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ほの研ブログ - 国際回想法とライフレヴュー学会中継記

国際回想法とライフレヴュー学会中継記

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TadenumaY 2011-12-4 10:30
平成23年11月17日(米国東海岸時間)、2011年度国際回想法とライフレヴュー学会の開会式を、許可を得て、各地の共想法実施研究拠点に同時中継することができましたので報告します(大武美保子 報告)。

国際回想法とライフレヴュー学会は、2年に一回開催され、今年で9回目となります。2011年は、11月17日夕方から18日にかけて、米国東海岸マサチューセッツ州ボストンにて開催されました。この国際会議の特色は、研究者(researcher)と実践者(practitioner)が一同に介し、相互に意見交換する点にあります。私は、2009年に初参加し、今回2回目の参加となりました。

開会式は、The Heart of Grievingという喪失経験からの立ち直りを支援するサービスを運営しているソーシャルワーカーのJennifer Wortham氏による基調講演から始まりました。サービスは、個人相談、ワークショップ、グループワークやセミナーで構成されます。特に、The Art of Grievingワークショップでは、過去の人生を批判的に検討するライフレヴューの他、コラージュや絵画、仮面を作るといった創造活動を行います。


Jennifer Wortham氏による基調講演

この間、共想法実施研究拠点とグループビデオ通話により中継しました。具体的には、千葉県柏市のほのぼの研究所、長崎県時津町の長崎北病院、埼玉県宮代町のNPO法人きらりびとみやしろ、茨城県真壁町の介護老人保健施設マカベシルバートピアの4拠点と接続しました。


グループビデオ通話により基調講演を聞く

基調講演の後の休憩時間には、会議の運営に当たったDonna Sisloさんと挨拶を交わし、その様子を撮影しました。


千葉県柏市から見た、ボストンのDonnaさんと大武、他拠点メンバー

日本とボストンとで、14時間の時差があり、ボストンで17日夕方18時からの基調講演は、日本で18日朝8時です。懇親会が始まる現地20時30分(朝10時30分)頃まで、病院や介護施設、NPOのメンバーは業務の合間を縫っての参加となりました。参加メンバーの感想の一部をご紹介します。

−電波の状態で、繋がったり消えたりでしたが、地球の裏側からでもこの様な鮮明な映像が見られる事に驚きでした。ボストン、長崎、埼玉、茨城、千葉…パソコンも頑張りました。柏に居ながらボストンの国際学会の様子が見られるなんて、まったく驚きです。パソコンをやっていて良かった〜♪とつくづく思う一日でした。(ほのぼの研究所市民研究員 佐藤由紀子さん)。

−ネットを介して海外との通信をしたのは、初めての経験でした。とても新鮮でした。勤務中だったため、参加できたり出来なかったりでしたが、みなさん全員と顔を合わせることができよかったです。久しぶりに世界の風を感じ、身が引き締まる思いでした(長崎北病院臨床心理士 土井悠希江さん、作業療法士 小僕了劼気鵝法

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