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ほの研ブログ - TaguchiYさんのエントリ

2017年ほのぼの研究所設立記念講演会

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TaguchiY 2017-7-23 8:00
 2017年6月27日(火)13時30分から、さわやかちば県民プラザ大研修室において、「認知症予防と社会参加」をテーマに設立記念講演会(後援:さわやかちば県民プラザ・柏市役所)を開催いたしました。
 あいにく梅雨時のはっきりしない天候にもかかわらず、地域の方々、研究機関・企業・マスコミ関係者を含めて100人余りの方々にご参集いただきました。


大勢にご参加いただいた講演会場

 大武美保子ほのぼの研究所代表理事・所長の開会挨拶に続き、後援していただいた、さわやかちば県民プラザ所長秋元大輔様からは、超高齢社会に向けての認知症予防の必要性と、当地域での積極的な取り組みへの熱い思いを込めた挨拶をいただきました。


講演会を後援していただいた、さわやかちば県民プラザ 秋元大輔所長の挨拶

 次いで来賓挨拶として、2017年4月より、大武所長が移籍した理化学研究所の、産業連携本部イノベーション推進センター事業開発室室長石川正道様からは、設立記念への祝辞を賜るとともに、超高齢社会の喫緊の課題に対する、理化学研究所の高齢者の健康脆弱化予知・予防研究の取り組みについてお話しいただきました。


理化学研究所 石川正道様の来賓挨拶

 招待講演は、東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム 藤原佳典チームリーダー(研究部長)の「高齢者の社会参加と認知症予防〜その戦略と実践」。1.認知症を正しく理解しよう、2.認知症を予防するには〜「三方よし」の認知症予防活動、3.認知症になっても幸せに生きるために の3部構成で、基礎から実践まで、力強く熱く説かれました。中でも、アルツハイマー病発症のメカニズムを線路と駅の関係性になぞらえて、脳は鍛えることで、線路は太く、強いものになり、駅の数も増えていき、脳のネットワークも強化されるという説明はわかりやすく、納得できるものでした。さらに、東京都健康長寿医療センター研究所の開祖である渋沢栄一翁も支持した「三方よし」:「売り手良し」、「買い手よし」、「世間よし」-売り手と買い手が共に満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという理念を、認知症予防活動に取り入れ、実践に尽力していらっしゃることにも、感嘆しました。その実践事例として紹介された「絵本の読み聞かせ」のプログラムは、ほのぼの研究所の活動にも通じるところが幾つかあり、大変興味深いものでした。


招待講演の藤原佳典先生

 続く「認知症予防〜高齢者と共に創る」と題した、大武所長の基調講演では、まず認知症の予防の基本的考え方と認知症予防会話支援手法「共想法」の相関がわかりやすく丁寧に説明されました。併せてほのぼの研究所の概要や活動についての紹介をされた後、「新聞記事を読んでやってみたこと」をテーマにした共想法の実演をご覧に入れることで、構成メンバーである高齢市民研究員の活動の実際も体感していただきました。新聞記事とやってみたことの写真1枚ずつ、2枚分の話題提供時間が1分、質疑応答時間が2分と、通常より非常に短い設定でしたが、最近の記事に触発されて即実行に移したアクティブかつ思いがけない行動の説明や質疑応答を、笑いを交えて会場の皆様と共有できたことは、私どもにとっても有意義でした。また、講演会終了後、「ほのぼのという名称から、お年寄りのお茶のみサロンのようなゆるーい団体かと思っておりましたら、かくもアクティブな活動をなさっていることを理解しました」というメールをいただき、光栄に思いました。


基調講演の大武美保子代表理事・所長


市民研究員による共想法実演

 最後に、9月以降開講する予定の・柏市民講座「写真と会話で脳トレしよう」・無料認知症予防講習会・共に研究や活動をして下さるインターンの募集などのご案内をして、無事講演会は閉幕となりました。
「認知症予防と社会参加」と少々かたいイメージもあるテーマ設定だったため、皆様のご要望に叶う講演会として受け止められるのか懸念しておりましたが、期せずして「先ほど県民プラザでポスターを見たので」と、当日参加お申し出下さった方々も大勢いらしたこと、また事後のアンケートにもほぼ全員から好評価をいただいたことから、認知症予防に対して興味のある方に少しでもお役に立ち、知見や情報を共有できたことと、嬉しく思っています。
 最後になりましたが、開催にあたり、後援していただきましたさわやかちば県民プラザ、柏市の関係者の皆様に、この場をお借りして感謝の意を述べさせていただきます。ありがとうございました。

