご参加くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
 

市民研究員 三浦真代

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