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ほの研ブログ - 街歩き共想法流山本町実施報告

街歩き共想法流山本町実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
NagahisaH 2023-11-26 8:00
 2023年11月7日(火)千葉県流山本町界隈を散策して、共想法を行う街歩き共想法を実施しました。ほのぼの研究所主催による街歩き共想法は6年ぶり、またコロナ禍を期に共想法をタブレットやスマホで行う遠隔共想法に移行していたため、対面で共想法を行うのは約4年ぶりのことでした。
 昨今は、「都心から一番近い森のまち」「人口増加率連続トップ」…等々新しい街のイメージが強い流山市ですが、江戸川沿いの旧市街は江戸時代から明治、大正にかけて商業の中心地として栄えていました。今も当時の面影を忍ばせる老舗の店舗や多くの社寺が存在しています。また、白みりん発祥の地でもあり、都心から一番近いローカル線流鉄流山線も走っています。比較的限られたエリアに、見どころが点在しているため、誰もが負担が少なく参加しやすいところとして選びました。

街歩き共想法流山本町の案内チラシ

 11月に入ってからも夏日が続き、当日も当然のように小春日和を想定していたため、夜来の風雨には不安になりましたが、流鉄流山駅での集合時間頃にはそれもおさまり、一安心。コロナ禍以来久しく画面上でのやりとりしかしていなかったお仲間や体験参加者との笑顔の対面が叶いました。大武先生の挨拶の後、記念写真を撮り、市民研究員、共想法参加者、体験参加者、理研のスタッフ計21名の参加者は、早速3グループに分かれて、ランチを終えて共想法に参加する会場に集合するまでの約3時間弱の散策を、奇しくも流山街道を渡って右折、直進、左折と3方に分かれてスタートしました。

出発の前に記念撮影


散策コースを相談中

各グループのリーダーは市民研究員が務めさせていただきました。各グループの散策コースは以下の通りでした。
第1グループ:
村田畳店➡新川呉服店➡浅間神社➡近藤勇陣屋前➡流山まちなかミュージアム➡一茶双樹記念館➡(ランチ)
(解散後も有志で光明院、赤城神社、村田畳店へ)
第2グループ:
(株)秋元(市産品販売)➡近藤勇陣屋跡➡葉茶屋寺田園(ランチ予約)➡閻魔堂➡常与寺➡浅間神社➡新川呉服店➡(ランチ‥葉茶屋寺田園)・流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム➡流山まちなかミュージアム   
第3グループ:
新川呉服店➡笹屋商店(布団)➡浅間神社➡常与寺➡紙平醤油醸造所跡➡流山万華鏡ギャラリー&ミュージアム(葉茶屋寺田園)➡流山まちなかミュージアム➡一茶双樹記念館➡赤城神社➡(ランチ)

街歩き中 閻魔堂付近


街歩き中 一茶双樹記念館の庭

 事前に配布した観光案内を参考にランチスポットをを予約したちょっぴりグルメ派、老舗の店舗内で店主とも会話を交わした交流派、往時の街並みやたたずまいを満喫したごゆるり派の3グループは、比較的限定されたエリアにも拘らず、グループ同士が同じスポットで出会うことはほとんどなく、それぞれの散策を楽しんで、13時の共想法開始に合わせて杜のアトリエ黎明に集まりました。ここは流山市出身の画家夫妻のアトリエ跡で、流山市が寄贈を受け、市民の芸術・文化活動の拠点としているところです。雨あがりの美しく色づき始めた木々や季節の花にあふれた美しい庭園を眺めて、早めのお茶をいただき、談笑しながら、散策時に撮りためた写真の中から、今回の共想法のテーマ「私の発見」に使う傑作を選び、写真登録などの実施準備を待ちました。

杜のアトリエ黎明入口

 果たして、4年ぶりの対面の共想法が「これから共想法を始めます!!」という司会ロボット:ぼのちゃんの元気な声で始まりました。準備の都合で写真1枚ずつ4セッションを行いましたが、事前に情報を得て街歩きに臨まれた方が多く、同じスポットを巡った方々同志でしたので、質疑応答はとても活発に交わされました。さらに、同じスポットをめぐったのに気が付かなかったり、視点の違う見方もあったりと、共想法に参加することでさらに新しい「私の発見」をすることができました。また、体験参加者の方々もすぐに馴染んで共想法の輪にも入っていただけて、和気あいあいのうちに、終えることができました。

共想法実施風景1


共想法実施風景2

 午前中の街歩きで、多くの方々がほぼ1万歩程を歩かれたようです。ご自宅から街歩き共想法に参加されることで、充分に身体を動かし、様々な認知機能を使われ、しかも久方ぶりの対面も叶って楽しく過ごされたようで、皆様が笑顔で、さらに見落としていたスポットやお土産屋さんに行くからと元気に告げながら、帰途に着かれたのを拝見して、担当者として安堵したことでした。
 そして、体験参加者お二人が、早速賛助会員になられて、近々共想法に参加されることになったことも嬉しいことでした。

市民研究員 根岸 勝壽・吉田 美枝子

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