市民研究員 松村光輝

西陽対策

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今日の共想法 » 住まいの工夫
執筆 : 
TaguchiY 2017-7-16 8:00
連休頃から障子越しに差し込む西陽が気になったので、使わなくなった大判のショールを障子の上部に挟んで下げてみました。色の濃淡・地色・柄の大小・生地の厚さ等を考慮して何枚か試してみた結果、この柔らかい素材で淡い黄色にシルバーの水玉模様の1枚に決定しました。
 畳の部屋は、1枚の布でほどほどに西陽が遮切られて、急にお洒落な空間に変身しました。ステンドグラスのように見えますね、という声もいただき、工夫し甲斐があったと、嬉しくなりました。

継続コース参加者A.K.さん




西陽対策

コメント:市民研究員E.N.さん
西陽対策は我が家でも気になるところです。大判のショールを窓の内側にかけるだけというのは、とても参考になりました。遮光カーテンをかけるという手もありますが、このようにステンドグラス風にすると素敵ですね。

上野動物園のパンダ

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今日の共想法 » 好きなものごと
執筆 : 
TaguchiY 2017-2-12 8:00
 美術館を出たあと、なぜか、自然に上野動物園に足が向いていました。動物園は好きですが、訪れるのは十数年ぶり、ましてや1人では初めてのことでした。運よく、混雑もなく、2頭のパンダのご機嫌もよく、竹を食べたり、遊ぶのを正面からじっくり見ることができて、大いに満足しました。
 大混雑の中、幼子を連れて初来日のパンダを一瞬みるために長時間並んだことが懐かしく思い出されました。また近代的な獣舎も、時の流れを感じさせてくれました。

ロボット実験共想法参加者 H.N.さん



じっくり観察できた上野動物園のパンダ

コメント:市民研究員 T.Y.さん
パンダちゃんも長年のうちに我が家?に馴染んで悠悠自適、自分の時間を楽しんでいますね。もしかして、今日のお客様はと、じっくり観察しているのはパンダちゃんかも。わたしも上野動物園に行ってみたくなりました。

皇帝ダリア

カテゴリ : 
今日の共想法 » 好きなものごと
執筆 : 
TaguchiY 2017-2-5 8:00
 我が家の庭に咲いている、皇帝ダリアです。茎が木質化して、成長すると5〜6mにもなるので、この「ダリア界の王様」は、ツリーダリヤとも呼ばれているそうです。切り戻して高さを調節することもできますが、丈夫な支柱は必要です。晩秋の空を見上げて、美しいピンクの花を咲かせてくれているのを見るのは、とても嬉しいことです。これからの季節、庭植えのものは露地で越冬できますが、鉢植えのものは凍らせないような管理が必要です。

 ロボット実験共想法参加者 M.N. さん



晩秋の空をバックに、美しい花を楽しませてくれる皇帝ダリア

コメント:市民研究員Y.T.さん
一年中で花の一番少ない11月に咲く、ピンクの美しい皇帝ダリアの写真を初めて見たのは数年前の共想法です。すっかり魅せられて、苗を分けていただき、大事に育てて、毎年ピンクの大輪の花を楽しんでいます。

黄金の抹茶茶碗

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
TaguchiY 2016-10-30 8:00
 お茶が好物ですが、その中でも抹茶が大好きです。チョコレートを先にいただいた後に含むのも、なかなか美味しいと思っています。
 偶然出先で、純金の茶碗でいただく嬉しい機会がありました。300万円もするという茶碗はずっしりと重く、格別美味しく感じました。

