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ほの研ブログ - 2014年ほのぼの研究所設立記念講演会

2014年ほのぼの研究所設立記念講演会

カテゴリ : 
ほの研日誌
執筆 : 
SatoY 2014-7-27 8:00
  2014年7月8日(火)13時30分より、千葉大学柏の葉キャンパスシーズホールにおいて、NPO法人化から数えて6回目となる『NPO法人ほのぼの研究所 設立講演会・交流会』が開催されました。「地域貢献と社会変革」というテーマのもと、千葉大学の藤田伸輔先生、山岸輝樹先生、大武美保子先生による講演がなされました。梅雨と台風の影響もなく奇跡的に晴れた初夏の一日は、ゲートスクエア柏の葉キャンパスのオープンとも重なり、駅からの道は華やかさを増していました。


ゲートスクエア

  会場前方では、ぼのちゃん1号・2号と千葉大学の学生が、Big Smileでお出迎えです。ぼのちゃんは参加者の笑顔に反応して、「アハハ、ウフフ」と絶妙なタイミングで笑います。今回のテーマである社会変革に沿った藤田先生の講演と、地域貢献に沿った山岸先生のお話、それらを総括する大武先生の街歩き共想法による話題発見支援の紹介に期待が膨らみました。開会にあたっての大武代表理事の挨拶は、「人として生まれてきてよかったと皆が思える社会の実現を目指す」というものでした。


ロボット研究員ぼのちゃんと、それを操作している千葉大学生

  来賓挨拶をいただいた、きらりびとみやしろ前理事長の安部晨様からは、年間5,000件以上にもなる地域貢献活動のご報告とともに、「きらっと光る人生を送ろうではないか」という熱いメッセージが投げかけられました。


主賓挨拶:きらりびとみやしろ元理事長 安部 晨様

  次の来賓挨拶で、理研ジェネシス研究員の城戸隆様からは、ヘルス&ウエルネスへの関心の高まり、参加型イノベーション、気づきをシェアするコミュニティー創り等に関するお話を伺い、ほのぼの研究所の目指すところが間違っていないことを改めて確認できました。


理研ジュネシス研究員:城戸 隆様

  最初の招待講演は、千葉大学予防医学センターの藤田伸輔先生による「超少子高齢化社会における多世代共生」です。戦後のベビーブームの結果、今や日本人は絶滅危惧種の範疇にはいりつつあるが、努力次第ではまだまだ改善の余地があると伺い、意欲が湧いてきました。今後の健康な社会の構築にむけ、共想法等を通じて人と共有する喜びを大切にし、経験と知識の両方を活かすことが重要とのお話には、日々共想法に取り組む者として大いに勇気づけられる思いがしました。また、これまではあまり深く考えずに実施してきたビデオ記録、そして感覚の解析、経験の理論と体系化の意義についても、分かりやすく教えていただきました。


招待講演:藤田伸輔先生

  次は千葉大学コミュニティー再生・ケアセンターの山岸輝樹先生による「地域を志向した大学を目指してー千葉大学の教育・研究・社会貢献」のお話です。幕張の海浜ニュータウンをはじめ、ベッドタウンの人口減少により、買い物難民、貧困化、建物の老朽化などの問題が提起されました。新しい言葉として、地域の症状をケアする「臨床ケア研究(*)」が紹介され、単なる研究ではなく解決まで踏み込んでいくというプロセスの中に、市民の活動の意義があると伺い、これからの時代が楽しみになりました。

(*)通常は、「臨床」という用語が用いられますが、地域課題の症状が現れている現場で、課題解決に取り組む研究の意味で、造語として床ではなく症を使って「臨症」としているそうです。


招待講演:山岸輝樹先生

  最後の基調講演は、千葉大学・NPO法人ほのぼの研究所代表理事の大武美保子先生による「街歩き共想法による話題発見支援」でした。高齢者の会話の課題である、話すことがない、話す相手がいないという問題を解決するイノベーションとして、タブレットを使った話題発見システムと、街歩きによる話題発見支援を含む対話プログラムである街歩き共想法の紹介がありました。
  ほのぼの研究所では、2014年9月から本格的に街歩き共想法を実施します。千葉大学の学生、実践コース参加者、および研究員によって、手作りの活動が展開されていく予定です。初回は9月9日柏の葉キャンパス駅周辺のゲートスクエアにて、「街歩き共想法@柏の葉ゲートスクエア」が実施されます。


基調講演:千葉大学・NPO法人ほのぼの研究所代表理事の大武美保子先生

  講演の最後に、文部科学大臣から表彰された大武先生に、ほのぼの研究所から花束の贈呈がありました。講演会86名(交流会57名)にご参加いただき、和やかで印象に残る講演会であったと思います。


文部科学大臣から表彰された大武先生に、花束の贈呈

  解散後は、柏市議会議員の上橋泉先生のお勧めに従って、駅前のゲートスクエアのショップ&オフィス棟を仲間と一緒に見学し、タブレットを使った写真を撮ってきました。歯みがきのように、脳をみがく習慣がつくことを願いつつ、夕暮れの柏の葉キャンパスをあとにしました。

市民研究員 永田映子

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