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ほの研ブログ - 2015年度人工知能学会現場イノベーション賞銀賞受賞

2015年度人工知能学会現場イノベーション賞銀賞受賞

カテゴリ : 
ほの研日誌
執筆 : 
NagahisaH 2016-8-7 8:00
  人工知能学会現場イノベーション賞は、実生活やビジネスの現場における実問題に関して、人工知能技術により解決した事例を学会として評価した上で、その研究開発を遂行した個人や団体を表彰するものです。NPO法人ほのぼの研究所は、「認知症予防を目的とする会話支援技術『共想法』の開発と超高齢社会における実用化」について、2015年度人工知能学会現場イノベーション賞銀賞を受賞しました。以下が受賞理由です。

   現在の高齢社会において認知症の克服は、社会的緊急課題となっている。受賞者は人工知能技術がその解決策となる可能性を示し、かつ一般市民による参加型手法により認知症克服を実践した。具体的には、認知症の予防を目指した会話支援技術「共想法」を開発し、そこでの認知機能の積極的な活用により、認知症予防の手段を提供した。そして、共想法支援システムを開発し、高齢者が参加するサービスを通して得られた知見を基に方法を改良しつつ、共想法プログラムを展開してきた。共想法では参加者が「市民研究員」として実践研究者になるという特長があり、得られた知見を市民研究員が人工知能学会全国大会近未来チャレンジセッション「認知症予防回復支援サービスの開発と忘却の科学」において報告を行っている。その結果、当該セッションは高い評価を得て、修了認定を受けている。このような人工知能技術の社会的課題への適用と実践的な活動により、認知症の克服という課題解決へ大きく貢献したことを評価し、現場イノベーション賞銀賞を授与いたします。

  表彰式は、2016年6月24日に開催されました。

NPO法人ほのぼの研究所代表理事・所長
大武美保子



人工知能学会現場イノベーション賞受賞

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