柏市認知症予防コミュニケーション体験講座受講生 T.K.さん



黄金の抹茶茶碗

コメント:市民研究員  Y.T.さん
抹茶は和菓子と干菓子が定番ですが、チョコレートも合うのですね。純金のお茶碗で抹茶がいただけたのは幸せでした。美味しかったでしょう。いい経験をなさいましたね。わたしも至福のチャンスに遭遇したいものです。

手作りパン

カテゴリ : 
今日の共想法 » 健康・食べ物
執筆 : 
TaguchiY 2016-10-23 8:00
 私はパンが大好きで、毎日朝かお昼に必ずいただいています。20年近く、1〜2か月おきにパン教室に通っていますが、パンを作りながら先生やグループの方達と過ごす時間は、和気あいあいとしていて、とても楽しいです。しかも、焼き立ては最高においしいです。これからもがんばって、なるべく手作りパンを焼いていこうと思っています。

柏市認知症予防コミュニケーション体験講座受講生 A.N.さん



焼きたてのパン

コメント:市民研究員 Y.T.さん
美味しそうな写真ですね。焼きたてパンのいい香りがただよってくるようです。趣味と実益を兼ねたすてきなパン教室の雰囲気は、認知症予防そのものですね。わたしも一時期パンを焼きましたが焼き立ての美味しさと香りが記憶によみがえりました。
 主人が「切れない包丁ばかりだ」と言って通販で包丁を買いました。包丁が届いたのを機に包丁の断捨離をしました。8本の包丁がありましたが、その中で5本の包丁を何とか選び出し処分することにしました。全く使っていなかった包丁ですが、いざ捨てるとなるとあれこれ迷ってしまいました。新しい包丁は新潟県の三条市で作られた三徳包丁です。切れない包丁になれた私は、スパッと切れる包丁に戸惑っています。

継続コース K.M.さん 




包丁

コメント:市民研究員 T.Y.さん
 断捨離した愛着のある包丁は写真に残りましたね。
新しい包丁は切れ味がよく気持ちがいいですが、指を切らないように気を付けてください。
三徳包丁は、肉・魚・野菜と三つの食材に使える万能包丁と聞いたことがあります。三条市の調理器具は有名です。一生使えるよいお買い物をなさいましたね。

鹿手袋街歩き共想法実施報告

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ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TaguchiY 2016-5-1 8:00
 2016年3月28日、埼玉県さいたま市南区鹿手袋にて、大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所とシゴトラボ合同会社共催、ほのぼの研究所と千葉大学を後援として、「鹿手袋〜『名前の由来』と『隠れた名所』をたどる街歩き」が行われました。

 シゴトラボ合同会社は、「100歳まで働けるものづくりの職場」をめざして、孫育てグッズの企画制作販売をしている埼玉県の企業です。かねてよりほのぼの研究所と協働して下さっている大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、大企業と中小企業が共に地域や社会にとって新しい"価値"を生み出すために連携するプロジェクト「グッドビジネスニッポン」で募集した「いきいきシニアライフ共想プロジェクト」に、シゴトラボ合同会社が応募採択されたことから、この企画が実現しました。

- いきいきシニアライフ共想プロジェクト
- シゴトラボ合同会社

 採択されたテーマ「「共想法で地図づくりをする」を展開するにあたり、先ずは街歩き共想法を行い、フォトブックを作成しようということで、今回の「鹿手袋街歩き共想法」が企画された次第です。


「ヘルシーカフェのら」の外観

 ほのぼの研究所から、大武美保子先生、清水市民研究員、学生研究員鷺谷が参加した今回の街歩きは、参加者に小学生を含むというこれまでにない形のもので、総勢25名の参加となりました。共想法開催場所は、シゴトラボ合同会社に隣接する「ヘルシーカフェのら」。木の香りのする、明るく温かみのある店内で、参加者への説明を行った後、同カフェの大家の方に先導していただき、鹿手袋近辺の「名所」を全員で散策しました。


鹿手袋は小道が入り組んだ住宅街です

 「漁船を彷彿とさせる名前のデイケアセンター」や「老舗の洋食店」などの鹿手袋の隠れた名所を1時間ほど散策した後、共想法が始まりました。写真について、時間を意識して話し、質問するという初めての体験に、共想法の開始前は、参加者はやや緊張した面持ちでしたが、「高架下」や「桜」、「怪しい研究所」などの個性的な写真や、子どもの微笑ましい発表などが続くにつれ、会場は間もなく和気あいあいとしたムードに包まれました。3グループの共想法の後、アンケートなどを記入していただき、解散となりました。


子ども達も参加した共想法

 準備に時間がかかり予定時間を過ぎるなど課題もありましたが、今回の取り組みのチャレンジで、ほの研が協働しあえる団体の仲間の輪を広げられ、今後の活動の可能性を感じました。

学生研究員 鷺谷峻記

 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。 第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。

 企画全体の報告は成田山街歩き共想法実施報告をご覧ください。
 先週より、順次街歩きのコース毎に報告をしています。今週はお散歩コースからです。


お散歩コースのメンバー

 お散歩コースのメンバーは、ほのぼの研究所の共想法継続コース参加者2名、市民研究員1名、大日本印刷の方1名、大武研究室2名、地域NPO活動体験参加者2名の合計8名でした。初めて成田山に来られた方もおり、新たな出会いや発見に胸を躍らせながらスタートしました。
 まず、成田山の玄関である総門付近で、グループの集合写真を撮影し、新勝寺に参詣しました。 ちょうど、菊花祭りが開催されていて、大本堂前には成田山の文字をかたどった見事な菊の飾りが設置されており、菊花展も開かれていました。また、七五三のお祝いに訪れた家族連れにもたくさん出会いました。小さい子供たちが立派な和服に身をつつみ、家族に手を引かれている姿をほほえましく思いました。

 その後、成田山公園に向かいました。14日から成田山公園は『紅葉祭り』と聞いていたので、真っ赤に色づいた紅葉を期待しながら足を踏み入れましたが、残念なことにあまり紅葉していませんでした。今年は紅葉の時期が遅いのでしょうか?けれども、ところどころ紅葉している木々もあり、緑と赤のコントラストを楽しむことができました。散策中、海外から訪れた方とも会話が弾んで交流の輪が広がるという、思いがけない嬉しい体験もすることができました。


色づき始めた木々



アラカシの巨木を見上げるメンバー



海外からのお客様とも交流

 成田山公園で自然を満喫した後、参道を散策しました。昔の日本家屋を模したお店や江戸時代に建てられ重要文化財に指定されている建造物が立ち並び、少しタイムスリップしたような雰囲気を味わうことができました。たくさんの飲食店がありましたが、成田名物のうなぎ屋さんが目立ちました。店頭でうなぎを捌いているところを見ることができ、料理人さんの手際の良さに驚きました。他にもようかんや鉄砲漬け、手ぬぐいのお店を見つけることができました。手ぬぐい屋さんでは手ぬぐいを広げて壁に展示してあって、とてもきれいでかわいらしく見えました。
 


昔の面影を残す参道

 散策終了後は、バスでホテルに向かい昼食をとりました。たくさん歩いた後で、バイキングスタイルで好みのものが食べられるとあって、いつもよりおいしく感じてたくさん頂けました。

 その後の共想法では、同じテーマでも、注目するものがそれぞれ違うことがとても面白いと思いました。今までにはなかった新しい視点を持つことができました。
 


共想法無事終了後、講評を聞きながら、ほっと一息


 残念ながら晴天には恵まれませんでしたが、グループの色々な年代の方々と話ができて、素敵な景色や話題を共有することができて、大満足の一日となりました。今回発見した成田山の魅力を家族や友人にも伝えたいと思いました。

 (お散歩コース)
千葉大学 法政経学部法政経学科1年 小澤英李佳

成田山街歩き共想法実施報告

カテゴリ : 
ほの研日誌 » 行事
執筆 : 
TaguchiY 2015-12-6 8:00
 ほのぼの研究所では、2014年1月より共想法と街歩きを組み合わせた手法「街歩き共想法」を実施してまいりました。第8回目は、2015年11月15日、千葉県成田市の成田山周辺にて行いました。
 この成田山街歩き共想法は、千葉大学普遍教育科目「地域NPO活動体験」参加者が、授業の一環として企画・立案・運営を行いました。 ほのぼの研究所は、「地域NPO活動体験」受入NPOとして、全般をサポートしました。
 そして、初めての試みとして、多くの関係者が連携して取り組みました。具体的には、旅行計画に株式会社JTB千葉支店が、街歩き共想法の運営に千葉大学大武研究室が、その後の本作り企画に大日本印刷株式会社ソーシャルイノベーション研究所が、それぞれ関わり、支援する体制を取りました。
 今回は企画・立案・運営に携わった「地域NPO活動体験」参加の学生より報告いたします。

 バスで柏駅前を8時半に出発して早々、「地域NPO活動体験」参加者の学生が「旅のしおり 街歩き共想法 in 成田山」をもとに、スケジュールや3つの街歩きコース、共想法に使う写真を撮影・登録をするタブレット(ほのタブ)の使い方、写真の撮り方、共想法等、それぞれが分担した項目について説明を行いました。


あいにくの雨の中、柏を出発



「旅のしおり 街歩き共想法 in 成田山」

 雨空は、1時間半ほどバスに揺られて成田山に到着してしばらくすると、曇空になり、11月にしては暖かい1日となりました。
 市民研究員、共想法継続コース参加者、賛助会員等ほのぼの研究所の関係者、大日本印刷の方、大武研究室や私たち「地域NPO活動体験」の学生、総勢29名は旅の駅米屋観光センターで顔合わせをした後、10時過ぎから、「健脚コース」「お散歩コース」「ごゆるりコース」の3つのグループに分かれて、成田山の街歩きに出発しました。どのグループも気力・体力(脚力)に合わせて街歩きの楽しさを味わえるようにと、コース設計にも工夫しました。
 色づき始めた成田山公園の自然を思い思いに満喫して、感動すると同時に、境内の建物やたたずまい、参道に歴史や文化を感じることができました。
 


成田山大本堂



池面に美しく映える色づき始めた紅葉

 13時からは、共想法の実施場所である成田U-シティホテルに移動し、ランチバイキングをいただきました。おかずもデザートも充実していて楽しく選ぶことができたので、街歩きをしたメンバーと和やかなひとときを過ごしながら、ほっと一息つきました。
 


楽しいランチバイキング

 14時半からいよいよ共想法が始まりました。今回の共想法は街歩きをしたコースのメンバー同士とではなく、予め決められた「世界の中の成田山」、「成田山の秋」、「成田山の今昔」という3つのテーマに分かれて行いました。
 街歩きをした直後に話題提供する写真を選び、それを登録する作業には、通常の共想法の実施より少々てこずりましたが、その後は参加者の多くが共想法体験者だったこともあり、円滑に進みました。


鋭意、共想法準備中



多方向から話題が提供された共想法

 同じテーマでも、色々な角度から話題提供されることに驚きました。また質疑応答もとても活発で、話の輪がどんどん広がって、会場全体が笑いに包まれることもありました。また、違う街歩きコースの参加者から新しい話題を提供されると、さらに成田山への興味が高まるのも感じました。


成田山街歩き共想法参加者全員集合

 共想法終了後は、大武先生の講評のあと、街歩きのグループごとに集まり、飛び入りの大武研究室のOBを交えて歓談、同じ体験をしてきた同士で話が弾み、大変穏やかな時が流れました。
 記念写真を撮り、16時半過ぎ、「今度はもっと赤く染まった成田山を眺めに来たい」という思いを胸にしながら、ホテルを後にしました。途中渋滞に少し巻き込まれましたが、無事18時過ぎに柏に到着しました。

 今回の、私たち地域NPO活動体験参加者が企画した街歩き共想法を無事に終えることができたのは、大武研究室、ほのぼの研究所の皆様、そして株式会社JTB、大日本印刷株式会社の多大なるバックアップがあったからこそと思い、大変感謝いたします。本当にありがとうございました。

 (健脚コース)
千葉大学看護学部1年 對馬 愛果



 なお、成田山街歩き共想法については、次週より3週間にわたり、街歩きのコースごとに報告をいたします。
- 成田山街歩き共想法健脚コース実施報告
- 成田山街歩き共想法お散歩コース実施報告
- 成田山街歩き共想法ごゆるりコース実施報告